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ホーム > ニュース > プレスリリース > コンシューマ機器間の超高速通信を実現する次世代インターフェース回路技術を開発

コンシューマ機器間の超高速通信を実現する
次世代インターフェース回路技術を開発 ~信号波形の歪み許容により従来比 約1/40のデータ転送時間を実証~

2009年4月2日
日本電気株式会社

NECはこのたび、コンシューマ機器間の通信インターフェースとして、USB2.0で使われるケーブルなど、安価で柔軟性はあるが信号劣化が生じやすい伝送ケーブルを利用しつつ、超高速通信を可能にする回路技術を開発しました。
また、本技術を用いたLSIを設計し、従来比約1/40(注1)のデータ転送時間を実証いたしました。

このたび開発した技術は、伝送ケーブルで起きる信号波形の歪みを補正することで、高速な信号の送受信を実現するものです。コンシューマ向け機器で用いられる安価で信号が歪みやすい伝送ケーブルでも、ハイエンドサーバの筐体間で用いられる高価な伝送ケーブルを用いた場合と同等の、超高速通信を実現します。

このたび開発した技術の特長は、以下の通りです。

1.歪みのある信号波形でも高速に受信可能

波形の歪みを完全に補正する従来の受信技術と比べ、本技術では、意図的に一定量の歪みを残した状態で信号を受信。今回、歪みを残した状態の信号でも正確に受信できるように、歪み波形の状態を従来の2値ではなく3値で判別する新規入力データ判別回路とこれに用いる判別タイミング信号の生成回路を開発。これにより、従来の受信信号の電圧制御による波形補正の代わりに受信信号のタイミング制御による波形補正が可能となり、約2倍の動作速度を実現。

2.複雑な波形歪みでも補正可能

入力信号の波形歪みを補正するために、従来の技術では、1つの入力データに対して毎回補正処理を行っていたのに対し、本技術では、4つの入力データごとに1回だけ補正処理を実行。この回路を4つ並列に時間をずらして動作させることで、1つの回路が動作する時間が長くなり、より複雑な補正処理が可能。これにより、安価な伝送ケーブルで生じる複雑な波形歪みの補正にも対応可能となり、波形が歪みやすい高速な送受信においても安定した通信を実現。

近年、パソコン、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダなど、ハイビジョン動画を扱う機器が一般的となり、大容量のデータを瞬時に転送したいという要望が高まっています。また、従来HDDと比較して10倍以上の読み書き速度を実現可能なSSDの登場で、通信の高速化はますます重要となっています。(注1)
このようにコンシューマ機器間で超高速通信を行う場合、伝送ケーブルで生じる信号の波形歪みが問題となるため、信号を受信する際に信号波形を補正することで送信時のデータを再現する必要があります。
しかし、従来の技術を用いた場合は、信号波形を補正する回路の能力に限界があるため、コンシューマ機器で使用される安価な伝送ケーブルで起きる信号劣化を補正することは困難でした。従って、高速な伝送には特性の良い高価な伝送ケーブルが必要であるという課題がありました。

このたび開発したシステムLSI向けの次世代インターフェース技術は、これらの課題を解決するものです。
NECでは、本技術が、高度なIT機器により支えられる安心・便利な社会の実現に重要な技術と考え、製品化に向けて今後とも積極的な研究開発を進めてまいります。

以上

注1

2時間のハイビジョン動画コンテンツを、USB2.0を用いて伝送した場合の転送時間は約14分、次世代規格であるUSB3.0を用いた場合は約80秒。今回開発した通信インターフェースを用いた場合、転送時間は約22秒になります。ここでは、実効伝送速度は最大伝送速度の半分としました。

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 知的資産R&D企画本部 広報グループ
URL: 新しいウィンドウを開きます。http://www.nec.co.jp/contact/

このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な後発事象によって変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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