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プレスリリース



多彩な音声をデザインできる高音質な音声合成エンジンについて

2003年08月08日

日本電気株式会社

NECはこのたび、多彩な声質のデザインが可能な高音質で、かつプログラムサイズをコンパクトに抑えた音声合成エンジン「NuTalker-S」を開発しました。「NuTalker-S」は合成音声の自然性、明瞭性を高めるとともに、同時に開発したデザインツールにより様々な音響効果を用いて声質を幅広く変化させられることから、合成音声による個性の表現が可能となります。また、多摩美大と協力して音声合成による個性表現の可能性を追求しています。

今回開発した「NuTalker-S」とデザインツールの特長は以下の通りです。
(1) NEC独自の音響分析を駆使し、声の高さや長さを変えても高い自然性を保つ、音声合成方式「半音節波形編集合成方式」を採用
(2) 人間の発話から抽出したパラメータを用いた韻律制御「属性木構造クラスタリング」により自然で滑らかなイントネーションを実現
(3) PDAやカーナビゲーションを含む幅広い機器への搭載を想定し、必要とされるメモリ容量(プログラム、データ、作業領域)を従来の1/10程度までスケーラブルに圧縮可能
(4) 発音記号レベルでの編集、エコーやコーラス等の音響効果の利用が容易なデザインツールを用意
これらの特長により、従来の読み上げ用途だけでなく、様々な個性をもつキャラクターとの対話が可能となり、より親しみやすい音声インターフェイスが多様なプラットフォーム上で実現できます。

これまでの音声合成エンジンは文章をアナウンサーのように正しく読み上げることを目標として開発が行われて来ました。NECでは音声による自然なインターフェイスを実現するためには、それに加え表現力のある音声合成が必要と考えました。また、様々なプラットフォーム上で利用できるコンパクトさを生かすため、一つの音声データから多彩な音声を合成できる音声合成エンジン「NuTalker-S」を開発しました。
また、多摩美術大学造形表現学科デザイン学科と協力し、「NuTalker-S」による表現力の可能性を確かめました。多摩美術大学では工業製品の形のデザインの先にあるものとして、「声をデザインする」というコンセプトを基に「声からはじめるロボットのデザイン」という演習講座を昨年末に開講し、デザイン学科の3年生約30名が、この「NuTalker-S」とデザインツールを用いて、いろいろな形態やキャラクタを持つロボットの音声をデザインし、音声合成の表現力と限界を検討しました。

「NuTalker-S」を用いることにより、従来のメール等の任意文の読み上げ用途だけでなく、アナウンサーや俳優の音声を収録しなければならなかった用途でも音声合成を用いることができるようになり、音声による親しみやすいインターフェイスを簡単にさまざまな場面で利用できるようになります。また、ユーザが自分の気分に合わせた合成音声でメールを読ませたり、ゲームなどでキャラクターにしゃべらせたりと言ったエンターテインメント性の高い用途での利用が可能となり、ユーザに楽しいインターフェイスを提供します。

NECでは、今後も多摩美術大学と協力し、音声合成エンジン「NuTalker-S」およびデザインツールの評価、その結果のフィードバックによる音質や表現力、使い勝手の向上を繰り返すことにより、より自然で多彩な音声合成を開発して行きます。
NECは、自然な音声インターフェイスの実現に向け、本成果の早期商品化を目指して研究開発を強化してまいります。

以上


<本件に関するお客様からの問い合わせ先>

NEC 研究企画部 企画戦略グループ

電話: (044)856-2054(直通)
e-mail: koho@cl.nec.co.jp

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