「Canna for Windows
95」Ver.3.5 について
日本電気株式会社
三竿 夕子
1998 年 4 月
日頃より弊社製品をご愛顧いただきありがとうございます。
「Canna for Windows 95」Ver.3.5
ご利用の前に、README.TXT
をお読みください。「Canna for Windows 95」Ver.3.5
は、セットアップ中に表示される ご使用条件
にご同意いただける方のみ利用できます。
1. 「Canna for Windows 95」Ver.3.5
について
「Canna for Windows 95」Ver.3.5 では、Windows 95
のアプリケーション上で Canna
の操作性で日本語入力ができます。もちろん、Ctrl+oでの日本語入力モードとアルファベット入力モードのトグルもできます。
「Canna for Windows 95」では、 Canna
の各種の設定(逐次自動変換/連文節変換、各種入力操作の設定、ローマ字かな変換規則の設定、候補一覧表示形式等の設定等)は
Canna のプロパティで設定します。これらは、UNIX
の場合と同じ形式のカスタマイズファイルを利用して設定することもできます。システムのカスタマイズファイルは
Canna
をインストールしたディレクトリに、拡張子 .csl
というファイル名でインストールされます。
「Canna for Windows
95」に対するご感想、ご要望等は、下記のアドレスまで、どんどんお寄せください。
Canna-request@nec.co.jp
2. Canna のセットアップ
セットアップは、Windows 95, Windows NT
ともに下記の手順で行います。ただし、Windows NT
では、セットアップは、Administrator もしくは
Administrator
の権限を持つユーザで行ってください。
【フルパッケージのセットアップ手順】
[スタート]
ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]
をクリックします。ファイル名として、cfw35f1.exe
を指定して [OK]
をクリックすると、セットアップツール用ファイルが自動的に展開され、インストールが開始されます。
cfw35f1.lzh
をテンポラリなディレクトリで解凍すると、DISK1,
DISK2,DISK3, DISK4
というディレクトリができ、ファイルが展開されます。[スタート]
ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]
をクリックします。ファイル名として、展開された
DISK1\SETUP を指定して [OK]
をクリックすると、インストールが開始されます。
インストール中に、キーコード、インストールディレクトリ、インストール形態を入力または選択するよう指示があります。お試し版として使用する場合は、キーコードは表示されているコードを変更せずに、[次へ]
をクリックしてください。
インストールツールでは、Canna
が標準の言語には設定されませんので、標準の言語に設定する場合は、[スタート]
- [設定] - [コントロールパネル]- [キーボード]
の順に選択して [言語] タブをクリックし、[Canna
StandAlone] あるいは [Canna Client]
をクリックして、[標準に設定]
ボタンをクリックしてください。
【パッチファイルのセットアップ手順】
[スタート]
ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]
をクリックします。ファイル名として、cfw35f1p.exe
を指定して [OK]
をクリックすると、セットアップツール用ファイルが自動的に展開され、アップデートが開始されます。
cfw35f1p.lzh
をテンポラリなディレクトリで解凍すると、DISK1,
DISK2
というディレクトリができ、ファイルが展開されます。[スタート]
ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]
をクリックします。ファイル名として、展開された
DISK1\SETUP を指定して [OK]
をクリックすると、アップデートが開始されます。
3. Canna のアンインストール
アンインストールは、OS
のバージョンによって手順が違いますので、ご注意ください。また、それぞれのアンインストールプログラムは、アンインストール後に
Windows を再起動すると、自動的に削除されます。
【Windows 95/Windows NT 4.0
におけるアンインストール手順】
