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プレスリリース



米国向け光アクセスネットワーク事業の強化について
〜NECが米国事業会社NECエルミナントを強化、伊藤忠も出資〜

2001年10月18日

日本電気株式会社
伊藤忠商事株式会社

日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:西垣浩司、以下NEC)は、光加入者網(光アクセスネットワーク:交換局から加入者までを光による高速通信網で構築)分野における取り組みを強化するため、NECグループ100%出資のNEC ELUMINANT Technologies, Inc (本社:米国バージニア州、会長兼CEO:David M. Montanaro、以下エルミナント)を増資いたします。今回の増資については、新株を発行し、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹羽宇一郎、以下伊藤忠)および子会社で運営するファンドがリードインベスターとして18百万ドルを、NECグループは米国現地法人NEC USA社(NEC USA,INC、本社:米国ニューヨーク州、社長:三輪昌勝)を通じて8百万ドルを引受けます。また今後エルミナントは、同事業の強化の一環として、更に増資を行うことも検討しております。

エルミナントは、1998年、NECアメリカ社(NEC America,Inc.、本社:米国テキサス州、社長兼CEO:日比野雅夫)の光アクセス製品部門が分離独立し設立、NECの技術を核に米国市場向けに研究開発したアクセスネットワーク機器を、北米主要通信事業者向けに製造・販売しております。同社が開発した機器(多重化装置、デジタル・ループ・キャリア(DLC)、SONET機器「VISTA」(*注・語句説明)など)は、北米市場でも既に高い評価を得ており、この業界をリードしております。

近年、インターネットの爆発的普及に伴う高速データ通信へのニーズに対応し、光通信インフラ分野への投資が急速に進んでおります。この分野の先進国である米国においては、過去数年にわたり、基幹通信網への投資が中心となっておりましたが、今後、ボトルネックとなっているアクセスネットワーク整備への投資が加速するものと見られております。より高速・広帯域なブロードバンドネットワークを普及させるための鍵であり、"ファースト(First)ワンマイル"と称されるアクセスネットワークは現在、CATV網あるいはADSL網などが普及しております。一方、次世代の技術とされる光アクセスネットワークについては、日本市場で先行して実用化されたPON(Passive Optical Network)(*注・語句説明)が、米国における光アクセスネットワークに適するソリューションとして注目を集めており、3年後には、米国PON関連機器市場が10億ドル超に成長するとの予測もあります。

エルミナントでは、NECが日本においてATM専用線サービスなどのPON技術開発・ネットワーク構築を通じて培った先進技術をもとに、米国市場に適応した製品開発・マーケティングを推進しておりますがこのほど、PONの新製品「FiberSLAM」を開発し、出荷を開始いたしました。FiberSLAMは、次世代ブロードバンドアクセスネットワーク向けのソリューションとして優れたコストパフォーマンスを実現しており、米国主要通信キャリアによる評価を受ける予定です。今後エルミナントは、PON製品の研究開発・マーケティングを更に加速し、最先端の米国市場における事業を早期に立ち上げた上で、NEC・伊藤忠の協力を得て、北米市場のみならず、グローバル事業展開を図ります。

NECは、従来のメタリックアクセスから光アクセスまで、最先端の技術によりブロードバンドアクセスソリューションを提供しておりますが、アクセス市場の特徴である地域性を活かすために、各地域の市場特性に合わせた事業展開を行っております。NECとしては、特に急速な増加を示している米国ブロードバンドソリューションビジネスの中核としてエルミナント社を位置付け、技術的支援を行うと共に、米国市場を中心に光アクセスネットワークソリューションの提供を強化いたします。

伊藤忠は、アクセスネットワークにおけるPONの将来性とNECの先進技術力の優位性を評価し、ELUMINANTへの事業参画を決断しました。伊藤忠グループが保有する国内外ネットワーク、商品供給ルート、販売・マーケティング機能を活かしエルミナントの成長を加速させるとともに、グローバルな光ネットワーク関連ビジネスの展開を図っていきます。

以上


*注:語句説明

・多重化装置:
低いビットレートの多数の信号列を高いビットレートの一本の信号にまとめる(またはその逆を行う)装置。
・DLC (Digital Loop Carrier):
既存の加入者線からの信号をデジタル多重化して(下りは逆の動作)伝送するデジタル加入者線多重システム。
・SONET (Synchronous Optical Network):  
同期多重光ネットワークシステムのうち北米標準に準拠したシステム
・PON(Passive Optical Network):
電話局と加入者間(従来、ラストワンマイルと称されることが多かったが、本文では起点をエンドユーザーにおき、ファーストワンマイルと称している)を結ぶ光ファイバの途中に光分岐を挿入することで複数の加入者との通信を可能とする技術。電話局側装置を複数の加入者で共有するため、加入者あたりの機器コストおよびファイバコストの低減に効果がある。また、光ファイバ間に設置される光分岐は、光受動素子(パッシブ素子)であるため、電力供給が不要で小型化が可能であり、経済性に加えて保守運用性に優れるといった特長がある。

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