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プレスリリース



MPEG4対応の携帯機器向け高性能DSPコアの開発について

2002年05月27日

日本電気株式会社

NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、携帯電話、PDA、デジタルビデオカメラ(DVC)などの携帯機器向けに、ビデオ/オーディオ信号のMPEG4エンコード/デコード処理を効率的に実行できるアーキテクチャを備えた、新しいDSPコア「SPXK5」を開発し、このコアを使用した製品のサンプル出荷を今年度下期から開始いたします。

「SPXK5」の主な特長は以下の通りです。

(1) 複数の命令を同時実行できる4並列VLIW/デュアルMACアーキテクチャ()とビデオ信号処理に適した命令セットを採用し、命令処理速度を従来製品比約3倍に高速化。携帯機器向けDSPとして世界トップクラスとなる1000MIPS(250MHz動作時)という高性能を実現し、DSPとして初めてVGAサイズの画像のMPEG4エンコード/デコードを実現。
(2) 低電圧化技術の採用により、新たに0.9V動作に対応し、0.05mW/MIPSという低消費電力が可能。MPEG4ビデオコーデック(CIFサイズ、15フレーム/秒)をアクセラレータなしで105MHz、消費電力21mWで実現。

NECでは「SPXK5」にキャッシュメモリ、ローカルメモリを内蔵し、外部バスインタフェースのシステムバス化により拡張性を高めた「SPXK5SC(Super Core)」を基本コアとしてプラットフォーム化し、今年度下期に第一弾製品のサンプル出荷を開始する予定であります。また、平成15年度には同コアを使用し、0.095μmプロセスを採用した製品の開発を完了させる計画です。

近年、携帯電話やPDAにはビデオ、オーディオなどの圧縮伸張機能が付加されており、DVCやデジタルスチルカメラ(DSC)にもメモリカードへの高圧縮動画フォーマットとしてMPEG4の採用が進んでおります。今後は、ネットワーク接続機能を持った携帯機器の普及が一層加速され、高圧縮のビデオデータ、オーディオデータの録画・録音および再生機能は必須になると考えられております。
NECでは既に、こうした用途に向けて「μPD77214」をはじめとするDSPを市場投入しておりますが、今後はビデオ/オーディオソリューションへのニーズがさらに高度化することが予測され、より高性能で低消費電力なDSPが求められております。
「SPXK5」コアはこうしたニーズに応えるもので、NECは今後、この新しいDSPコアを用いて携帯電話・PDAなどに向けたシステムLSIソリューションを順次製品化し、個々の顧客ニーズに応えてまいります。

NECでは、従来製品向けに開発したMPEG4ビデオコーデック、MP3、AAC、WMAオーディオコーデック、AMR、G.729、G.726音声コーデックなどのミドルウェアを「SPXK5」アーキテクチャに最適化を図り順次リリースしてまいります。なお、「SPXK5」は当社の既存DSPとソース互換であり、蓄積したソフトウェア資産の活用が容易であります。
また、使い勝手を向上させたCコンパイラや専用のDSP OSも用意いたします。

「SPXK5」コアの主な仕様およびロードマップについては別紙をご参照ください。

以上


(注) VLIW(Very Long Instruction Word)アーキテクチャ:
1つの命令語中に、複数の命令(演算、ロード、ストア、分岐命令など)を格納しておき、それらをすべて同時に実行するアーキテクチャ。SPXK5では最大4命令を並列に記述できる。
デュアルMAC(Multiply Accumulator)アーキテクチャ:
乗累算器(MAC)を2つ持ったアーキテクチャ。同時に2つの乗累算演算が実行できるためディジタル信号処理アルゴリズムの効率化が可能。

<本件に関するお客様からの問い合わせ先>

NECエレクトロンデバイス 半導体テクニカルホットライン

電話: (044)435-9494(直通)
FAX: (044)435-9608
E-Mail: info@lsi.nec.co.jp
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