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プレスリリース



システムLSIに搭載可能な超小型光インタフェースを開発
〜大容量IT・ネットワーク装置内の光配線実現へ大きく前進〜

2005年06月01日

日本電気株式会社

NECはこのたび、サーバやネットワークスイッチなどのIT・ネットワーク装置に搭載されるシステムLSIの信号入出力インタフェースを光信号に変換する、超小型の光インタフェースモジュールを開発しました。

このたびの開発は、装置内のボード間およびボード上光配線の実現に向けて、それに適用できる超小型・低コストの光インタフェースモジュールを新規に研究・開発したもので、1Tbps級の大容量な信号処理能力を持つシステムLSIのインタフェースの光信号変換を、高密度かつ低コストで実現します。これにより、光配線を活用した大容量のIT・ネットワーク装置が、優れたコストパフォーマンスで実現可能となります。
NECでは現在、本モジュールの製品試作を行っており、今後、量産性、信頼性を高め、IT・ネットワーク装置群への適用を進めていく計画です。

今回開発した光インタフェースモジュールは以下の特長を有しています。

(1) モジュール構造の最適化により従来製品比約1/10の体積に小型化し、1円硬貨以下の超小型サイズで10Gbps×4チャネルの信号を入出力可能。システムLSI周辺に同モジュールを複数搭載でき、多数の信号入出力を有するLSIのインタフェースを光信号に変換することが可能となり、高速なインタフェースを実現。
(2) LSIのパッケージングと同様の手法での組立が可能で、当社の強みであるパッシブアライメント技術(注1)により、従来の光インタフェースモジュールの約1/10以下のコストでの量産が可能に。
(3) 手軽に接続できる専用ファイバコネクタを(株)フジクラと共同で開発。開発した光コネクタは基板面と垂直方向に挿抜する構造で、特殊な設計を行わずに装置内の光配線を実現可能とし、実装の高密度化を実現。

近年、通信の大容量化・高速化への需要はますます高まっており、今後もムーアの法則を越えて伸び続けることが予想されています。また、サーバなどIT機器の世界でも大容量データ処理への要求が高まっています。このようなIT・ネットワーク装置の大容量化に伴い、装置に搭載されるシステムLSIのインタフェースも一層の高速化が必要となるため、より高速なデータ伝送を実現する光インタフェースモジュールのシステムLSIへの搭載に期待が高まっています。しかし、従来の光インタフェースモジュールは、システムLSIパッケージと同等もしくはそれ以上の大きさであったため、多数の信号入出力を有するLSIのインタフェースに光モジュールを適用することは非現実的でした。このため、高速・高密度で、かつ、小型の光インタフェースモジュールが求められていました。

NECではかねてからこの問題を解決するため研究開発をすすめ、このたび、超小型の光インタフェースモジュールの開発に成功しました。 NECでは現在、大容量のIT・ネットワーク装置実現に向けた新たなコンセプトのプラットフォーム技術として、「Generation Free Platform 」(GFP:注2)の研究・開発を進めており、このGFPのボードと光バックプレーン間の接続に本モジュールを適用し、機能実証を進めています。

また、NECではこの光インタフェースモジュールについて、関連分野の企業、団体と共同で普及を推進しています。現在、JPCA(日本プリント回路工業会)にて本モジュールの標準化が進められており、2005年6月に標準規格文書が発行される予定です。さらに光インタフェースモジュールとともに装置内光信号接続の中核技術となる光バックプレーンも、産業技術総合研究所 光・電子SI連携研究体と協同して開発を行っており、今後、標準化を推進していく計画です。

なお、今回の成果の技術的内容と標準規格は、6月1日から3日まで東京ビックサイト(東京都江東区)で開催される「国際電子回路産業展(JPCAショー2005)」で展示・発表される予定です。

本研究の一部は、情報通信研究機構(NICT)の委託研究「テラビットルータに向けた高速信号処理用光モジュールの開発」プロジェクトの成果です。

以上


(注1) パッシブアライメント技術(Passive Alignment)
レーザダイオードや光ファイバなどの光学素子間の位置合わせを機械精度のみで行う実装技術です。レーザダイオードなどを発光させて位置合わせを行うアクティブアライメント技術と対比されます。
(注2) Generation Free Platform(GFP)
GFPは、一つまたは複数の積み重ね可能なサブシェルフによって構成される拡張可能なシステムプラットフォームで、スイッチカード、ラインカード、CPUブレードなど様々なボードを収容することで自在にシステムを構成できます。ボード間の信号接続は光バックプレーンによって行い、電気では達成しえなかった広帯域化を実現します。これによりプラットフォームを置き換えることなくトラフィック需要に応じ、世代を超えてシステムを進化させることが可能です。

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

NEC 研究企画部 企画戦略グループ

https://www.nec.co.jp/r_and_d/ja/cl/contact.html


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