本ウェブサイトでは、JavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。
お客さまがご使用のブラウザではスタイルが未適応のため、本来とは異なった表示になっておりますが、情報は問題なくご利用いただけます。
2008年6月24日
日本電気株式会社
タイコ テレコミュニケーションズ
NECと米国のタイコ テレコミュニケーションズ社(注)は、日本の千倉と米国のロスアンジェルス間を結ぶ大容量光海底ケーブルプロジェクト「Unity(ユニティ)」の建設にこのたび着手しました。本プロジェクトの建設契約は、発注者であるUnityコンソーシアム(KDDI、バーティエアテル、グローバルトランジット、グーグル、パックネット、シングテル)と、システム供給者であるタイコ テレコミュニケーションズ及びNECとの間で本年2月に締結されました。
Unityは複数のファイバペアから成るシステムで、ファイバペア当たり最大960Gbpsまでの容量拡張が可能です。本システムを構成する機器の製造は両社にて分担します。NECが日本側から、タイコ テレコミュニケーションズが米国側から、それぞれ海底ケーブルの敷設を進めて、太平洋にてケーブルの接続を行います。
太平洋を横断し、日米間を直接結ぶ「日米直通光海底ケーブル」の建設は、2002年を最後にしばらく途絶えていました。その後、日米間の通信需要が急増し続けており、Unityはこうした市場ニーズに応える大型プロジェクトです。日米間の通信容量を大幅に拡充するとともに、アジア各国と日本をつなぐ大容量光海底ケーブルとシームレスに接続することにより、アジア~米国間の通信需要にも対応し、日本の通信ハブとしての地位向上に貢献します。
このような超長距離の光海底ケーブルシステムには最先端技術のみならず、過去の実績に基づく高い信頼性ならびにシステムサプライヤとしての総合力が要求されます。NECとタイコ テレコミュニケーションズが各々有する豊富な実績が評価され、このたびの受注につながったものと両社では考えています。
Unityのルート図は別紙をご参照ください。
以上
タイコ エレクトロニクス社のビジネスユニットの一つであるタイコ テレコミュニケーションズ は、海底通信技術および海洋工事サービスのパイオニアであり、今日でも海底通信システムのリーディンググローバルサプライヤです。
タイコ テレコミュニケーションズは過去の技術革新と実績という事業資産を基に、海底通信を不可欠な事業要素として必要としている顧客に対し、高い信頼性と品質を伴うソリューションを提供しています。タイコ テレコミュニケーションズは50年以上に渡る事業活動の中で、全世界で80以上の海底光ファイバシステムの設計、製造、敷設を行ってきました。世界に名立たる業界最先端の研究開発活動、製造設備、敷設・保守船、ケーブル保管施設、経営チーム、これらが一体となって、卓越した信頼性を伴う統合ソリューションやネットワークの拡張が実行されており、全世界の通信事業者やインターネットプロバイダ、海洋開発及び科学研究機関の通信ニーズをサポートしています。(URL: www.tycotelecom.com)
NECはIT/ネットワークソリューションを中心に、NGNのリーティングカンパニーとして積極的な事業展開を行っておりますが、海底ケーブルシステムの分野においても過去30年以上にわたり、太平洋・アジア地域を中心に世界中の主要海底ケーブルシステムの構築に携わっており、数々のプロジェクトにおいて、先端的な技術、品質及び実行面での信頼性が評価されております。アジア・太平洋地域では、ほとんどの大規模地域海底ケーブルシステムの建設に携わり、各国の国内海底ケーブルシステムプロジェクトにも参画しています。最近では、2006年5月にモルジブ・スリランカ両国を結ぶ1,065kmの「Dhiraagu Submarine Cable Network」、 2006年12月に日本~ロシアを結ぶ総延長1,800kmの「Russia-Japan Cable Network」、2007年4月に東南アジアと米国を結ぶ総延長2万kmにおよぶ「AAG(Asia America Gateway)プロジェクト」(アルカテルルーセントと共同)、本年5月にジャカルタ~シンガポールを結ぶ総延長1,300kmの「JAKABARE」などの受注を獲得しています。
(URL: www.nec.com/submarine)
このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な後発事象によって変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。