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2006年12月19日(火)に、NEC プラットフォームイノベーションセンター(春日ビル)で「Web2.0時代のエンタープライズシステム導入セミナー」が開催されました。本セミナーは「WebOTX WORKS」に参加いただいたパートナー企業様と、第五回目のプロモーション活動となっております。
本セミナーは「XML」を主軸としながら、Web2.0時代の企業システムという切り口での企画となっています。「高速XMLデータベース」だけでなく「Web2.0」というキーワードのためでしょうか。SEの方だけでなく、マーケティングの方から営業の方まで広い分野で多くの方にご参加いただきました。

セミナー開始時の様子
本セミナーは、「Web2.0時代のアプリケーションサーバの必要要件」、「WebOTXデモ」というアプリケーションサーバパート、「膨大なXMLを効率よく管理・高速で検索できるデータベースとは」、「XML専用データベース『Cyber Luxeon Ver 2.0』デモンストレーション」のXMLデータベースパートの、合計4セッション構成で開催いたしました。
Web2.0ってそもそも何?本セミナーではWeb2.0をどのように捉えているのか、そしてWeb2.0時代のアプリケーションサーバの必要要件をどのようにNECが考えているのか、をNEC第二システムソフトウェア事業部の毛利からご紹介いたしました。
本セッションでは技術面とビジネス面で「MashUp」(マッシュアップ)に着目。「MashUp」とは「複数のサービスやコンテンツを組み合わせて新しいサービスやサイトを作り上げること」。市場動向や事例を解説しながら、この「MashUp」に関連した今後の企業ビジネスの可能性について解説いたしました。「世間では少なくとも1日に数件のペースでMashUpが出現している」。この情報に多くの方が興味を持たれた様子でした。
その上であなたの企業が、MashUpを「使う立場」ではなく、MashUpで「使われる立場」になれるとしたら?準備すべきミドルウェアは?そのミドルウェアに要求される要件は?
ミドルウェアの要件の一つとしては『Webサービス』でAPIを公開できること。APIで公開されるデータフォーマットはXML。使用されるミドルウェアとしてアプリケーションサーバの存在。このアプリケーションサーバは、Webサービスを提供する単なるインフラではなく、安定稼動の責任を持つ必要があると締めくくり、第一セッションを終了いたしました。
Web2.0は単なる現象として捉えるのではなく、「技術」「ビジネスモデル」「ユーザ」という異なる視点で整理整頓すると、着目すべき点が見えてくること。その上で、さらに「Web2.0の7つの原則」に従って、その着目する点を明確にするアプローチをご紹介させていただきました。Web2.0の7つの原則や、市場動向を示す本説明資料には多くの方がメモを取られていた様子。『Web2.0』の捉え方として参考にしていただければ幸いです。

NEC 第二システムソフトウェア事業部 毛利 豊
「Web2.0時代だからこそ、提供したシステムには一層の信頼性が求められる」。そしてそのシステムの安定稼動のインフラを提供するのがミドルウェアである「アプリケーションサーバ」の役目。第一セッションの講演を受けて、より具体的にその効果を理解していただくために、第二セッションでは高信頼について実機を用いたデモンストレーションをNECシステムテクノロジーの井居 則和からご紹介させていただきました。
準備しておいたデモストーリは次の3つ。
WebOTXと他アプリケーションサーバを並べた上でのその挙動の違いは明確なものだったはずです。「アプリケーションはナマモノ」と言葉の例えは悪いかもしれませんが、プログラムとしては動作していても実際には期待通りの動作をしていない状態。ソフトウェア特有のストールという現象。システム部門よりもお客様のほうが先に気づくケースが少なくないこのやっかいな問題。
現場でこの現象が発生してしまった場合の、苦労を運用管理者として経験のある井居が切々と語りながら「わかりにくいWebアプリケーションのストールも検知、迅速に復旧」のデモンストレーション。この現象が発生した場合の実運用におけるその違いが何を意味するか。WebOTXの良さはきちんと伝わっていたでしょうか。アンケート結果からは運用経験のある方にはこのライブデモたいへん好評だったようです。

