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2006年11月13日(月)に、NECブロードバンドソリューションセンター(品川)で「SOAを実現するインフラストラクチャー第二弾」が開催されました。本セミナーは「WebOTX WORKS」に参加いただいたパートナー企業様と、第四回目のプロモーション活動となっております。
本セミナーは「既存資産の効率的な利用・活用方法とは」を主軸としながら、サービス指向アーキテクチャ(SOA)という切り口での企画となっています。
参加者の大半がSEやプログラマだったことやアンケート結果から、「既存資産」をどのように次期システムで活用していくかといった点で多くの方に参加いただきました。


セミナー開始時の様子
本セミナーは、「NECの考えるSOA」、「SOA実現のためのインフラストラクチャーWebOTX」の2セッションの後、休憩をはさみ、「ライブデモ 〜SOA基盤編〜」から「SOAの標準仕様で既存資産を柔軟に連携」、「既存資産をSOAコンセプトに基づき利用可能とするiWay Adaptive Framework」、「ライブデモ 〜既存資産連携編〜」まで、合計6セッション構成で開催いたしました。
まず、『SOAが求められる背景』ということで、IT投資において重視される目的が、単なるコスト削減から変化しているという分析結果をNECマーケティング本部の西野よりご説明しました。
その後、目的に応じた『SOAの導入パターン』を大別してご紹介し、それぞれの導入パターンの肝を簡潔に解説いたしました。今回のセミナーのテーマである「既存資産の活用」も「既存資産・サービスの再利用」という導入パターンとして解説しています。
その上でSOAを導入するための、具体的なアプローチをNECのSOAソリューションとして紹介しました。WebOTXなどの関連ソフトウェアはもちろんのこと、今回新たに強化したSOAコンサルティングについて、『SOA導入支援サービス』『SOAアーキテクチャ策定サービス』『SOA構築支援サービス』という3つのサービスについてご説明いたしました。講演資料と一緒に配布した『NECのSOAコンサルティングリーフレット』に具体的な内容が掲載されていたこともあり、講演資料ではなくこちらの資料を入念にチェックされている方も見受けられました。

NEC マーケティング本部 西野 陽一郎
「既存資産・サービスの利活用」という導入パターンと、その導入で必要とされるソフトウェアとしてWebOTXの紹介を受けて、第二セッションでは、NEC第二システムソフトウェア事業部主任の酒井より、SOAシステムの基盤となるアプリケーションサーバ「WebOTX」についてご紹介いたしました。
最新バージョンであるWebOTX Ver6.5を紹介する本セッションでは、アプリケーションサーバWebOTXの特長を振り返ることで、何に注力して強化を図っている製品であるかをご紹介。その上でVer6.5について、次の機能を3本柱として概要レベルでその効果を解説しました。
WebOTX Ver6.5では、WebOTXファミリー製品として2つの新製品を発表しています。業務アプリケーションをビジネスプロセスフローで連携するビジネスプロセス管理製品『WebOTX Process Conductor』。NEC製のメインフレームであるACOS-4で構築済みの既存アプリケーション、再利用性を考慮して効率的にWeb化する『WebOTX Gateway Builder』。
そして業務システムの安定稼働のために行った実行基盤強化では、アプリケーションの信頼性および可用性の向上と、応答時間保障という効果についてご紹介しました。
2つの新製品についてはデモンストレーションを準備していないこともあり、上手くその特徴を伝え切れなかったように思えます。しかし実行基盤強化については、次セッションで実機を使ったデモンストレーションによって、どのような効果があるのかを伝えられたと思います。

NEC 第二システムソフトウェア事業部 酒井 寿
「SOAだからこそ、機会損失となるシステム全体停止の抑制が重要だ」と機能強化を図ったWebOTX Ver6.5。より具体的にその効果を理解していただくために、第三セッションでは高信頼について実機を用いたデモンストレーションをNECシステムテクノロジー主任の井伊 則和からご紹介させていただきました。準備しておいたデモストーリは次の3つ。
WebOTXと他アプリケーションサーバを並べた上でのその挙動の違いは明確なものだったはずです。実運用におけるその違いが何を意味するか。デモンストレーションが始まる前から配布資料に目を通し、実機デモでは前のめりになって画面を凝視されている方が少なくありませんでした。実システムでの経験があるお客様には、WebOTXの良さを十分に理解していただけたと思います。

NECシステムテクノロジー 主任 井伊 則和
『既存資産・サービスの再利用』について具体的なイメージを持っていただくために、現状システムとSOAシステムとの構造的な差異を明確化し、その差異が「何故必要なのか」について、NEC第二システムソフトウェア事業部 主任の柴田 昌宏より説明いたしました。
その上で、その差異を実現するための新たなソフトウェアであるEnterprise Service Bus製品(以下、ESB)を説明。その後でアイウェイ・ソフトウェア社のアダプタ製品との関連を再定義。それぞれのソフトウェアがどのような役割で『既存資産の再利用』に寄与するのかを解説いたしました。
今回のテーマである「既存資産の効率的な利用・活用方法」については、ここからのセッションがメインとなります。上記の役割整理はたいへん有効だったようで、多くの方がここでメモをとっておられました。

