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プレスリリース



BIGLOBEから送信される迷惑メールの9割削減を実現
〜迷惑メール総合対策基盤「SMBA」を構築〜

2005年07月11日

日本電気株式会社

NECのインターネットサービス「BIGLOBE」は、迷惑メール送信対策として国内ISPとしてはじめて、ISPのメールサーバを経由しない"直接送信"におけるメール流量制御を本年7月中旬から実施いたします。これによりBIGLOBEから送信される迷惑メールの9割削減を実現いたします。

BIGLOBEの接続サービス会員からのメールの送信方法には、BIGLOBEのメールサーバを経由する方法と、自営のメールサーバからBIGLOBEのメールサーバを経由せずに他ISPや携帯キャリアなどのメールサーバへ送信する直接送信があります。昨今、迷惑メールの送信にあたっては、大量メール送信制限が行われているメールサーバを経由しない直接送信での送信が増加しており、BIGLOBEから送信される全メールの90%を占めるまでになっております。

このたび実施する迷惑メールの送信対策は、直接送信を悪用した迷惑メール送信者を対象とするものであり、同一IPアドレスから直接送信で大量に送信されるメール送信者の、一定時間内における送信可能流量を制御するものであります。これにより従来の全ての直接送信をブロックする方法では困難であった、大量メール送信者のみを対象とした送信対策が可能となります。

直接送信メール流量制御の特長は次の通りであります。

  1. BIGLOBEから送信される迷惑メールの9割を削減

    BIGLOBEから送信されるメールのうち、大量の迷惑メール送信が行われている直接送信において流量制御を実施。同一IPアドレスから、一定時間内に大量に送信されるメールの流量を制御する事で、BIGLOBEから送信される迷惑メールの9割削減を実現。

  2. 迷惑メール大量送信者に絞った流量制御を実現

    自社でメールサーバを運用する企業や、BIGLOBEの接続サービス会員で他のISPメール送信を行うユーザなど、悪意の無い直接送信利用者に影響を与えることなく、大量の迷惑メール送信者のみに絞ったメール流量制御が可能。従来、他ISPで行われていた直接送信の完全なブロックでは、悪意の無いユーザも含めた全てのメールの直接送信を制限していたが、本対策では短時間に大量メールを送信する迷惑メール送信者に絞った対策が可能。


昨今、迷惑メール送信方法の巧妙化が進んでおり、送信者を特定されぬようISPを乗換えながら通常の数百倍の大量メールを短時間で送信する手口や、ウィルス感染によるゾンビPC(注1)を使った大量送信が増加しておりました。本対策はこのような問題に対応するものであります。

これまでBIGLOBEでは、迷惑メールを「出させない」「通さない」「届けない」といった3つのアプローチで対策を進めており、97%(注2)の迷惑メール判定精度の迷惑メールブロックサービスや、自身のドメイン名を偽って送信してくるメールの受信拒否など、様々な角度から迷惑メール対策を推進しておりました。このたび更なる迷惑メール対策の強化に向けて、各種迷惑メール対策の統合制御と迷惑メールの一元的な監視を実現することで、迷惑メール総合対策基盤「SMBA」(Spam Mail Blocking Architecture)を構築いたします。

BIGLOBEでは、今後も関係省庁や関係団体との連携による迷惑メール対策の推進を図ると共に、新技術を活用した迷惑メール対策強化をすすめるなど、「SMBA」の強化を継続して推進し、ユーザがブロードバンドを安心して使える環境の整備に努めてまいります。

以上


(注1) ウィルスに感染、あるいは、不正侵入者に遠隔操作ソフトを仕掛けられたまま、気付かずに放置されているPC。ウィルスを他のPCに感染、または、大量メール送信プログラムを仕掛けられて迷惑メールの発信元にされられる。
(注2) BIGLOBE迷惑メールブロックサービスモニタ調査アンケート結果

<本件に関するお客様からの問い合わせ先>

NEC BIGLOBEカスタマーサポート

電話: (0120)86-0962
http://support.biglobe.ne.jp/ask.html


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