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2009年11月17日
日本電気株式会社
インテル コーポレーション
インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 矢野薫、以下、NEC)は、本日、将来に向けて、スーパーコンピューターの性能を飛躍的に向上するハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)システム技術を共同開発していくことに合意いたしました。
NECは、ベクトル型スーパーコンピューター「SXシリーズ」の提供に加え、インテル(R) Xeon(R) プロセッサーを搭載したスーパーコンピューターに今後、これらの技術を活用していく予定です。両社は、NECのベクトル型スーパーコンピューター開発で培った経験と、インテル(R) Xeon(R) プロセッサーの優れた性能および高速ベクトル処理機能、インテル(R) AVX(注)を組み合わせることにより、インテル(R) アーキテクチャーのスーパーコンピューターで、より高い実効性能を提供する計画です。
両社は、協力の第一段階として、インテル(R) Xeon(R) プロセッサーを搭載したスーパーコンピューターのメモリー帯域幅と拡張性を向上させるハードウェアおよびソフトウェアの技術開発を共同で行います。これらの強化は、研究分野市場向けなどのハイエンド・システムだけでなく、小規模なHPCシステムも視野に入れて行っていく予定です。
インテル コーポレーション HPC事業部長のリチャード・ドラコットは「インテルのプロセッサー、チップセット、コンパイラー、その他の製品を含むインテル(R) アーキテクチャーへの多大な投資によって、汎用およびハイエンドHPC市場におけるインテル(R) Xeon(R) プロセッサーの幅広い利用が促進されました。インテル(R) Xeon(R) プロセッサー搭載ソリューションの革新へのNECの参画により、インテルはインテル(R) Xeon(R) プロセッサーのパフォーマンスを、より広範なスーパー・コンピューティング領域にまで提供できる体制が整います」と述べています。
NEC HPC事業部長の久光 文彦は「NECのベクトルパイプライン処理、広いメモリバンド幅、高速インターコネクト接続技術などのベクトル処理システムの開発における豊富な経験は、インテル・アーキテクチャーを新たな市場へさらに前進させることができます。NECは今回の共同開発と、NECのベクトル型スーパーコンピューターの継続強化により、HPC製品ラインナップを拡充していきます」と述べています。
HPCシステムやスーパーコンピューターは、先端技術の研究や実証実験のためのシミュレーションに、科学技術分野や医療分野、各種研究機関、さらに石油やガス採掘調査など資源探査領域で利用されます。現在、スーパーコンピューター TOP 500のおよそ80%は、インテル(R) プロセッサーを搭載しています。
インテルについて
シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアチブを推進していきます。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jpで入手できます。
NECについて
NECに関する情報は、http://www.nec.co.jpをご参照ください。
以上
AVX:Advanced Vector eXtentions , 将来のインテル(R) Xeon(R) プロセッサーに搭載されるベクトル演算向けの拡張命令群
*インテル、Intel、Xeon、Intel ロゴは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
*その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。
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