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Japan

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次世代車載情報系プラットフォーム向けマイコン、OSを開発

2007年12月11日
日本電気株式会社
NECエレクトロニクス株式会社

NECならびにNECエレクトロニクスは、このたび次世代車載情報系プラットフォームの基幹部分であるマイコン及びオペレーティングシステム(以下、OS)のプロトタイプ開発を完了致しました。

今回のマイコン、OSは、NECの有するソフトウェア技術力、NECエレクトロニクスの有するデバイス技術のシナジーを生かし、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市 取締役社長 渡辺 捷昭、以下トヨタ)、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社(本社:愛知県安城市 取締役社長 谷口 孝男)、株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市 取締役社長 深谷 紘一)の協力により開発したものであります。今後も、この3社と協力し、2010年以降のトヨタのマルチメディア情報機器搭載車への採用を視野に入れた開発を進め、さらには車載マルチメディア情報機器の業界標準を目指し、他の自動車メーカーやIT関連企業への採用の働きかけも進めてまいります。

次世代車載情報系プラットフォームは、今後車載マルチメディア情報機器(ナビ、オーディオ、テレマテックス(*1))に求められる

  ・ 「人」「社会」「車」と"つながる"サービスへの拡大(図1参照)
  ・ 「映像」「音楽」「通信」等の新規デバイスや持込機器への迅速な対応
を実現し、多様なユーザニーズへの対応を可能とする共通基盤になります。
この共通基盤においては、車両制御系やボディ系システムとの連携制御を掌る制御系OS(リアルタイム)と、ナビ、オーディオ、外部との通信などを掌る情報系OS(マルチメディア)がマイコンと連携することにより、豊かなユーザインターフェィスをはじめ、地図・道路情報に連動した車両制御や、車両運転状況記録に基づく遠隔故障診断サービスなどがより容易に提供可能になると見込まれています。

このたび、次世代車載情報系プラットフォーム(図2参照)向けに開発したマイコン、OSは、設計期間の短縮、開発資産の継承、変更・応用の容易性を確保する統一アーキテクチャの考え方を採用しております。なお、次世代マイコン、OSの概要は以下の通りです。

1. 次世代マイコン
次世代マイコンでは、ARM社とNECグループで共同開発した対称型マルチコアマイコンであるARM11(TM) MPCore(TM) (*2)をベースに、統一アーキテクチャの考えを取り入れ、周辺機能の組み換えや拡張が容易な構造を実現している。例えば、画像認識などのアプリケーションに優れた高並列プロセッサ・アレイ(IMAP(*3))、大量のデータ処理を支えるPCI Express等の標準I/Oユニット、GPS、表示制御等の車両向けユニットといった機能を有する。
本マイコンは、車載向けとして高い信頼性を実現するDFT(*4)技術を適用し、最先端の55nm(ナノ・メートル)微細加工技術を用いてNECエレクトロニクスが開発した。
2. 次世代情報系OSと連携OS
次世代車載情報系プラットフォームでは、車両制御系との連携に必要な制御系OSと、新規サービスの拡大に対応するための情報系OSをマルチコアマイコン上に並行搭載する。
ナビ、オーディオ、外部情報連携などを掌る情報系OSについては、標準APIを採用することで、ITの進化に追随した新規のアプリケーションを開発し易くするとともに、外部アプリケーションの導入も容易な構造を実現する。
また、制御系OSと情報系OS、両OS間の双方向通信とセキュリティの確立を実現する連携OSを新たに提供する。
なお、本OSは、昨年度よりスタートした名古屋大学とトヨタの共同研究の成果である「OS開発構想」をベースにNECが具体化した。

今後の自動車開発においては、さらなる環境対応や安全性、快適性の向上のために、エレクトロニクス技術やIT・NW技術の重要性、特に中核となるマイコンやソフトウェアの重要性がますます高まってきております。
NECグループでは、次世代車載情報系プラットフォーム開発への参画を通じて、安全・快適な車社会の実現に貢献してまいります。

以上

(*1)
「テレコミュニケーション(通信)」と「インフォマティクス(情報処理)」を組み合わせた造語。
(*2)
ARM11およびMPCoreはEUおよび他国におけるARM Limitedの商標です。
(*3)
NECが開発した高並列プロセッサ・アレイ。
(*4)
Design For Test。テスト性向上を組み込んだ設計手法。

このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な後発事象によって変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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