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国内初、業界標準プロトコルに対応した「無線温湿度センサーシステム」を発売
~緻密かつ柔軟な空調管理により、快適な空間とCO2削減を実現~

2007年 9月12日
日本電気株式会社
NECエンジニアリング株式会社

「無線温湿度センサー」
「無線温湿度センサー」

日本電気株式会社(注1、以下NEC)ならびにNECエンジニアリング株式会社(注2、NECエンジニアリング)は、ビルオートメーション用データ通信プロトコル(手順)であるBACnet/IP(注3)に準拠した「無線温湿度センサーシステム」を開発し、本日より販売活動を開始しました。
無線を利用し業界標準プロトコルに準拠したシステムは、国内で初めてであります。

「無線温湿度センサーシステム」は、無線温湿度センサー・アンテナ装置(以下アンテナ部)・BACnetゲートウェイで構成され、小型(7cm×7cm×3.5cm)の無線温湿度センサーをオフィスや店舗の壁・パーティションなどに取り付け、各センサーが計測した室温・湿度を無線でアンテナ部(各部屋やフロアに設置)に送信し、空調管理などのビルオートメーションシステム(注4)と連携するものです。
この無線温湿度センサーは配線等の制約がなくどこにでも取り付けられるため、オフィスや店舗などのスペース設計や変更に柔軟に対応することができ、かつ、スペース内に複数設置することで一部の空間のみの温湿度を調節するなど緻密な管理が可能となります。例えば、フリーアドレス制のオフィスでは、パーティションにセンサーを取り付け、社員が集まり温度が上昇するスペースの空調を局所的に調節することが可能となります。これにより、建物のエネルギー消費量の中心となる空調のムダを減らし、CO2の削減を実現いたします。

尚、本システムは先行的に大手百貨店で採用されており、新たなテナントの出店やイベント開催などレイアウト変更に応じた細やかな空調管理を行うことで、買い物客が快適に過ごせる環境の実現と、配管・配線工事の減少による費用削減を実現しております。

「無線温湿度センサーシステム」の価格は90万円(税別、注5)からであり、今後3年間で 60億円(注6)の売上を見込んでおります。

従来の温湿度センサーはビルオートメーションシステムとの間を有線で接続するため、フロアレイアウトの変更などに伴う温湿度センサーの移動・増設の度に配線工事を行う必要があり、工事費用や配線による美観上の課題がありました。また、既存の無線温湿度センサーシステムはメーカー独自のプロトコルを使用しているため、センサーとビルオートメーションシステム間のデータ通信には専用ソフトウェアを新たに開発する必要がありました。

新システムは、無線センサーとビルオートメーションシステム間のデータ通信プロトコルにISO標準規格であるBACnet/IPを採用したことで、専用ソフトウェアの開発が不要となり、導入費用の低減を実現します。また、無線接続により空間の特長に合わせた柔軟な空調管理が可能となるほか、ZigBee(R)(注7)で使用されている国際標準通信規格IEEE802.15.4に準拠しているため、今後ZigBee規格を適用することで対応機器や適用範囲を拡大することも可能です。

「無線温湿度センサーシステム」の特長は以下のとおりです。

(システム構成イメージ)

(システム構成イメージ)

1. 容易なレイアウト変更に対応し、広いカバーエリアを実現
無線温湿度センサーとアンテナ部は最大70m(注8)、アンテナ部とBACnetゲートウェイは最大50m(注8)まで離して設置することが出来る。また、ひとつのアンテナ部に対し最大20台の無線温湿度センサーを接続可能なため、広い建物でも多数の温湿度センサーを少ないアンテナで接続・計測することができ、配線工事の経費削減を実現。
無線湿温度センサーの取り付けにはビスとマグネットの2種類があり、ビスで穴を開けることが出来ない場所への取り付けが可能なほか、移設・増設が簡単に行えるなど設置の自由度を向上。
2. 様々なビルオートメーションシステムとの連動が可能
ISO標準規格であるBACnet/IPをインタフェースに採用したことで、NECエンジニアリング製のインターネット・ビルオートメーションシステム「Butics-iXシリーズ」だけではなく、様々なメーカーの空調管理・計測システムとの連動が可能。
3. 無線通信に国際標準規格IEEE802.15.4を採用
ZigBee(R)で使用されている国際標準規格IEEE802.15.4に準拠した、NECエンジニアリング製の通信モジュール「ZB24FM-E2022-01」を温湿度情報の無線通信に使用しているため、今後、対応機器や適用範囲を拡大することも可能。また、このモジュールは低消費電力が特長であり、無線温湿度センサーは単3アルカリ乾電池2本で約1年以上の動作が可能。

NECおよびNECエンジニアリングは今後、ネットワーク技術とコンピュータ技術を融合した「無線温湿度センサーシステム」、ならびに、豊富な納入実績を有するビルオートメーションシステム「Butics」の販売を強化し、企業の環境対策に貢献してまいります。

なお、新システムの仕様は別紙をご参照ください。

以上

<備考>
(注1)
本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫
(注2)
本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:井上 憲治
(注3)
BACnet/IP(Building Automation and Control Network/Internet Protocol)
米国 暖房・冷凍・空調学会(ASHRAER:American Society of Heating, Refrigerating and Air Conditioning Engineers ,Inc)が制定したビルオートメーション用のデータ通信プロトコルで、米国の国内標準規格(ANSI、ASHRAE)となっており、さらに国際標準規格ISO16484-5としてガイドラインが制定されている。日本では社団法人電気設備学会がASHRAEの規定をベースにIEIE J-G-0006:2006として制定。通信プロトコル下位にイーサネットを採用し、通信速度が速く、照明・空調・防災などの設備毎に異なったベンダーでのシステム構築が可能であり、大規模なシステムを効率よく運用・監視可能。
(注4)
建物内の快適環境と省エネルギー化を実現するため、電気、空調、照明、防災設備等を監視・ 制御するシステム。
(注5)
BACnetゲートウェイ1台,アンテナ部1台,温湿度センサー5台の場合の標準価格。(SI費含まず)
(注6)
本数値にはSI費を含んでいない
(注7)
無線センサーネットワークを実現するための基盤となる次世代無線ネットワークの国際規格。
省電力な低速無線通信で、プロトコルを単純化し機能を限定することによってデータサイズを抑え、低コストでのネットワーク構築を可能とした。インフラを構築することなく端末間が自律的にネットワークを構築するアドホックマルチホップメッシュネットワークを構築できるという特長をもつ。
(注8)
電波状況等より通信可能範囲は異なる場合があります。
ZigBeeは、ZigBee Alliance, Inc.の登録商標です。
BACnetとASHRAEはAmerican Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineersの登録商標です。
その他記載の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。

新製品に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 第一国内SI推進本部 建設ソリューション推進部
[東京] 電話:(03)3798-6930 折本
[大阪] 電話:(06)6945-3151 戸嶋

NECエンジニアリング 営業本部 ソリューション営業部
電話:03-6414-5639
URL:http://www.nec-eng.com/pro/onshitudosensor/index.html


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