NEC(NECネットワークス)はこのたび、通信ネットワーク関連機器の販売ならびにネットワークSIを行う関係会社である、日本電気テクノマーケティング(株)とNECコミュニケーションネット(株)を、平成15年4月を目処に統合することを決定いたしました。
近年、通信ネットワーク市場は、IPネットワークの伸長に伴い、データ系と音声系のネットワークが融合する一方、固定網と移動網、企業網と公衆網の融合が進展しつつあり、ユーザのニーズはますます多様化してきております。
日本電気テクノマーケティング(株)は、従来からxDSLシステム等のアクセスネットワークやLAN/WAN構築などデータ系ネットワークSI事業に強みがあり、またNECコミュニケーションネット(株)は、PHSアクセスユニット(PAU)やコンピュータテレフォニーなど企業向け音声系ネットワークSI事業に強みを有し、それぞれの得意分野では業界トップクラスの実績を有しております。今回2社を統合することにより、今後進展するブロードバンドネットワーク時代における音声系、データ系ネットワークの総合的な販売力、技術力、SE力を結集し、複合化、多様化する顧客のニーズに対し、トータルソリューションをいちはやく提供することを目指すものであります。
なお、2社を統合した新会社の名称は未定であり、所在地は、東京都港区、社長には、日本電気テクノマーケティング(株)の現社長である本田善男が就任する予定です。新会社の従業員数は2社合計の約310名となり、売上高としては、平成15年度で310億円、平成17年度には400億円を計画しております。
新会社は、営業、SE/SI要員、及び開発部門との連携によって、ブロードバンドネットワーク時代の通信ネットワークに関わる機器の開発企画、製造、販売、販売支援及びシステムの開発・設計・構築・工事・保守・運用管理の受託を行います。今後は、更に新しい発想の製品およびサービスの企画開発に取り組み、より迅速に顧客ニーズにフィトしたソリューションを顧客に提供して参ります。
このたび統合される2社の概要につきましては、別紙をご参照ください。