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SIサービスをベースとした安定的な収益基盤の確保 |
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10万ユーザを超える既存顧客に対して、新たなニーズに着実に応えることによりSI事業の拡大・強化を図るとともに、コンサルタント力の強化により大手新規顧客の開拓に努める。また、SIと連携したアウトソーシング事業を強化し、アウトソーシングの事業規模を現在の1.5倍に拡大することを目指す。 |
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同時に、CMMIレベル5のノウハウの横展開をはじめとするSIプロセスの標準化など開発生産性の抜本的な向上により、開発コストを現状から30%削減することを目指す。また、海外における開発リソースを1.5倍の4,500人に拡大し、開発コストの削減を目指す。
これらの施策により、SI/サービスの出荷成長率(年率)5%を目指し、営業利益率10%からさらなる向上に努める。 |
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ITとの融合によるNWソリューション事業の拡大 |
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従来の課題事業であったブロードバンド事業をレガシー・プロダクト主体のビジネスからソフト・サービスの付加価値に立脚したオープンなソリューション事業に転換する。特に、ITとの融合によりIPテレフォニー、広域イーサ、自治体ネットワーク、ネットワーク・アウトソーシング等のサービスに注力し、これらの分野で今後、年率20%の出荷成長を目指す。 |
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さらに、放送と通信の融合を目指し、地上波デジタル放送の基幹設備の高いシェアを背景に、次世代統合ソリューションの拡大を図る。 |
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プロダクト事業の再強化 |
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プライスダウンの波に打ち勝つ強靭な高付加価値事業を創出すべく、「開発プロセスの改革」、「グローバルSCMの追求」、「CS・品質の徹底重視」を三本柱にバリューチェーン全体で徹底した原価低減活動を推進し、全社で年間3,000億円を上回るコスト削減の継続的実行を目指す。 |
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国内携帯電話機事業においては、商品開発力やソフト開発体制の強化、生産プロセスの革新により、PDCに引き続き3GにおいてもNo.1ポジションを強化し、台数ベースで成長率(年率)6%を目指す。 |
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ブロードバンド事業強化のため、自主開発機種を現在の27機種から10機種に絞り込み、イーサベースネットワーク(コア・メトロ・アクセス〜企業構内網)とIPテレフォニー関連に集中していく。開発の共通プラットフォーム化を進めることにより、30%の開発効率改善を目指す。 |