- [スタート] ボタンをクリックし、[設定]
をポイントします。次に
[コントロールパネル] をクリックします。
- コントロールパネルから
[アプリケーションの追加と削除]
アイコンをダブルクリックします。[セットアップと削除]
タブをクリックして、一覧から「Canna for
Windows 95」を選択して、[追加と削除]
をクリックします。
- 削除確認のダイアログが表示されますので、[はい]
をクリックすると、削除されます。
【Windows NT 3.51
におけるアンインストール手順】
- Canna グループに含まれる Uninstall
アイコンをダブルクリックします。
- 削除確認のダイアログが表示されますので、[はい]
をクリックすると、削除されます。
4.1 未サポート機能
製品版でサポートを予定していた以下の機能は、Version
3.5
では未サポートとなりました。今後の課題とさせてくださいますようお願いします。
【Canna(IME)】
【プロパティシート】
- 句読点の設定
- キーの設定
- 表示文字色の設定
- ツールバーの設定
- Windows 3.1
版のカスタマイズファイルのコンバート機能
- カスタマイズファイルの出力機能
【辞書設定ツール】
- 他の IME
の辞書からのコンバート機能
- テキスト辞書のコンバート機能
4.2 Fix 1 での修正点
- カスタマイズファイルでの
defsymbol
の設定が、逐次自動変換時に無効になる問題を修正しました。
- カスタマイズファイルで C-o
を無効にする設定をし、プロパティシートで、そのカスタマイズファイルをベースにレジストリのスタイルを作成すると、C-o
が無効にならなくなる問題を修正しました。
- プロパティシートの [スタイル]
ページでスタイルを新規作成し、[キャンセル]
ボタンでプロパティシートを終了すると、システムがストールすることがある問題を修正しました。
- ヘルプに一部不正な記述があったのを訂正しました。
- 単語エディタのコピー(または
切り取り)&貼り付けで、不正表示されることがあったのを修正しました。
- 単語エディタで、単語の修正を続けて
2
回以上行うと、不正動作する問題を修正しました。
- その他細かい問題の修正。
4.3 β7から正式版までの変更点
【Canna(IME)】
- ツールバーから起動した各ツールで、日本語入力中にツールを終了す
ると、入力中の文字が残ったり、アプリケーションでエラーが発生し
たりする問題を修正しました。
- かな漢字変換の学習がうまく働いていない問題を修正しました。
- 大きなテキスト辞書を利用している時に、アクティブウィンドウの切り替えを行なう際に時間がかかっていましたが、本問題を修正しました。
- C++ Builder
で処理が固まってしまうことがありましたが、本問題を修正しました。
- その他細かい問題の修正。
【各種ツール】
- Canna 関連の各種ツール利用中に
IME
の切り替えを行なうとアプリケーションエラーなどが発生することがありましたが、各種ツール利用中は
IME を切り替えられないようにしました。
【ローマ字かな変換エディタ】
- ローマ字かな変換テーブルを名前をつけて保存する時に拡張子がなければ自動的に付加するようにしました。
【単語登録ウィザード】
- スタートボタンの Canna
のメニューから単語登録ウィザードを起動したり、単語登録ウィザードのアイコンをダブルクリックしたりして、単語登録ウィザードを起動した場合、プログラムが起動できないことがあったのを修正しました。
4.4 β6からβ7への変更点
β6版の不具合のうち、以下のものを修正しました。
【Canna(IME)】
- ツールバー上でカーソルが正しく表示されるようになりました。
- Word97
で、かな漢字変換中に途中の文節を C-c
等で読みに戻すと、Word97
がアプリケーションエラーになるのを修正しました。
- 逐次自動変換時に C-o
による日本語入力の On/Off
が不正になり、タスクトレイの日本語入力インジケータの状態と、Canna
の入力モードが一致しなくなる問題を修正しました。
- シフトスペースで全角空白文字が入らない、テンキーの「,」や「.」が正しく入らないなどの問題を直しました。
- 「ATOK風スタイル」利用時に、IMEの色設定も
ATOK 風となるようにしました。
- スタンドアロン版で逐次自動変換を利用する際、変換中に読みに戻そうとすると「読みに戻せません」といわれていた問題を直しました。
- キーからプロパティシートを呼び出す時などに正しくないページが開いてしまうことがありましたが、これを直しました。
【辞書設定ツール】
- 辞書設定ツールでリモートの辞書の一覧を出した時の情報が正しくなかったのを修正しました。
