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「Express5800/1020Ba」 |
「Express5800/1020Ba(ラック収納時)」 |
NECはこのたび、最新の「インテル(R) Itanium(R)2プロセッサ」(注1)を搭載したブレード(基板型)サーバを国内で初めて製品化し、「Express5800/1020Ba」の名称で、本日から販売活動を開始いたしました。
新製品は、1台のブレードに「インテル(R) Itanium(R)2プロセッサ」を最大2個搭載可能であり、高さ10U(1U:44.45ミリ)の収納筐体(ラックマウントシャーシ)に最大9台のブレード(CPUは最大18個)と電源を搭載することが可能であり、スーパーコンピュータ並みの性能を実現しております。
なお、新製品は、OSにLinux(注2)を採用し、科学・技術分野を主要なターゲットとして販売いたします。科学分野では、高成長が期待されているGRID市場で、特に並列処理を必要とするバイオサイエンス領域などにおいて、優れた計算能力を発揮いたします。一方、技術分野においては、自動車産業を始めとするシミュレーションが重要な製造業などにおいて、スーパーコンピュータや高性能スカラーサーバを必要とするCAE(Computer Aided Engineering)解析に対し、高性能かつ低価格な計算サーバを提供し、開発プロセスにおけるトータルコストの削減に貢献いたします。
新製品の主な特長は、次の通りであります。
- 世界で初めて24GB大容量メモリを搭載可能としたブレードサーバ
最新の「インテル(R) Itanium(R)2プロセッサ」を搭載したブレードサーバであり、世界で初めて24GBの大容量メモリ(注3)をサポートしている。新製品は科学・技術計算領域で多用される浮動小数点演算の論理性能においてプロセッサあたり6.4ギガフロップス(1.6GHz CPU搭載時)とスーパーコンピュータ並みの高性能を提供すると共に、この演算性能を最大限活用するため、多数の浮動小数点レジスタや、大容量高バンド幅低レイテンシキャッシュ(注4)を搭載している。さらにCPUとメモリ間で6.4ギガバイト/秒のデータ転送速度を有することで優れた実効性能を実現している。
また、ブレード間の接続には、ギガビットイーサに加え、ギガビットイーサより10倍高速なインフィニバンド(10Gbps)を採用している。
- 優れた設置性を提供
1台のラックマウントシャーシには最大9台のブレードと、2台のマネジメントモジュール(注5)、電源、ファン、DVD-ROMドライブを内蔵できる。2mラックあたり最大4台のラックマウントシャーシ(最大36ブレード、72CPU)を搭載可能(注6)であり、論理ピーク性能460ギガフロップス(1.6GHz CPU搭載時)の高性能を実現し、従来のラック搭載のスカラ-サーバに比べて2倍の設置性を有している。
- 高信頼性・高可用性を実現
同一ラックマウントシャーシ内の各ブレードは個別に電源をON/OFFでき、シャーシ内の任意のブレードを他ブレードの稼働に影響与えることなく交換(ホットスワップ)することが可能である。加えてマネジメントモジュールは二重化およびホットスワップが可能であり、万が一の障害時にも故障修理後、シャーシ内ブレードの再立ち上げをすることなく、速やかに冗長構成へ復旧することができる。さらに電源およびFANはN+1冗長構成とすることが可能であり、高信頼性・高可用性を実現している。
- 優れた運用性を提供
マネジメントモジュールを介してブレードにキーボード、マウスが接続され、電源管理や状態監視、構成制御などの操作系統を一元化しており、優れた運用性を実現している。
加えて、NECのサーバ運用管理ソフトウェア「ESMPRO/ServerManager, ServerAgent」により、サーバリソース利用状況、運用状況をタイムリーに把握し、異常を自動的に検知・通報することができるため、障害時には迅速な対応が可能である。また、OSやアプリケーションの一括インストールなどの機能を実現するソフトウェア「WebSAM DeploymentManager」により、大量のサーバを設置する場合においても、効率的な運用管理が可能である。
更に、Platform社(注7)が開発した「LSF」(注8)をサポートしている。「LSF」と組み合わせたNEC独自の拡張機能として、計算中の障害を検知した場合に自動的に予備サーバを組み込み、ジョブの再投入を行うフェールオーバ機能を提供。これらにより、多くの計算ノードを管理する際に欠かせないトータルなリモート運用管理機能を実現している。
新製品の最小システム価格は186万円(税込み価格)からであり、出荷開始時期は本年8月であります。
| <最小システム構成> |
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ラックマウントシャーシ 1 |
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ブレード |
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CPU(1.4GHz,3MB) ×2 |
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メモリ 2GB(512DIMM) ×4 |
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HDD × 1 |
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マネジメントモジュール 1 |
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ラック、コンソールは含まない |
科学技術計算用途において汎用マイクロプロセッサを搭載したスカラ型サーバは、流体解析、構造解析、機械設計、化学、EDA(Electronic Design Automation、電気回路設計用CAD)などを中心に利用が拡大しております。各用途とも解決すべき問題・データは日々大規模化/複雑化し、このような大規模/複雑なデータを高速処理する高性能CPUや大容量メモリを搭載した、高性能かつ設置性に優れたサーバに対するニーズが一層高まっております。
当社はこのような市場のニーズに対応して、これまでのメインフレームやスーパーコンピュータ開発で培われた高密度実装技術、高冷却技術、オンライン保守技術等を活かし、本製品を開発いたしました。
新製品の概要については、別紙をご参照下さい。
| (注1) |
Intel、Itaniumは、米国インテル社の登録商標。 |
| (注2) |
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標。 |
| (注3) |
Itanium2の高速浮動小数点性能を引き出すため、24GBの大容量メモリ搭載をサポート。(既存のItanium2ブレードサーバは最大16GB) |
| (注4) |
低レイテンシとは、データのリクエストを行なってから、実際にデータが転送されるまでにかかる遅延時間が短いこと。 |
| (注5) |
マネジメントモジュールとは、ブレードの運用管理や障害監視等の一元化を行う運用制御モジュール。 |
| (注6) |
搭載可能台数はシステム構成により変わる。 |
| (注7) |
Platform社は、カナダPlatform Computing Inc. |
| (注8) |
LSFは、Platform Computing Inc.が開発、販売しているワークロード管理ソフトウェア。 |