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2009年11月18日
日本電気株式会社
NECはこのたび、デジタルカメラなどの映像記録用機器による動画撮影において、ズームやオートフォーカス時に、モーターなどの駆動により発生する雑音を抑圧する技術を開発しました。
本技術により、映像記録用機器において、雑音を気にせずにモーターを高速に動作させて、よりスムーズなズームやフォーカスができるようになり、ビデオカメラ並みに使い勝手がよい動画撮影が、デジタルカメラでも可能となります。
また、ビデオカメラにおいては、今後、筐体の小型化によってマイクとモーターが近くに配置されても、より雑音が少ない動画撮影ができるようになります。
近年、デジタルカメラを用いて、日常生活で動画を撮影することが一般的になってきています。しかし、ズームやオートフォーカスなどを行う際に発生する雑音がカメラに装着されたマイクに漏れ込み、録音されてしまうという問題があります。
これに対し、従来のデジタルカメラは、高価な静音モーターの採用や、モーター駆動速度の制限などで雑音を減らすように対処してきました。しかし、スポーツシーンなど、動きの激しい動画を撮影する時にフォーカスやズームが追いつかなくなり、使い勝手が低下するという問題がありました。
一方、デジタルカメラだけでなくビデオカメラにおいても、機器の小型化に伴い、今後、マイクとモーターとの配置が近くなり、より雑音を拾いやすい構造になっていきます。そのため、デジタルカメラ及びビデオカメラなどの映像記録用機器に適した雑音抑圧技術の開発が望まれていました。
このたび開発した雑音抑圧技術は、上記の問題を解決するもので、特長は以下の通りです。
NECでは、今後も雑音抑圧技術の研究開発をすすめるとともに、デジタルカメラ及びビデオカメラ市場への普及を図ってまいります。
なお、このたびの成果は、11月18日から20日までパシフィコ横浜で開催される組込み総合技術展(Embedded Technology)2009において、展示します。
以上
NEC 知的資産R&D企画本部 広報グループ
URL: http://www.nec.co.jp/contact/
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