【単語登録ウィザード】
- 単語登録しても辞書に反映されないことがある問題を直しました。
【プロパティシート】
- プロパティシートで複数のページの項目を修正して「適用」あるいは「OK」ボタンを押した場合、ページによっては設定がセーブされないことがありましたが、これを直しました。
- カナロックキーの自動制御が Canna
の設定のページで設定できるようになりました。
- ツールバーを常時表示しておくかどうかを
Canna
の設定のページで設定できるようになりました。
- カスタマイズ名を消したときに、そのカスタマイズがカレントになっている場合に、次から動作がおかしくなる問題を直しました。
【ヘルプ】
また、以下の機能仕様を変更しました。
【Canna(IME)】
- β5で追加した C-o
の有効/無効の状態を表すタスクトレイのアイコン表示をとりやめました。
β5版の不具合のうち、以下のものを修正しました。
【Canna(IME)】
- Wordpad などで日本語入力の ON/OFF
を切替えると、カーソル位置が変わることがあったのを修正しました。
- かなロックの自動制御を行えるようになりました。ただし、プロパティシートが未完成ですので、レジストリをエディットしていただかなくてはなりません。
- C-o
のタスクトレイのアイコンを非表示にすることができるようになりました。が、こちらもレジストリをエディットしていただかなくてはなりません。
- Xfer, C-Xfer, S-Xfer を Canna
の日本語入力切替えキーとして使わないようにしました(PC-98
では、IME のホットキーとしての C-Xfer
での切替えは可能です)。
- クライアント版を利用しているときにアプリケーションを終了してもサーバには接続したままの情報が残ることがあったのを修正しました。
【単語エディタ】
- メッセージボックスが表示され続けるのを修正しました。
4.6 β4からβ5への変更点
β4版の不具合のうち、以下のものを修正しました。
【Canna(IME)】
- Windows 95 で、Canna を標準の IME
にしているとき、Windows
の終了で「アプリケーションを終了し、Windows
にログオンし直す」を選択してログオンし直すとエラーが発生するのを修正しました。
- プロパティシートで、カスタマイズした結果がすぐに反映されるようになりました。
- Windows NT 4.0 で Excel
のグラフウィザードがエラーになるのを修正しました。
【単語エディタ】
- 単語の検索、複数の辞書の内容の一括表示ができるようになりました。
- 単語エディタを複数起動して、Cut
& Paste
を利用して、ある辞書の内容を別の辞書にコピーしたりすることができるようになりました。
【辞書】
- 送り仮名の「本則」「省く」「送る」に対応した辞書を作成しました。
【単漢字入力ウィザード】
- 「総画数検索」のページでスクロールバーが正しく表示されるようになりました。
また、以下の機能仕様を変更しました。
【Canna(IME)】
- β4で仕様変更した C-o
の問題に関して、C-o
の有効/無効の状態を表すアイコンをタスクトレイに表示するようにしました。
4.7 β3からβ4への変更点
β3版の不具合のうち、以下のものを修正しました。
【セットアップ】
- Windows NT 4.0
にインストールできるようになりました。ただし、動作確認は行っておりません。
- 上書きインストール中にエラーになる問題を修正しました。
また、以下の機能仕様を変更しました。
【Canna(IME)】
- C-o が Canna の On/Off
に取られる問題に関して、次のような仕様にしました。お使いいただいてのご意見をお待ちしております。
Canna
が On の状態で、IME
のホットキー(以下、ホットキー)以外のCanna
の On/Off キー(以下、C-o)で Canna を Off
にすると、次にCanna を On
にする際はホットキーおよび C-o
が有効になります。
Canna が On の状態で、IME
のホットキーで Canna を Off にすると、次に
Canna を On
にする際はホットキーのみが有効になります。
これを図で表すと、以下のようなイメージになります。
【プロパティシート】
- レジストリに記述されたものに加えて、カスタマイズファイルの読み込みができるようになりました。
4.8 β2からβ3への変更点
β2版の不具合のうち、以下のものを修正しました。
【Canna(IME)】
- 候補一覧表示時にキーを入力すると、キーを一文字取りこぼすことがあったのを直しました。
- MS-DOS
