NEC Empowered by Innovation NEC
検索  キーワード検索の文字入力 検索範囲の選択 by Google
ホーム ニュース 会社概要 商品 ソリューション ダウンロード サイトマップ
現在のページの位置: ホーム > プレスリリース > 記事

プレスリリース



世界最高の精細度で3D表示できるシステムオングラス液晶ディスプレイを開発

2004年08月30日

日本電気株式会社

NECはこのたび、世界最高の精細度で3D表示できる、携帯機器向けシステムオングラス(注1)液晶ディスプレイの開発に成功しました。

このたび開発した3D液晶ディスプレイは、従来の高精細化の限界を打ち破る HDDP(Horizontally Double-Density Pixels)構成という独自の3D向け表示構造の開発とレンチキュラーレンズの組み合わせにより、世界最高の精細度235ppi(注2)の3D表示を実現したもので、主な特長は以下の通りです。

(1) 縦長の長方形画素を用いて横ストライプのRGBカラー配置と横方向の解像度を2倍にしたHDDP構成により、表示サイズ2.5型でVGA(640×480画素)という高密度画素(横470ppi×縦235ppi)を実現。
(2) HDDP構成とレンチキュラーレンズ(注3)の組み合わせにより、薄く簡単な構造で、従来の3D表示方式と比べて、明るく高精細な3D表示を実現。
(3) 液晶画面への表示内容により2D表示と3D表示を切り替えられるため、2D表示画面中の一部を3D表示するなど、画面上に2D表示と3D表示を混在可能。

このたびの開発により、現在、主流であるQVGA(320×240画素、180ppi程度)の携帯電話画面の3D表示解像度が90ppi程度だったところを、3Dで235ppiという高い解像度で表示することが可能となり、メールや写真など2D画像の品質を保った上でメガネ無しで明るく自然な3D映像を楽しめる、魅力的な携帯機器を実現できます。

近年、携帯機器の高機能化が進み、CGによる3Dゲームや3Dキャラクタの表示などが可能となり、特殊なめがね無しで楽しめる立体表示機能への期待が高まっています。しかし、めがね無しで立体表示する方式は、左右の目に対応する2枚の視差画像を横方向に1画素ずつ交互に表示するため、3D表示の際には横方向解像度が2D表示に比べて半減するという課題がありました。また、2D表示と3D表示を切替え可能な3D液晶ディスプレイでは、3D表示時に明るさが低下する場合があるという課題もありました。

NECがこのたび開発した3D液晶ディスプレイでは、HDDP構成とレンチキュラーレンズの組み合わせにより、これらの課題を解決しました。通常の液晶ディスプレイでは基本画素は正方形ですが、HDDP構成では基本画素を縦長の長方形とすることで横方向の解像度を2倍(470ppi)としました。2D画像の表示時には隣り合った2画素に同じ画像を表示することで、235ppiという高解像度の表示が可能です。3D表示時には隣り合った2つの長方形画素に左右の目に対応する画像をそれぞれ表示することにより、2D表示と同じ235ppiの解像度で立体画像を表示します。

NECではこのたびの高精細3D液晶ディスプレイが、携帯電話用ディスプレイの進展に大きく貢献するものと考え、今後も積極的な研究開発活動を展開していきます。

以上


(注1) System On Glass : ガラス上に半導体システムを作りこむ技術
(注2) pixel per inch : 1インチあたりの画素数
(注3) レンチキュラーレンズ : 縦方向に長いかまぼこ型のレンズを横に並べた板状のレンズアレイ。縦一列のレンズが左右両眼用の2画素の列に対応し、左右の目にそれぞれの画像が見えるように光を送ることでメガネ無しでの3D表示を実現する。

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

NEC 研究企画部 企画戦略グループ

https://www.nec.co.jp/r_and_d/ja/cl/contact.html


本文ここまで
ページトップに戻る
プレスリリーストップに戻る
Copyright© NEC Corporation 1994-2004