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ハイエンドNAS製品「iStorage NV8200」
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ハイエンドNAS製品「iStorage NV7200」 |
NECはこのたび、既存の中小企業やSOHOなどにおけるネットワーク環境への追加導入が容易なNAS(Network Attached
Storage)製品「iStorage NSシリーズ」に加え、性能や可用性が重視される企業内の基幹業務向けにハイエンドNAS製品「iStorage
NVシリーズ」を新たに製品化し、本日より販売活動を開始いたしました。
「iStorage NVシリーズ」は、300MB/秒を超えるスループット性能(注1)を実現したハイパフォーマンスモデル「iStorage NV8200」と、高さ4U(177.8mm、注2)の筐体に2ノードクラスタを実装した省スペースモデル「iStorage NV7200」の2機種から構成されており、主な特長は次の通りであります。
- 高性能TOE(TCP/IP Offload Engine)を搭載
通常NASのプロセッサ上でTCP/IPプロトコル処理するものを新たに開発した高性能TOEで行なうことにより、高いスループット性能を実現している。
- Linux(注3)ベースの独自基本ソフトウェア(OS)を搭載
オープンソースソフトウェアであるLinuxをベースに、機能や性能面でNASに最適化したOSを開発し搭載することにより、ウイルス対策、ディザスタリカバリやバックアップなどの他社製ソフトウェアの導入が可能になっている。
- 高信頼性・高可用性を実現するクラスタ構成の採用
2ノードクラスタ構成の採用により、障害ノードの情報を全て正常なノードで引き継ぐことができるため、障害発生時にも業務を継続することができる。
新製品の標準価格ならびに出荷時期は次の通りであります。
製品名 |
標準価格 |
出荷開始
時期 |
iStorage NV7200 |
1,680万円〜 |
6月23日 |
iStorage NV8200 |
iStorage NV8210(シングルノード構成) |
2,160万円〜 |
6月23日 |
iStorage NV8220(クラスタ構成) |
4,560万円〜 |
近年、異なるOSを使用するサーバ間でのデータ共有、ストレージ管理コストの削減等の要求が高まるにつれて、ストレージアプライアンス製品であるNASの市場が拡大しております。また、インターネットのブロードバンド化や大容量コンテンツの配信サービスの拡大などに伴い、大容量・高性能なハイエンドNAS製品の需要が拡大しつつあります。
NECでは、こうした市場ニーズに応えるため「iStorage NVシリーズ」の製品化を行なったものであります。
このたびの「iStorage NVシリーズ」は、NECが開発したハードディスクの信頼性を最大限活かす「フェニックス技術」、任意の時点でのファイルシステムのイメージを瞬時にバックアップする「スナップショット機能」などの搭載により、プラットフォームテクノロジー「VALUMO(バルモ)」の「自律」、「仮想」に基づいた機能を実現したものです。
さらに、「VALUMO」の「分散」に基づく災害時のディザスタリカバリを具現化させるリモートレプリケーション機能を具備するなど、オープンミッションクリティカルシステムの構築を支えてまいります。
NECでは、このたびの新製品のデモ展示やセミナーを、6月10日〜11日に開催される「NEC e-Trend Conference & Fair」(東京国際フォーラム)、および7月9日〜11日に開催される「第5回 データストレージEXPO」(東京ビッグサイト)において実施いたします。
新製品の主な仕様、高性能TOE、ソフトウェアについては、別紙をご参照ください。
<備考>価格に消費税は含まれておりません。
(注1) |
サーバ・ストレージ間の通信プロトコルに、NFSおよびTCP/IPを使用した場合。 |
(注2) |
1Uは、高さ44.45mm。 |
(注3) |
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標。 |