「Express5800/MW500a」

NEC(NECソリューションズ)はこのたび、企業やISP/ASP事業者などのインターネット対応のシステム構築に最適な専用サーバ製品群「Express5800 インターネットアプライアンスサーバ」において、不正アクセス防止やウイルス対策などのセキュリティ機能を重視したインターネット専用装置製品群「Expresss5800 インターネットアプライアンス InterSec(インターセック)」5モデル8製品を製品化し、本日より販売活動を開始いたしました。

本製品群は、現行の「Express5800 インターネットアプライアンスサーバ」におけるファイアーウォールを実装した「Express5800/FirewallServer」、ウイルスチェック専用サーバ「同/VirusCheckServer」、Webコンテンツのキャッシュ機能を有する「同/CacheServer」、メールおよびWeb専用サーバ「同/MailWebServer」、および動的負荷分散機能を有する「同/LoadBalancer」のそれぞれのセキュリティ機能とともに拡張性・信頼性を高め、ラインアップとして一新した製品群であります。

このたびの新製品の特長は以下の通りであります。

1. セキュリティ機能の強化

   最新のセキュリティ情報をいち早く入手、適用するためのサポートサービス、およびセキュリティパッチのオンラインアップデート機能を全製品(注1)に提供することにより、製品自体のセキュリティレベルを適時高めることが可能になり、システム全体の堅牢性向上を実現している。またメール・Webサーバ専用製品「Express5800/MW500a」においては、Webの改ざんを通報するWeb改ざん検出ツールを標準実装するほか、メールの送受信時にウイルスの検出を可能とするウイルス対策機能、およびメールによる情報漏えいを防ぐメールフィルタリング機能の追加を可能とし、セキュリティ機能を強化している。

2. 高い信頼性と拡張性

   ファイアウォール専用製品「Express5800/FW500a」およびメール・Webサーバ専用製品「Express5800/MW500a」において、2Uのラック筐体に、障害発生時に運転を止めずに交換可能なホットプラグに対応したハードディスクをRAID構成(注2)で実装している。これにより、24時間365日の連続稼動が必要とされるファイアウォール、Webシステム、メールの送受信などのシステムにおいて、停止することのないシステム運用を可能としている。
   また、ギガビットLAN(1000BASE-T)を2基装備することにより、ギガビットネットワークでの利用が可能となっており、大容量ネットワークを活用することで教育システム導入を進める大学や、基幹業務の効率向上を図る自治体・企業に最適な製品となっている。

3. 運用管理強化およびブロードバンドへの対応

   キャッシュ専用製品「Express5800/CS300a」において、設定の変更、バックアップ、リストア、クライアントからのアクセスレポート管理などを行う運用管理ツールにアクセス制限機能を追加している。これにより、アクセス端末を限定することでシステム管理の機密性を高めている。また、ストリーミングキャッシュ機能の追加を可能とすることで、大規模ネットワークにおいて、音楽や動画などのストリーミングデータをクライアントに近いところで一時保存することが可能になり、ブロードバンド時代に益々増えつづける動画等のデータを、遠隔地でも待ち時間なく閲覧することを可能としている。

新製品の標準価格、出荷時期については以下の通りであります。

なお、本製品群は12月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「iEXPO2002」において展示を行います。

近年、ブロードバンド時代をむかえ、インターネットビジネスは急速に拡大しております。またインターネットの利便性が高まる一方で、セキュリティ被害は増大する一方で、ネットワークインフラの強化と共に早急なセキュリティ強化に対するニーズが高まっております。
NECでは、このようなニーズに応えるため、より高いセキュリティ機能を実現し、運用性を一層向上させたインターネット専用装置製品群「Express5800 インターネットアプライアンス InterSec」を製品化したものであります。

新製品の主な仕様については、別紙をご参照ください。

＜備考＞価格に消費税は含まれておりません。

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。