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「UNIXサーバ NX7000シリーズ」 |
NECはこのたび、UNIX(注1)サーバ「NX7000シリーズ」において、最新のRISCプロセッサ「PA-8800」を搭載した新製品5モデル及び最上位機種の強化を行い、本日より販売活動を開始いたしました。
新製品は、最新の高性能RISCプロセッサ「PA-8800」の搭載及び、従来機(「PA-8700」および「PA-8700+」を搭載)と同一のOSバージョン「HP-UX 11i v1」を採用しているため、お客様はOS、アプリケーション、データなどのシステム環境を変更する必要なく最新のテクノロジーを利用できます。
このたびの新製品5モデル「NX7000/rp8420-32」、「NX7000/rp7420-16」、「NX7000/rp4440-8」、「NX7000/rp3440-4」、「NX7000/rp3410-2」と、強化1モデル「NX7000/Superdome」の主な特長は以下の通りであります。
- 最新CPUの搭載
新製品は、CPUにRISCプロセッサ「PA-RISC」の最上位に位置づけられる「PA-8800」を採用している。「PA-8800」は従来の「PA-8700+」に比べて浮動小数点演算性能で約50%、整数演算性能で約30%の性能向上が見込める。また、単一チップ上に2つのプロセッサが実装できるため、「NX7000/Superdome」では最大構成が64CPUから128CPUとなるなど、搭載プロセッサ数が2倍となり、拡張性にも優れたラインナップを確立している。
- 価格性能比の向上
現行のPA-8700+プロセッサ搭載モデルに比べて、エントリ領域の製品において価格性能比約2.5倍の向上を実現している。また、その他の各機種においても大幅な価格性能比の向上を実現しており、これまでと同等の予算で、より高い性能要求に応えることが出来る。
- 投資の保護
これまでミッションクリティカル領域で実績豊富な「HP-UX 11i v1」を搭載可能とし、「PA-8700」および「PA-8700+」を搭載した従来機と同一のOSバージョンを採用している。このため、OS、アプリケーション、データなどのシステム環境を変更する必要なく新製品への移行が可能である。また、将来Itanium(R)2プロセッサを搭載したNX7700シリーズへも同一筐体内で移行が可能であり、現在Itanium(R)2環境への移行が困難なお客様でも、現在の投資を保護しつつ、将来のシステムへの段階的な移行に備えることができる。
新製品の最小価格、出荷開始時期は以下の通りであります。
製品名 |
標準価格(税抜) |
出荷開始時期 |
NX7000/rp3410-2 |
119.1万円〜 |
平成16年 4月末 |
NX7000/rp3440-4 |
230.1万円〜 |
NX7000/rp4440-8 |
376.7万円〜 |
NX7000/rp7420-16 |
1,474.5万円〜 |
NX7000/rp8420-32 |
3,136.2万円〜 |
NX7000/Superdome |
5,345.5万円〜 |
平成16年 5月末 |
ミッションクリティカル領域においては、近年の厳しい事業環境の中で業務拡張により従来のシステム資産を確実に継承しながら、今まで以上の性能が発揮できる高性能なUNIX機へのニーズが高まってきております。
本製品はこれらニーズに応えるために製品化したものであり、併せて、NECでは、オープンミッションクリティカルシステムをさらに拡充するために、統合システム運用管理「WebSAM(ウェブサム)」やシステム構築基盤「SystemGlobe(システムグローブ)」など、高信頼・高可用システムを実現するミドルウェア製品群「VALUMO (バルモ)ウェア」との連携をさらに強化してまいります。
新製品および強化製品の主な仕様は別紙をご参照ください。
(備考) 標準価格に消費税は含まれておりません。
(注1) |
UNIXは、The Open Groupの登録商標。 |
(注2) |
インテルおよびItaniumは米国またはその他の国におけるインテルコーポレーションおよび子会社の登録商標。 |