NECのインターネットサービス「BIGLOBE」は、BIGLOBEが運営管理し、約4万人の専属モニターを有する、マーケティングリサーチサービス「DR1」(Digital Research1)を利用して、インターネットの視聴動向および、それに関わる生活環境のアンケート調査を実施いたしました。
このたびの調査は、本年10月に実施し、テレビを見ながらのインターネット利用経験やインターネットとテレビ視聴の関わりなど、約21問から構成され、991名から回答を得ました。その結果、約5割強の利用者がテレビを見て興味がある内容を、その場でインターネットにアクセスして調べたことがある他、約7割以上が動画コンテンツの視聴経験があるなど、ブロードバンド環境が個人の生活に浸透していることが分かりました。
このたびの調査結果および調査概要は以下の通りであります。
- テレビで知った情報をネットで調べる経験者が5割強
テレビで見た情報をきっかけとして、その場でインターネットアクセスをした経験のある利用者が51.5%である。これは、前年同期に行った同様のアンケートと比較し8ポイントの伸びとなっている。インターネットにアクセスをする動機となった理由としては、グルメや旅番組などの詳細情報の確認、プレゼントや限定情報の確認、バラエティやドラマなどの番組内容の閲覧が多い。
なお逆に、インターネットで見た情報をもとにテレビ視聴をした経験があるユーザは2割程度であり、全体的にニュース、天気に関するものが多く、女性ではドラマの比率が高い。
- テレビとパソコンは同じ部屋で利用
自宅において、テレビとパソコンとは同じ部屋で利用することが多く、テレビをよく見る場所はリビングが74.3%である。リビングでインターネットを利用する利用者の93.7%は、テレビもリビングで見ている。寝室などの場合も同様でテレビのある場所でインターネットを接続する傾向が高い。
- ブロードバンドユーザの7割以上は動画視聴経験がある
動画コンテンツの視聴経験は72.6%であり、女性よりも男性の方が動画コンテンツの視聴経験は高い。特に30代、40代男性でともに約8割となった。視聴経験の高いコンテンツは映画・予告編で65.4%、ニュースで43.4%、音楽・プロモーションビデオで43.4%となった。
- 50代男女で旅行、観光地情報の動画コンテンツの視聴希望が高い
今後視聴したい動画コンテンツのジャンルは映画・全編が39.3%、音楽・ライブが36.9%、ニュースが34.3%となった。50代男女では特に国内外の観光地紹介に対しての希望が高く50代男性で46.1%、女性で46.9%となった。
■ブロードバンドユーザ調査概要 |
調査目的 |
: |
ブロードバンドユーザのインターネット利用動向とテレビ視聴との関わりを検証 |
調査方法 |
: |
インターネットによるアンケート |
調査期間 |
: |
2003年10月24日(金)〜10月29日(水) |
調査対象 |
: |
DR1モニター会員(ブロードバンドユーザ) |
有効回答者数 |
: |
合計991名(男性:557名、女性:414名) |
調査項目 |
: |
・ |
テレビ視聴とネット接続の場所 |
|
|
・ |
テレビを見ながらのインターネット利用経験 |
|
|
・ |
インターネットとテレビ視聴の関り |
|
|
・ |
インターネットでの動画視聴経験 |
BIGLOBEでは、1998年からDR1を開始し、これまで様々な業種・業態のマーケティング課題に対応したインターネットリサーチを実施してきており、現在まで100社以上から調査の依頼を受けております。
BIGLOBEでは、今後も同様の調査を半年程度ごとに定期的に行い、ブロードバンドユーザの動向変化を把握し、ブロードバンドサービス、コンテンツの拡充および個人向けインターネットソリューションサービス提供に反映してまいります。