プロンプトでかな漢字変換後、文字列を確定できない問題を修正しました。
【プロパティシート】
- プロパティで各種設定などのカスタマイズができなくなっていたのを直しました。
4.9 β1からβ2への変更点
β1版の不具合のうち、以下のものを修正しました。
【Canna(IME)】
- MFCがインストールされていないと、何もキーを受け付けなくなる問題を修正しました。
- ツールバーの入力モードのポップアップメニューが使用できるようになりました。
- 候補ウィンドウのスクロールが正しくできるようになりました。
- 候補ウィンドウが正しい位置に表示されるようになりました。
5. 制限事項
「Canna for Windows 95」Ver.3.5
には、以下の制限があります。詳細は、インストールされる
Canna のヘルプをご覧ください。
【全般】
Canna for Windows 95
クライアント版には、接続しているサーバのバージョンによって、以下の制限があります。
- バージョン 3.1
以前のサーバに接続している場合
- グループ辞書は扱えません。
- バイナリ辞書に対しての単語削除は行えません
(単語登録ウィザード、単語エディタ)。
- 辞書のコピーは行えません
(辞書設定ツール)。
- 単語エディタによる単語の検索は可能ですが、表示される辞書種別は正しくありません。また、単語エディタによる辞書の内容表示は行えません。
- バージョン 1.*
のサーバには接続できません。
【Canna(IME)】
- Windows 95 上の16bit
アプリケーションでは、クライアント版では日本語は入力できません(警告ダイアログが表示されます)。
- 16bit
アプリケーションの警告ダイアログボックスの終了時にアプリケーションエラーになることがあります。警告ダイアログにチェックボックスがあり、ダイアログを表示しないようにすることができますので、表示しないようにして回避していただけますようお願いします。
- 候補一覧の反転領域が正しくないことがあります。動作上は問題ありません。
【辞書設定ツール】
- クライアント版では、システム辞書の作成、システム辞書への単語登録は行えません。
6. 「Canna for Windows 95」の概要
- スタンドアロンタイプとクライアントタイプの共存
スタンドアロンタイプとクライアントタイプを同時にインストールすることができ、それぞれ別の
IME
として切替えて使用することができます。
共存できることにより、例えば、ノートパソコンなどではネットワーク
に接続されているときはクライアントとして、ネットワークから外した
ときにはスタンドアロンで動作させることができます。
- レジストリの利用
インストールディレクトリや
UNIX 版で .canna
に記述するようなユーザの入力環境の設定をレジストリに格納するようになります。そのため、
システムポリシーを使ってネットワークレジストリを使用している場合、
ネットワーク上のすべてのマシンで同じカスタマイズを使用することができます。
- ユーザインタフェース
Windows
ユーザインタフェースデザインガイドに準拠したユーザインタフェースを提供しています。
- モード表示のアイコン化
Canna
のモードはツールバーの一部として、アイコンで表示しています。
- UNIX 環境との親和性の向上
カスタマイズファイル、ローマ字かな変換テーブルは、UNIX
での設定をそのまま Windows 95
に持って行けます。
- カスタマイズキーワードの追加
カスタマイズファイルの書式は UNIX
の場合とほぼ同じですが、次のキーワードを追加しています。
- (setq candidate-list-style '(nil t))
候補一覧の時の横の広がりと縦の広がりを指定する。上記の例で
'(nil t)
と記述されている部分の指定により以下のようになります。
- '(nil t)
縦一列の候補一覧を出す(デフォルト)
- '(t nil) 横一列の候補一覧を出す
- '(t t)
縦横に広がった候補一覧を出す。
- (setq toolbar-icon-size 16)
ツールバーのアイコンの大きさを指定します。32
か 16
を指定してください。デフォルトは 16
です。
- (setq show-toolbar-always t)
ツールバーを常に表示するかどうかを指定します。デフォルトは
nil
で日本語入力モードのときだけ表示します。
7. 商標
Windows、Windows NT は、米国 Microsoft Corporation
の商標です。
その他記載されている会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。