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プレスリリース

平成13年4月19日

日本電気株式会社

IEEE1394を介してDVCとのデータのやり取りを容易に実現するLSIの発売

〜カノープス株式会社と共同でDVコーデック内蔵品を世界で初めて製品化〜

[「μPD72891(DTCP対応)」/「μPD72893(DTCP非対応)」]
「「μPD72891(DTCP対応)」/「μPD72893(DTCP非対応)」」

NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、カノープス株式会社 *1 (会長兼CEO:山田広司、所在地:兵庫県神戸市西区室谷1−2−2)とDV信号 *2 処理の開発を行い、世界で初めてDVコーデック機能を搭載したデジタルAV機器向けIEEE1394 *3 リンクLSI「μPD72891(DTCP対応)」/「μPD72893(DTCP非対応)」を製品化し、民生機器市場に向けて本年6月からサンプル出荷を開始いたします。

新製品は、STBやデジタルVHS(D−VHS)などのデジタルAV機器で必要とされているMPEG−2形式AV信号をIEEE1394バスに送受信するリンクLSIに、カノープス株式会社と共同で開発したDV信号のコーデック機能を内蔵したものであり、DV信号を扱うデジタルビデオカメラ(DVC)の映像処理機能を安価に実現できます。
これにより、従来MPEG形式の信号しか受信できなかったデジタルAV機器が、家庭の普及が進んでいるDVCから映像を取り込むことが可能となり、TVでの再生やビデオへの記録が容易となります。
カノープス株式会社は、従来から高画質、高性能のDV映像編集システムを開発しており、その技術力の高さは市場から高い評価を受けております。今回の開発では、その高い技術力から生み出されたDVコーデック技術が新製品に生かされており、エンコード時の画質の向上といった部分や製品の評価・信頼性といった面で反映されています。
新製品のサンプル価格は5000円となっており、量産規模としては本年12月以降、月産30万個を計画しております。

DVCやDVDをはじめとするデジタルAV機器の出現により、AV機器が扱う画像、音声、データなどがデジタル化され、AV機器同士だけでなくパソコンを含む様々な機器でデジタル画像データをやり取りする時代が始まろうとしております。
IEEE1394高速シリアルバスは、こうしたマルチメディア情報を複数機器間で送受信できるインタフェース仕様であります。マルチメディア信号を通信する上で不可欠な帯域保証機能と100〜400Mbpsまでの広帯域性を有していることから、すでにDVCやPCの外部インタフェースとして採用され、将来のマルチメディアホームネットワークを実現する最も有力なインタフェースとして各業界から注目されております。
特に、AV市場においては、D−VHSやDVDが各メーカより相次いで発売され、昨年12月から放送が開始されたBSデジタル放送を受信するためのチューナ(STB)/チューナ内蔵TVなど、デジタルAV機器市場が本格的な拡大期を迎えており、これらの機器同士を接続するインタフェースとしてIEEE1394が多くの機器に搭載されております。
一方、家庭ですでに普及が進んでいるDVCは、同様のコネクタを搭載しておりますが、データ形式がMPEGとは異なるDV形式となっております。従って、データのやり取りをするためにはDVC以外のデジタルAV機器側にDVコーデック機能を搭載する必要がありました。
NECでは、このようなニーズに応えるため、DVコーデックを内蔵したIEEE1394リンクLSIを他社に先駆け製品化いたしました。

新製品の主な特長は以下のとおりであります。

  1. DVコーデック機能を内蔵
    IEEE1394リンクLSIでは、世界で初めてDVコーデックを内蔵。これにより、DVCからの映像信号を受けることや、逆にDVCに映像信号を送ることが可能となる。家庭に一般に普及しているDVCをSTB、D−VHS、さらにはDTVに接続することが可能になり、デジタルAV機器の用途が大幅に広がる。

  2. CPU内蔵により機器開発の負担を大幅に低減
    内蔵CPUによりコピープロテクション処理、トランザクション処理、AVプロトコル処理をリンクLSI内部が完結できる。これらCPUの処理に関するファームウエアは内蔵されるため、セット開発における負担を軽減することができる。

  3. コピープロテクション機能(μPD72891のみ)
    米国の映画産業、米国の家電業界、PC業界(ハード、ソフト双方)の関係者で著作権保護技術を議論しているCopy Protection Technical Working Group(CPTWG)会議において、日立製作所、米Intel Corp.、松下電器産業、ソニー、東芝の5社が提案し、最終的にIEEE1394バス上のコピープロテクション技術として標準化された著作権保護技術である5Cコピープロテクションに準拠した暗号処理技術を搭載している。

  4. 全二重通信が可能
    MPEGデータ(MPEG−TSストリーム)やデジタルビデオカメラのデータ(DVストリーム)を送受信する2チャネルのストリームポートを持っており、それぞれのポートを独立して使用することが可能。一本の信号線上で1チャネルを送信、もう一方を受信として用いる全二重通信の他、2チャネル受信、2チャネル送信といった方式もサポートしている。

NECは、MPEG2デコーダ/エンコーダからIEEE1394LSIまでを含むトータルソリューションを提供することにより、今後市場の大幅な拡大が予想されるデジタルAV機器向けLSI市場でのさらなるシェア拡大を図ってまいります。

新製品の仕様については 別紙 をご参照下さい

以 上


(注) D−VHSは、日本ビクター株式会社の登録商標です。
*1: カノープス株式会社
カノープス株式会社は、PCベースのノンリニアDV編集システムや映像配信システムなどを開発している日本の最大手メーカーとして知られています。カノープスでは、ビデオ編集用インタフェースボードやオリジナル編集ソフトだけでなく、MotionJPEG、DV、MPEG-2といった各種コーデックまでも早くから独自に開発しており、ハードウェアとソフトウェアのデザインを融合した革新的な製品をリリースしています。米国現地法人カノープスコーポレーションを通じ、世界のノンリニア編集市場でシェアを伸ばしています。
*2: DV信号
DV信号はデジタルビデオカメラで使用されているAV信号を処理するフォーマット。DVコーデックとは、DV圧縮された信号と、デジタルのビデオ信号・オーディオ信号を変換するための機能。
*3: IEEE1394
データ転送、リアルタイム転送機能をサポートした次世代の高速シリアルバス規格であり、デジタルAVや家電機器、パソコンへの搭載が進んでいる。100Mbps, 200Mbps, 400Mbpsの高速な転送能力を有すると共に、Plug and playの機能を有しており、機器毎のIDの設定やターミネータが不要、低価格という特長を持つ。このため将来のマルチメディアホームネットワークインタフェースとして期待されている。


<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>

NECエレクトロンデバイス 半導体テクニカルホットライン

電話 : (044)435−9494(直通)
FAX : (044)435−9608
e-mail : s-info@saed.tmg.nec.co.jp




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