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プレスリリース

平成12年6月6日

日本電気株式会社

世界最高速のベクトル型スーパーコンピュータの発売について

〜「SX−5シリーズ」ならびに「SX−5S」を大幅強化〜

スーパーコンピュータSX−5 Series(SX−5/16A)
「スーパーコンピュータSX−5 Series
(SX−5/16A)」

NEC(NECソリューションズ)ではこのたび、1CPU当たりの演算性能としては世界で初めて10 GFLOPS (ギガフロップス)(注1)を達成することにより、最大ベクトル性能が5 TFLOPS (テラフロップス)(注2)と、商用のベクトル型として世界最高性能を実現したスーパーコンピュータ「SX−5シリーズ」(強化モデル)を開発し、本日より世界各国での販売を開始いたしました。

また、科学技術計算用の高性能サーバであるHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)サーバ「SX−5S」や、両機種に共通する周辺装置、ソフトウェアについても併せて強化をいたしました。

今回の新製品の特長は以下の通りであります。

1. 1CPU当たりの演算性能で世界初の10GFLOPSを達成

「SX−5シリーズ」において、クロックサイクルタイムを3.2ナノ秒と現行機に比べ25%高速化することにより、CPU当たりの最大性能で世界初の 10GFLOPS を達成(注3)。標準のベンチマークテストである LINPACK (リンパック)(注4)1000元においても9.052GFLOPSと世界最高速の実効性能を実測。
これによりCPUを512台搭載する最大モデルでは、最大性能5TFLOPS (5120GFLOPS)と商用のベクトル型のスーパーコンピュータとして、世界最高速を実現。

2. 世界最大容量の共有メモリを実現

主記憶に高速な128MビットシンクロナスDRAMを採用することにより 「SX−5シリーズ」では ノード (注5)当たり最大256Gバイトとベクトル型で世界最大容量の共有メモリを実現。「SX−5S」においても主記憶容量が最大32Gバイトと2倍に拡大している。加えて、全モデルでCPU当たりの ベクトルレジスタ 容量(注6)を現行機の2倍に拡大している。
また、N7798ディスクアレイ装置(ファイバチャネル接続タイプ)について、装置当たり最大で563Gバイトと従来の2倍に大容量化。さらに大規模テープライブラリ装置として、新たに StorageTek (ストレージテック)(注7)の最大容量27Tバイト(非圧縮時)のタイプをサポート。
これらにより気象予測を始めとする計算の大規模化が進行する領域での利用に最適。

3. プログラム開発用ソフトウェアの強化

グラフィカルで使いやすい統合プログラム開発環境「PSUITE」(ピース イート)に新たに並列プログラムに対応した高機能デバッガ「 TotalView 」(トータルビュー)(注8)や並列処理対応のプログラム測定ツール「Vampir」(バンピア)を提供。
さらに業界標準の共有メモリ並列処理向けのツールである「 OpenMP 」(注9)のFORTRAN言語対応版に加え、新たにCおよびC++言語対応版を提供。
これらにより、並列計算プログラムの開発作業の一層の効率化を実現している。

各製品の最小構成価格(レンタル月額)および出荷開始時期は、以下の通りであります。

製品名 最小構成価格 出荷開始時期
SX−5シリーズ 約390万円/月〜 平成12年10月
SX−5S 約170万円/月〜 平成12年10月
N7798ディスクアレイ装置 24万円/月〜 平成12年 7月
TotalView 2万円/月〜 平成12年 7月
Vampir 0.8万円/月〜 平成12年 9月
OpenMP C/C++ 1万円/月〜 平成12年12月

NECでは、今回の強化により「SX−5シリーズ」「SX−5S」合わせて、今後2年間で、100システム(海外を含む)の販売を見込んでおります。

近年スーパーコンピュータは、気象・環境予測、航空機・宇宙開発などの最先端の研究開発における大規模の科学技術計算やシミュレーションでの利用に加え、自動車などの機械設計、建築・土木設計など民間企業を中心とした様々な技術開発や製品開発での利用が急速に拡がっております。これらの最先端の研究開発領域、民間企業での技術・製品開発双方の領域での利用にあたっては、解決すべき問題の大規模化・複雑化とともに、より短期間での研究・開発成果が必要とされることから、スーパーコンピュータに一層の高速化・大規模メモリ化・大容量周辺装置などを求める声が強くなっております。

今回の新製品はこうした市場のニーズに応えたものであります。

スーパーコンピュータ「SX−5シリーズ」は平成10年6月に、またHPCサーバ「SX−5S」は平成11年5月にNECが販売を開始以来、高い実効性能や優れた価格性能比、共有メモリ方式による並列処理の容易さ、豊富なアプリケーションソフトウェアなどが市場で高く評価され、本日現在国内外で合わせて55システムの受注実績と44システムの出荷実績をあげております。

NECでは今後共世界最高水準のベクトル型スーパーコンピュータの開発を続けてまいります。

製品の主な仕様については 別紙 をご参照下さい。

以 上


(備考) 価格には消費税は含まれておりません。
(注1) GFLOPS:
毎秒10億回の浮動小数点演算性能。
(注2) TFLOPS:
毎秒1兆回の浮動小数点演算性能。
(注3) 現行8GFLOPSモデルのみ。
(注4) LINPACK:
LINear equation software PACKage(リニア・イクエーション・ソフトウェア・パッケージ)、米国テネシー大学のJ.Dongarra(ドンガラ)博士によって開発された連立一次方程式の解法プログラム。
(注5) ノード:
メモリを共有する独立した演算処理単位。
(注6) ベクトルレジスタ:
CPU内でベクトル演算に用いるデータを保持しておく、高速な記憶部。従来は、CPU当たり72KBまたは144KBであったが、今回、容量を2倍の144KBまたは288KBに強化した。
これによりクロックサイクルタイムの高速化とあわせて、実効性能で最大約65%の高速化を実現した。
(注7) StorageTek:
米国Storage Technology社の登録商標。
(注8) TotalView:
米国Etnus,Inc. (エトナス、インク)の商標。
(注9) OpenMP:
OpenMP Architecture Review Boardの登録商標。

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

NECソリューションズ スーパーコンピュータ
販売推進本部

電話 : 03−3798−9131
電子メール : sx-5@sxsmd.ho.nec.co.jp


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