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SOHO向けVPN機能搭載小型ファイアウォール
「SecureBlade(セキュアブレード)」 |
NEC(NECネットワークス)は、インターネット時代におけるネットワークのセキュリティ事業を本格展開するためこのたび、新たなセキュリティサービス商品の提供と新製品の販売を開始いたします。今回提供開始するのは以下の3点です。
【1】 |
セキュリティサービス商品の提供 |
1. |
米リップテック社のセキュリティ監視サービスを提供
米国で豊富な実績を持ちセキュリティ監視センタ(SOC)によるサービスを展開しているリップテック社(本社:Virginia Alexandria、代表者名:Amit Yoran)の技術とノウハウを導入した「セキュリティ監視サービス」を、同社SOC技術の日本国内での使用権、販売権を有するインフォセック社(本社:東京都港区、代表者名:豊田潤一)との提携により販売を開始いたしました。本サービスは、従来のセキュリティ監視サービスに比べ遙かに高いサービスレベルとコストパフォーマンスを実現しています。 |
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【セキュリティ監視サービスの特長】
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同サービスの最大の特長は、侵入検知システム(IDS)とファイアウオールのログを同時に収集しこれらのログを相関分析し自動解析するCaltarian分析システムを利用することにより、不正アクセスをリアルタイムに検出、ユーザへ即時に通知することを可能としている。 |
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また監視センターには、インフォセック社のセキュリティアナリストが24時間365日の体制でスタンバイしており、不正アクセス等の攻撃が認められた際に顧客との事前の取り決めにより攻撃に対する対処も含めて実施。 |
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2. |
JISACの情報共有分析サービスの提供
また、上記インフォセック社との提携により「日本情報共有分析センター(JISAC)*注」からの情報共有分析サービスの提供を開始いたします。 |
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【JISACの情報共有分析サービスの特長】
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本情報共有分析サービスは、米国プレディクティブ・システムズ社が運用するWorldWide/ISACの世界有数のセキュリティ情報データソースと日本国内に特化した情報を多数有する株式会社ラックのデータソースを完全な日本語環境で提供。 |
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インフォセック社の専門アナリストが24時間365日の体制で特に緊急性を要する情報を、即時にお客様にメール等の手段で通知。通知の内容の詳細はWebにて提供され対処方法等についても併せて情報提供。更に、デイリーレポート、ウィークリーレポート、アニュアルレポートが提供されセキュリティ管理者のみでなくCTOクラスへのエグゼクティブレポートとしても活用可能な充実した情報提供が可能。 |
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NECでは、本サービスを企業ユーザ、データーセンター事業者、xSP事業者等へ幅広くサービス提供し、これらのサービスを通じてユーザのセキュリティやネットワークに対する問題点、課題を共有するとともに、コンサル、システム改善、導入支援、システムサポートを実施するネットワークセキュリティのソリューション事業の拡充をはかっていきます。
「セキュリティ監視サービス」の提供価格は、月額25万円から(IDSとFWのリアルタイムセキュリティ監視サービスのみの場合)となっております。また「情報共有分析サービス」は、年額300万円から(4シート=4人分のアクセス許可/ディジタル証明書発行)となっております。 |
【2】 |
セキュリティ製品の強化 |
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ネットワークセキュリティ製品ラインアップの強化として、低価格のコンシューマ市場、小規模企業向けサイトや在宅ユーザを対象にした、VPN機能を有する小型ファイアウォール「NEC SecureBlade」を本年8月から販売開始予定です。出荷開始時期としては本年9月の予定です。
本製品は、セキュリティ業界をリードするチェックポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社の子会社ソファウエア・テクノロジーズ社のソフトウェアを実装した、SOHO環境向けのVPN機能を搭載した小型ファイアウォール製品であり、製造及び製品の販売は、日本電気株式会社の子会社である(株)日本電気通信システム(所在地:東京都港区三田1-4-28三田国際ビル、代表者名:下條佑一)が実施し、NECも代理販売を行うとともに、マネージメントシステムの設計、構築のサポート、サービスの代行等を行う予定です。 |
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【新製品の特長】
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「SecureBlade」シリーズは、SOHO環境に対して、安価でかつ高いセキュリティのソリューションを提供するのみでなく、ユーザ運用を最大限簡易化し、従来のセキュリティ製品に多い複雑な運用による運用コストの増大、専門管理者の不在等の問題を解決する強力なセンターマネージメントのソリューションを提供できることが最大の特長。 |
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装置単体での設定や運用管理は極力排除し、センターマネージメントシステム(SMP:Sofaware Management Portal)側で予め用意されたファイアウオールポリシーを自動的アップロードする仕組みや、ソフトウェアやファームウェアのアップデートやダウンロードをする機能を提供(本機能利用時は、オプションでサーバーソフトウェアが必要)。 |
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強力なマネージメントシステムにより、ISPや通信事業者等のサービス事業者が本製品を用いたセキュリティやVPNサービスを付加価値として提供するビジネスモデルでの展開にも優れたソリューションを提供することが可能。 |
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新製品の標準価格は以下のとおりとなっており、販売目標としては、今後1年間で1万台を見込んでおります。
SecureBlade(Home) ファイアウオール機能のみ |
5ノード迄 |
48,000円 |
SecureBlade(Pro) VPN機能付き |
5ノード迄 |
64,000円 |
SecureBlade(Office model10) VPN機能付き |
10ノード迄 |
96,000円 |
SecureBlade(Office Model25) VPN機能付き |
25ノード迄 |
192,000円 |
(*:ソフトウェアのバージョンアップサービス及び情報提供を受けるためには別途ソフトウェアバージョンアップ権利の購入が必要。)
(*注) |
日本情報共有分析センター(JISAC)
JISACは、米国プレディクティブ・システムズ社が有する世界規模のセキュリティ情報の商用データベースサービス「WorldWide/ISAC」と株式会社ラックが有する脆弱性情報データベースをソースとして、インフォセック株式会社が日本国内で提供するサービス。 |