NEC(NECネットワークス)はこのたび、2002年から、世界6ヶ国以上で第3世代(3G)携帯電話事業に参入することが決定している多国籍複合企業「ハチソン・ワンポア・グループ(本社:香港、代表者:Canning Fok社長)」から、ビデオフォンタイプの3G携帯電話を受注いたしました。
NECは、ハチソン・ワンポア・グループの端末サプライヤとして、既に受注しているブラウザフォンを2002年第3四半期から、また今回受注したビデオフォンを2002年第4四半期から、英国、イタリアなど、ハチソングループ傘下の3G携帯電話事業者向けに順次供給を開始いたします。NECからハチソングループに対して出荷する端末の台数としては、100万台を超える見込みです。
NECがこのたび、ハチソングループに提供することが決定したビデオフォンタイプの3G携帯電話は、日本のモバイルインターネット市場で好評を博している「折り畳み式」形状を採用し、GSM/GPRS方式と3G(UMTS/W-CDMA)方式のデュアルモードで、JAVAおよび動画対応カメラを搭載しております。このため、JAVAベースの多様なアプリケーションに加え、動画像にも対応した最新のモバイルインターネットアプリケーションを実現する端末となっております。
またNECは、ハチソングループ関連として既に、ハチソン3G UK、同Italyから、3Gインフラシステムを受注しております。NECは、ハチソン・ワンポア・グループの3Gビジネスの早期かつ確実な立ち上げに向けて、端末・インフラ双方で寄与することになります。
NECは、携帯電話分野において、インフラシステム、端末、モバイルインターネットを支える各種サーバ群やゲートウェイシステムおよびアプリケーションも含めて供給できるトータルソリューションサプライヤです。NECは、日本のモバイル・インターネットサービス等で培った技術ノウハウ、世界初の3Gサービスを開始した日本における先行優位性および、海外におけるトライアル/商用システムの実績を有しております。NECとしては、これらの経験と実績を活かし、今後も、モバイルインターネットおよび3G携帯電話分野のリーディングカンパニーとなることを目指し、3G端末/システムを提供してまいります。