NEC 第二システムソフトウェア事業部 柴田 昌宏
前セッションでの『アイウェイ・ソフトウェア社のアダプタ製品の役割』の説明を受けて、アイウェイ・ソフトウェア株式会社 山口 智彰 様から『既存資産をSOAコンセプトに基づき利用可能とする、250種類以上のシステムへ接続可能なiWay Adaptive Framework』についてご紹介をいただきました。
まずは、アダプタ製品の必要性と、それをハードコーディングで実現した場合のデメリット(時間・費用・リスク)を明確化し、iWay アダプタ製品を導入した場合の効果を説明されていました。しかし、この効果がより顕著にクローズアップされたのは、本製品が提供している「iWayアプリケーション エクスプローラ」という構成管理ツールの説明が始まったときでしょう。その手軽さ、容易さを目の当たりとすることで、デメリットが圧倒的な欠点にしか見えなくなったと感じた方も少なくなかったのではないでしょうか。その手軽さは最終セッションのライブデモでも浮き彫りにされていました。本説明では多くの方がデモ画面や説明画面を凝視しておられました。
また接続するシステム毎に必要となるソフトウェア構成を紹介することで、お客様がまさに知りたいという構成情報についても言及されており(SAP、Siebel、IBM CICS、IBM IMS/TM、Oracle DB、IBM IMS/DB)、お客様にとってはたいへん有用なセッションだったのではないでしょうか。

アイウェイ・ソフトウェア株式会社 山口 智彰 様
本セミナーの最終セッションでは『既存資産・サービスの再利用』というSOA導入パターンの具体的なシステム開発イメージをご理解いただくために、WebOTX Enterprise Service Bus製品とiWayアダプタ製品を用いたデモンストレーションを、実機を用いて説明いたしました。説明の中で繰り返したキーワードは「既存資産のロジックは変更しない」ことです。
今回のセミナーでの「既存資産の効果率的な利活用」の鍵の一つは、「既存資産=既存アプリケーションロジック資産+既存データベース資産」という条件を満たしつつ、既存資産の「ロジックは変更しないこと」で効率的に利用すること。そしてもう一つの鍵は、ESB製品を介することで、従来のような限定されたOS・ミドルウェア・開発言語の枠を超えて効率的に活用することでした。この二点が参加された方に正しく伝わっていれば幸いです。
また気づかれた方もいたようですが、今回のデモンストレーションでは隠れた訴求点がありました。それは、既存資産の参照から、既存資産を連携する設定、アプリケーションサーバへの登録、稼動状況確認までをすべてWebOTX Developer's Studio(Eclipseベースの開発環境)で実現していることです。
今回のデモンストレーションではお見せできなかった「ACOS-4の既存資産をWeb化するためのWebOTX Gateway Builder」製品も、同様にWebOTX Developer’s Studio上で動作します。WebOTX Developer's Studioという統合開発環境による効率的な既存システム連携。これが製品提供者からのメッセージでした。上手く伝わっていたでしょうか。

デモンストレーションの様子
今回のセッションは、これから考えていかなければならない「既存資産」とどのように向かい合っていくかというアプローチでした。
従来からある課題でありながら、テーマとしては最新のアーキテクチャを取り入れての訴求でした。シナリオ作成では、実機を使ったデモをまじえて多くの方に理解いただけることに注力して作成しています。
デモンストレーションと説明の相乗効果によって、多くの方に製品の特長や良さをご理解いただけたようです。参加された方の7割が開発・SEの方だったこともあったのかもしれませんね。しかしその一方で、「デモンストレーションの時間が短いために満足にはいたらない」「デモ内容が具体的でないので理解にいたらない」との厳しいコメントもいただいております。
これらのアンケート結果を加味して、具体的なイメージをもっていただくことに注力をおいた本セミナーの第2弾をアイウェイ・ソフトウェア様と一緒に企画をしております。
改善すべき点は確実にフィードバック。この精神は製品開発だけでなく、製品プロモーションにも適用しています。時期は今年度末を予定しておりますので、ぜひご期待ください。
次回のパートナー様との共同セミナーは12月19日にサイバーテック社様と開催いたします。今回のテーマは「Web2.0」。注目するキーワードは「XML」です。Web2.0とXMLの関わり、そして高速XML-DBがどのように連動するのかをサイバーテック社とNECで訴求します。こちらのセミナーにもぜひご参加ください。
詳細については、「Web2.0時代のエンタープライズシステム導入セミナー 〜高信頼のWebサービス基盤は「国産」Webアプリケーションサーバ&XMLDBで決まり!」からどうぞ。
2006/12/06 初 版