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プレスリリース



次世代超高速近距離無線方式(UWB)に対応した電波伝搬シミュレータを世界で初めて開発

2003年04月07日

日本電気株式会社

NECはこのたび、次世代超高速近距離無線方式として標準化が進められているUWB(Ultra Wideband:注1)システムの通信範囲を、伝送空間の構造や既存無線システムとの干渉の影響を考慮して視覚的に解析表示する電波伝搬シミュレータ「RADIOSCAPE-UWB(注2)」を世界に先駆けて開発いたしました。

「RADIOSCAPE-UWB」は、当社が既存の無線LANのように狭帯域で通信するシステムに向けて開発した電波伝搬シミュレータ「RADIOSCAPE」を、米国連邦通信委員会(FCC)で規定されたUWBの利用周波数帯域(3.1GHz〜10.6GHz:従来の帯域の100倍以上の広い帯域にあたる)に対応させたもので、主な特長は以下の通りであります。

  1. UWBシステムの通信範囲の可視化がWebサイト上で可能
  2. UWBシステムと既存無線システムの間で相互に及ぼす干渉の解析が可能

本シミュレータの開発により、UWBシステムの伝搬エリアを短時間に可視化することが可能になり、UWBシステムの方式設計や応用製品開発の場において大幅に開発効率を改善いたします。

近年、一般家庭へのインターネットやパソコンの普及に伴い、高速のデータを宅内で扱う際に、敷設工事が不要な無線LANが急速に普及しております。UWBシステムは、従来の無線LANでは伝送が困難であった高品質な映像の配信や、より高速なデータ伝送を行うことを可能にする次世代超高速近距離無線方式として脚光を浴びており、世界各国で研究開発や標準化への動きが活発になっております。
しかしながら、UWBは、既存の無線システムの狭帯域通信方式とは異なり、従来の100倍以上という非常に広い周波数帯域を用いるため、電波が実際の空間を伝搬する際の周波数毎の伝達特性の違いを一括して把握し、通信可能範囲を予測することは極めて困難で、システム設計や伝送特性を把握するために、評価環境の構築、実験免許の取得など多くの労力が必要でした。

NECは、このたびの開発がUWBシステムと既存無線システムとの共存性や通信性能の解析に貢献するものであると考え、今後、早期のサービス開始を目指して研究開発を加速してまいります。

なお、本システムの概要については別紙をご参照ください。

<別紙:詳細説明図>

以上


(注1) UWB(Ultra Wideband)
2002年2月に、米国連邦通信委員会(FCC;Federal Communications Commission)で周波数利用のための特別な免許無しで使用が認められた通信システム。一般に、無線周波数資源は有限であるため、法によって様々な無線システムごとに利用可能な帯域が割り当てられている。これに対して、UWBは3.1GHzから10.6GHzと非常に広い周波数帯域を利用する反面、単位周波数当たりの出力レベルを-41.3dBm/MHzと既存の無線システムからみればノイズレベル(1万分の1以下)の微弱なものに抑えることにより、別の通信システムと重複した周波数を利用可能としている。利用可能な周波数帯域がGHzを超えるため、超高速な伝送が可能と期待されている。米国では、IEEE802.15標準化委員会で規格化が進められており、日本国内では、情報通信審議会がUWBを考慮した電波法の改正を審議中。
(注2) RADIOSCAPE(ラジオスケープ)
RADIOSCAPEはNECが独自に開発した、一般家庭やオフィスでの無線LANシステムの導入に際して生じる不感地帯や干渉などの影響を、Web上に設けた無線環境解析サーバを用いて評価し、無線基地局の最適な設置を支援するWebソリューション。
(ご参考)
http://www.nec.co.jp/press/ja/0211/0603.html
無線LAN利用時の電波状況をシミュレーションするASPサービス「RADIOSCAPE-PRO」の提供開始について(2002年11月6日)
http://www.nec.co.jp/press/ja/0010/2502.html
無線LAN基地局の最適な設置を支援するWebソリューション「RADIOSCAPE」を開発(2000年10月25日)

<本件に関するお客様からの問い合わせ先>

NEC 研究所 研究企画部 企画戦略グループ

電話: (044)856-2054(直通)
e-mail: koho@cl.nec.co.jp

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