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ホーム > ニュース > プレスリリース > OpenFlow技術で日本の5拠点をつなぐ、広域映像伝送の実証実験に成功

OpenFlow技術を用いて、日本の5拠点をつなぐ広域映像伝送の実証実験に成功 ~さっぽろ雪まつり・沖縄プロ野球キャンプの映像を伝送~

2010年3月23日
日本電気株式会社

NECはこのたび、独立行政法人情報通信研究機構(以下 NICT、注1)と共同で、ネットワークを仮想化しサーバで集中制御できる次世代ネットワーク向け技術OpenFlow(注2)を用いた、広域映像伝送の実証実験に成功しました。このたびの実験は世界で初めて、OpenFlowを用いた実用的な広域ネットワーク上での映像伝送を行ったものです。

本実験は、NICTの研究開発用ネットワークJGN2plus(注3)上に、OpenFlowを用いてNECが試作したプログラマブルフロー・スイッチ(注4)を配置し、ハイビジョン品質のIP映像を伝送したものです。構築した試験用の通信網に、本スイッチを全国5拠点(札幌、東京、大阪、福岡、沖縄)、計17台設置し、複数の放送局と協力して、さっぽろ雪まつりのライブ映像および沖縄プロ野球キャンプの映像伝送を行いました。また、1対1の拠点間伝送に加え、複数拠点への同時伝送や、複数経路を用いた高信頼な伝送にも成功しました。

OpenFlowは、制御サーバのミドルウエアにさまざまなネットワーク制御機能を自由に実装し、ネットワーク上にあるスイッチの設定を集中して行うことにより新しいネットワーク制御を実現できる技術です。本実験は、OpenFlowを用いて映像伝送制御向けのミドルウエアを開発し制御サーバに実装することで、映像伝送用ネットワークを実現したものです。このたびの研究開発および実証実験の成功により、高品質で高信頼な映像伝送が、これまで経路中の全てのルータに対して個別に機能追加が必要だったIPマルチキャスティング技術よりも、柔軟かつ低コストに実現できることを実証しました。

このたび開発した映像伝送向けOpenFlow技術の特長は以下の通りです。

  1. 複数拠点への同時伝送(point-to-multipoint伝送)
    制御サーバが全ての伝送経路を一元管理し、OpenFlow網内で伝送元から複数の伝送先までの最適な経路を構築。制御サーバによる集中的な経路可視化と経路指示が可能となり、従来の分散型制御に比べて経路設定の運用管理コストを低減。更に、従来は複数の受信者に同じコンテンツを送信する時にサーバが割り当てていたグループアドレスによらずに、制御サーバが経路を設定することで伝送可能。

  2. 複数経路を用いた高信頼な伝送(bi-casting/tri-casting伝送)
    伝送元から伝送先まで複数の経路を構築する技術を開発し、特定の経路に障害が起きても、別の経路に切り替えることで高信頼な映像伝送を実現。NECの高品位マルチキャスト技術(注5)と組み合わせて、経路障害時でも映像に途切れのない高品位な伝送を実現。

  3. 利用者ごとに仮想ネットワークを構築し、複数の実験を同時実施
    一つのスイッチを複数の仮想スイッチに分割できる機能を開発し、複数の独立した仮想ネットワークを構築。それぞれのネットワークを異なる制御サーバで管理することで、使いたいアプリケーションに応じた柔軟なネットワーク構築を可能とし複数の実験や新サービスを独立して同時に実施可能。

またこのたびの実験は各放送局の協力のもとに行ったもので、概要は以下の通りです。(詳細はPDF別紙参照)

  1. さっぽろ雪まつり映像伝送
    2月4日に、札幌の北海道放送(HBC)から、大阪の毎日放送(MBS)へのライブ映像の伝送に成功。また6日には、札幌大通公園から北海道テレビ放送(HTB)本社へライブ映像と、札幌大通公園から大阪の朝日放送(ABC)へ映像の伝送に成功。札幌大通公園での映像は、韓国のTJB(大田放送)へJGN2plus上のOpenFlowネットワークと、KOREN(注6)上に慶南大学が独自に構築したOpenFlowネットワーク経由で伝送し、日韓のOpenFlowネットワーク連携を実施。

  2. 沖縄プロ野球キャンプ映像の伝送
    2月13日から14日、沖縄名護マルチメディア館(注7)から大阪の毎日放送へ、プロ野球キャンプ映像の伝送に成功。

NECは従来より、OpenFlowを採用した「プログラマブルフロースイッチ」の研究試作と日米間ネットワークでの実証実験(注8)を行い、米Stanford大学と共同でClean Slate Laboratoryを設立(注9)するなど、新世代ネットワークの実現に向けた先進的な研究開発をグローバルな体制で進めています。

NECは今後もネットワーク機器においてOpenFlowのサポートを続け、大学などの研究機関における革新的な研究開発活動への貢献と並行して、新世代ネットワークの実現に向けた技術開発を進めてまいります。

なお本研究開発成果の一部は、平成21年度総務省委託研究「セキュアクラウドネットワーキングの研究開発」によるものです。

以上

注1

独立行政法人情報通信研究機構(NICT) 連携研究部門 大手町ネットワーク研究統括センター

注2

米国Stanford大学が中心となり設立した「OpenFlowコンソーシアム(http://www.openflowswitch.org/)」が提唱している技術およびインタフェース仕様の総称。NECは設立当初から同コンソーシアムに参加している。

注3

情報通信研究機構が2008年4月から運用しているオープンな研究用の超高速・高機能研究開発テストベッドネットワーク。

注4

従来はネットワーク機器内に一体化されていたパケットスイッチと制御機能を分離し、制御サーバにITネットワークの統合制御ミドルウエアを実装した機器。ユーザは既存のインフラの制約を受けることなく制御ミドルウエアを自由に作成・適用でき、例えばネットワークと連動したクラウド・コンピューティングなど革新性に富んだ新しい技術を容易に実現可能。

注5

「放送・通信融合を加速する高品位マルチキャスト通信方式を開発~マルチキャスト通信の信頼性向上により、途切れのない映像配信を実現~」(2006/6/5)

注6 KOREN(Korea Advanced Research Network)

韓国国立情報社会振興院(NIA)が運用管理する研究開発用のネットワーク

注7 名護市マルチメディア館

産学官が連携し、研究開発や企業化支援や、これを支える高度なマルチメディア技術者の育成を行い、地場産業としての情報通信産業等の高度化に寄与する研究開発の拠点。

注8

「新世代ネットワークに向けたプログラマブルフロースイッチを試作し日米間での実証実験に成功」(2008/10/29)

注9 Stanford大学による広報

Stanford, Deutsche Telekom, NEC form Clean Slate Lab to prototype 'disruptive'new Internet technologies (2008/12/2)

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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本件に関するお客様からの問い合わせ先

NEC 知的資産R&D企画本部 広報グループ
URL: 新しいウィンドウを開きます。http://www.nec.co.jp/contact/

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