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テレビなど様々な端末でウェブ画面を快適に閲覧する技術を開発

2003年05月26日

日本電気株式会社          

NECはこのたび、テレビやPDA(注1)、携帯電話など、インターネット接続されたさまざまな端末で、ウェブ画面の快適な閲覧を可能にする新技術(セマンティック・ズーム機能)を開発しました。

セマンティック・ズーム機能は、端末、サーバ双方に専用ソフトウェアを組み込んだ上でテレビやPDA、携帯電話など、パソコンに比べ画面の解像度が低い端末で、ウェブ画面を簡単かつ迅速に閲覧する技術です。通常のウェブコンテンツ記述にXML形式(注2)のレイアウト情報を付加し、対応するソフトウェアを組み込んだ端末とサーバを組み合わせることにより、以下の機能を実現します。

  1. XML記述から、見出しやタイトル部などを判別し、重要な情報以外の表示を省略することで小さな画面でも快適な情報閲覧が可能。

  2. ウェブコンテンツのレイアウト情報を用い、大/中/小見出しといった意味的な単位で画面上のポインタを移動可能。これにより、入力方法が十字キー(注3)などに限定されるデバイスでも簡単な操作が可能。

このたび開発したセマンティック・ズーム機能により、画面サイズが小さく、解像度の低いディスプレイでもウェブ画面を簡単に一覧できるようになり、入手したい情報を探す時間を従来技術に比べ約1/2に短縮します。

本技術は情報通信審議会の中間報告でも必要性が報告された、テレビのウェブ端末化の実現に貢献するもので、例えばパソコンがなくともウェブで提供される公共サービスを快適に閲覧できるようになります。こうした結果、インターネットがより身近な、開かれたITインフラとなり、いわゆるデジタルデバイドの解消にも寄与します。

従来、パソコン以外の端末では、一般的に画面が小さい、あるいは解像度が低いという制約があったため、コンテンツの一部しか画面に表示することができない、画面上のポインタの操作が容易なマウスを利用することができず、スクロールといった細かな画面操作が難しい、といった特性があり、パソコン以外の端末ではパソコン用に設計されたウェブコンテンツを一覧して内容をすばやく把握したり、画面を操作して必要な箇所を探し出すことが難しいとされていました。一方で、近年、パソコンに加え、テレビやPDA、携帯電話など様々な端末のインターネット接続が進み、提供されるコンテンツも充実してきているため、いつでも、どこでも、快適にウェブ画面を閲覧したいというニーズが高まっていました。

NECではセマンティック・ズームの提供を通じ、パソコンだけでなくテレビやPDA、携帯電話など、インターネット接続されたさまざまな端末で、いつでも、どこでも快適にインターネット情報にアクセスできるユビキタス情報社会の実現を目指していきます。

以上


(注1) PDA:Personal Digital Assistants
個人向け小型携帯情報機器の総称。携帯に便利なパームトップ(手のひら)サイズの情報端末。
(注2) XML:eXtensible Markup Language
ホームページの記述言語HTML(Hypertext Markup Language)のようなマークアップ言語の一種で、主にデータの相互運用等のために用いられる。
(注3) 十字キー
テレビのリモコンやPDA,携帯電話に一般的に備わる,上下左右の十字状に配されたボタンで構成される入力デバイス。主に、ポインタ(カーソル)を上下左右に移動する用途に使う。

<本件に関するお客様からの問い合わせ先>

NEC 研究所 研究企画部 企画戦略グループ

電話: (044)856-2054(直通)
e-mail: koho@cl.nec.co.jp

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