NECシステムテクノロジー 主任 井居 則和
「Cyber Luxeonは、古くて新しいネイティブXMLデータベースです。ネイティブXMLデータベースのパイオニアですから」と、株式会社サイバーテック 白井 千晶氏。XML DBの特徴をRDBと対比させながらの、たいへん分かりやすい解説から第3セッションが開始されました。
日本製XMLネイティブデータベースとしてのリリースこそ2005年8月ですが、実は1999年に米国でリリースされた世界初の商用XMLネイティブデータベースの後継製品。「XMLデータ管理部分には20年の歴史と実績を持つObject Storeを利用しており、第一セッションのWeb2.0の事例で紹介されたamazon.comでも採用されています」との紹介に、お客様の目の色が明らかに変わりました。
現時点での最新テクノロジーであるデータプロセシング志向のアーキテクチャ。実は1999年のリリース当初から採用されているとのこと。その上でトランザクション処理(2フェーズコミットまで!)などDBMSとしても安定した性能を確保。スケールアウトによって性能強化が容易に行える「XMLキャッシュ」など、なるほど現場で使われて鍛えられたでもあるわけだ。「古くて新しい」に隠された理由はここだったようです。
「XML DBを採用することになったら、既存のRDBもデータベース統合したほうがよいですか?」との質問に対しては「いいえ、統合はお勧めしません」とのきっぱりとした回答。「RDBへのアクセスとXMLへのアクセスが1つのサーバに集中することで、運用リスクのほうが大きくなってしまいます。RDBはRDBのままのサーバで継続して管理したほうが上手くいきます。多くのお客様にそのように提案してきています」。現場で使われる=システム構築ノウハウも豊富ということが伺えました。
事例をはさんだ後では、12月25日からリリース予定の「Cyber Luxeon Ver2.0」の目玉機能の紹介で第三セッションは終了。目玉機能は「百聞は一見にしかず」ということで、その効果はライブデモに引き継がれました。

株式会社サイバーテック 白井 千晶 氏

講演の様子
本セミナーの最終セッションでは『高速なXMLデータベース』を実証するべく、WebOTX上で稼動するデモンストレーションが行われました。しかも12月25日からリリース予定となっているVer2.0でのターボサーチ機能も今回のデモでお披露目していただきました。
デモマシンは普通のノートパソコン。そこにWebOTXとCyber Luxeonが稼動しているという比較的制約された環境で、「女性SE さばいばる日記」でもおなじみの株式会社サイバーテック 伊藤 翠さんからデモ解説をしていただきました。
準備していただいたデモストーリは次の3つ。
性能デモですが、今回は比較のためにVer1.0との実測比較が行われました。まずはVer1.0での全件検索です。Webアプリケーションの画面がでて、条件を入力して検索ボタンを「ポチッ!」。しばしの沈黙のあと、画面に表示されたのは「7.5秒」。
次にVer2.0でのターボ検索です。条件はそのままで検索ボタンを「ポチッ!」とほぼ同時に表示されたのは「0.25秒」という結果。データ件数は数百万件。1件あたりの要素数は数千程度。条件が限定されているとはいえ、その差は歴然でした。
多言語・自然文検索では、検索文字に対して類似度を算出しての検索結果を表示するデモが行われました。類似度の数値算出方法については「参加者からそのアルゴリズムを聞きたい」との質問が飛び出すなど、注目を浴びていたようです。
またデータベース構造改変デモでは、「XMLが本来持つデータ構造の変化に対する柔軟性」を、データベースにも適用するといった内容でした。デモ自身はデータ構造を追加してそれを確認するというシンプルな内容でしたが、その奥に隠れていて見逃してはいけない点がありました。「運用中のデータベースを停止せずにデータ構造を変更していた」ということです。企業が扱うデータが、市場変化に応じて動的に変化していくなかで、本機能がいかに重要であるのかを感じ取った方は少なくなったようです。
たいへんシンプルなデモにもかかわらず、いえシンプルだったからこそ、製品優位性が浮き彫りになったのではないでしょうか。

「女性SE さばいばる日記」でおなじみ、株式会社サイバーテック 伊藤 翠 氏
今回のセミナーでは、昨年末から話題となっていた「Web2.0」というトレンドなキーワードに焦点を当てた内容でした。しかしWeb2.0を現象として捉えるのではなく、また比較的フォーカスされがちな「ブログ」や「SNS」とも違う視点でのアプローチをとりました。
「マッシュアップ」。作るのではなく使う。しかもインターネット環境をプラットフォームとすること。企業にとってその効果は果たしてどういうものなのか。それを使われる立場になった場合のメリットは?リスクは?
「XMLデータ」。企業の情報系基盤システムが外部のシステムと双方向でリアルタイムにつながりはじめる中、そこで流通されるデータは間違いなくXML。そのXMLの柔軟さを損なわずに効率的にデータとして活用するには?性能面でのリスクは?
ITの切り口としては、「可用性」と「高速性+柔軟性」。アプリケーションサーバの果たすべき役割を「可用性」。XMLデータベースの果たすべき役割を「高速性+柔軟性」と割り切ったシナリオにしています。製品としての訴求すべき点を明確にし、製品の良さは解説だけでなく、ライブデモで効果を感じてもらうようにいたしました。デモンストレーションと解説の相乗効果によって、多くの方に製品の特長や良さをご理解いただけたのではないでしょうか。それぞれのセッションでは終了時に参加者からたくさんの拍手をいただきました。
アプリケーションサーバWebOTXのパートナー様支援プログラムであるWebOTX WORKSによるパートナー様との共同プロモーションで、お互いのビジネスを広げていきたいと考えております。さまざまなテーマで共同セミナーを展開してまいります。
次回のパートナー様との共同セミナーは少し時間をおいて来年2月の予定です。どのようなテーマでの訴求となるのか。ぜひ次回以降もご期待ください。
2006/12/21 初 版