地球環境問題解決のための世界最高速のウルトラコンピュータの開発について
〜「地球シミュレータ」用超高速並列計算機の本体製作を開始〜
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超高速並列計算機システム「地球シミュレータ」の完成予想図
提供:宇宙開発事業団/日本原子力研究所/海洋科学技術センター
地球シミュレータ研究開発センター
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NEC(NECソリューションズ)はこのたび、宇宙開発事業団(NASDA)、日本原子力研究所(JAERI)、海洋科学技術センター(JAMSTEC)によって設置された共同チームである
地球シミュレータ研究開発センター
(ESRDC、センター長:三好甫)(注1)が開発を推進している超高速並列計算機システムである「地球シミュレータ」の本体製作を昨年度受注し、製作を開始いたしました。
「地球シミュレータ」は、現在神奈川県横浜市金沢区に建設中の施設に設置し、2002年3月より運用開始の予定であり、最大性能が40テラFLOPS(1秒間に40兆回の計算速度)と完成時点で世界最高速になるものと予想されているウルトラコンピュータです。
「地球シミュレータ」の主な概要・特長は以下の通りであります。
- 1.最先端の半導体テクノロジの採用
- 0.15ミクロン(μm)銅配線プロセス、約5,700万トランジスタと最先端の超高速・高集積のCMOSテクノロジを採用し、超高速を実現。
- 2.超大規模な並列システムの実現
- CPU当たり8ギガFLOPSのベクトルプロセッサの8個からなる計算ノード(64ギガFLOPS)を640台(合計5,120CPU)高速な結合ネットワークで接続し、最大性能40テラFLOPSの超大規模な超高速並列計算機システムを実現。主記憶も、計算ノード内の共有メモリで16Gバイト、システム全体では10テラバイトと大容量となる。
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大幅に強化された
UNIX
(注2)ベースの基本ソフトウェアと開発環境 |
- NEC製スーパーコンピュータ
「SXシリーズ」
(注3)用に開発されたUNIXベースの基本ソフトウェアである「SUPER−UX」を超大規模システム向けに大幅に強化・拡張して提供する予定。またプログラム開発環境として自動ベクトル化・自動並列化を行う、Fortran90、HPF、C、C++等の言語コンパイラや、メッセージパシングライブラリMPI2も提供する予定。
「地球シミュレータ」は、地球環境問題の解決や、自然災害に対する対策等への貢献を図るために、コンピュータ上に地球の種々の現象を映し出すいわば「仮想地球」を実現することで、地球変動プロセスの研究やシミュレーションを行うものであります。1997年に当時の気候・気象分野の研究で用いられていたスーパーコンピュータの約1000倍の実効性能を開発目標として、科学技術庁により「地球シミュレータ計画」が開始され、現在に至っております。
「地球シミュレータ」では、地球規模の気候変動の解析・予測や長期間にわたる固体地球変動解明等が可能となり、地球観測衛星からの観測データを積極的に活用しながら、地球温暖化、大気や海洋の汚染、エル・ニーニョ、集中豪雨、ヒョウなどの高精度な予測等を行うことで、経済社会の持続発展や地球環境問題の解決への貢献、さらに地質、地殻変動、地震発生、マントル対流などの現象の解明や、原子力エネルギーの利用と地球環境変動との関係の解明への貢献が期待されております。
NECでは、1997年末に基本設計を受注して以来、全社の総力を挙げて本プロジェクトに取り組んでまいりました。その結果、1998年度の要素技術設計・試作、1999年度の詳細設計に引き続き、今回の本体製作の受注・開始にいたりました。
NECでは、今回の本体製作の開始を、人類の生存に関わる緊急課題である地球環境問題の解決という、我が国で進められている国民・人類への貢献の一助ととらえ、極めて光栄なことと考えており、今後とも完成に向けて全社の総力を挙げて取り組んでいく覚悟であります。またこれを機に、今後一層「SX−5シリーズ」の拡販を図っていくとともに、最先端の技術開発に従来以上に注力していく所存であります。
以 上
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NECソリューションズ スーパーコンピュータ
販売推進本部
電話 : 03−3798−9131
電子メール :
sx-5@sxsmd.ho.nec.co.jp
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