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ホーム > ニュース > プレスリリース > 大規模災害時にも通信サービスを継続可能な光ネットワーク制御技術の開発に成功

大規模災害時にも通信サービスを継続可能な光ネットワーク制御技術の開発に成功 ~情報通信社会における安全安心な基盤ネットワークの実現に向けて~

2010年7月8日
株式会社KDDI研究所
日本電気株式会社
三菱電機株式会社

株式会社KDDI研究所(以下KDDI研究所 代表取締役所長:秋葉 重幸)、日本電気株式会社(以下NEC 代表取締役 執行役員社長:遠藤 信博)、三菱電機株式会社(以下三菱電機 執行役社長:山西 健一郎)は、波長スイッチング光ネットワークの耐障害性を格段に向上させる自動制御技術を各社が開発し、各社装置間の相互接続性検証に成功しました。これにより、複数の異なるシステムが相互接続された光ネットワークにおいて、障害が複数箇所同時に生じても、運用者による作業を介さず自動的に装置が迂回経路を探索し、障害復旧できるようになります。そのため、ネットワークの耐障害性が従来の2倍以上に向上し、大規模な災害時においても大容量な通信サービスが継続可能な安全安心なネットワーク基盤の実現が可能となります。
本実験の結果は、7月4日~9日に札幌で開催される国際会議OECC 2010(15th OptoElectronics and Communications Conference)(*1)のポストデッドラインペーパー(*2)のセッションにて発表を予定しています。
大容量な通信サービスを"光のまま"任意の行き先へ制御可能な波長スイッチング光ネットワークでは、基盤ネットワークの"グリーン化"(Green of ICT)、低コスト化が期待されています。これまでの光回線の設定は、光を一旦電気に変換した後、電気スイッチ(Time-division multiplexingスイッチやIPルータなど)を介して行ってきたのに対して、このネットワークでは、電気スイッチを介さず"光のまま"回線設定を行うことが可能となるため、電力並びにコストの低減が可能となります。このような光ネットワーク技術は、近年、低炭素社会の実現に向けた一施策として世界的に検討が進められています。KDDI研究所、NEC、三菱電機の三社は、これまでに、上記ネットワークの実現に向けて、波長回線を自動設定する技術の共同実験に成功しています。今回、本技術をさらに高度化し、より安全安心な基盤ネットワークの実現のため、多重障害時でも自動的かつ高速に経路がある限り光回線の迂回を可能とする以下の技術開発を行い、動作検証に成功しました。

  1. IETF(Internet Engineering Task Force)(*3)にて標準化が進められている波長ラベルに基づいたGMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)(*4) OSPF-TE(Open Shortest Path First - Traffic Engineering)(*5)拡張により、装置間で波長の利用可否を通知し利用可能な経路を自動探索する経路制御技術。

  2. 大規模災害時に複数の障害箇所を迂回しながら、光回線を高速に再設定する経路迂回技術。

  3. 異なるシステム間(マルチベンダ間)や既存の光伝送システムと、相互接続が可能な異種光ネットワーク制御技術。

従来の技術はあらかじめ定めた予備の回線へ切り替えるのみでしたが,今回開発した技術は迂回経路を順次検索して切り替えるため複数の障害を回復可能であり、情報通信の基盤を支える光ネットワークが、より低炭素で安全安心なネットワーク基盤として発展していくことが期待されます。

なお今回の研究開発は、けいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会・新世代ネットワーク分科会・相互接続性検証ワーキンググループ(主査:慶應義塾大学教授 山中 直明)(*6)の枠組の下で実施を行いました。また、NECが開発した複数の障害を迂回する技術の一部には、情報通信研究機構(NICT)の委託研究「λユーティリティの研究開発」プロジェクトの成果を適用しています。

以上

(*1)

国際会議OECC 2010(15th OptoElectronics and Communications Conference):光通信システム及び光デバイス関連のアジア最大級の国際会議。本年は北海道札幌市の札幌コンベンションセンタにて開催される。

(*2)

ポストデッドラインペーパー:通常の論文の投稿期限後に、最新で未発表な研究開発・実証結果などの発表のため特別に採用される論文。

(*3)

IETF(Internet Engineering Task Force):インターネットで使用される技術を標準化する国際標準化組織。

(*4)

GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching):次世代ネットワーク網に用いられる新たな制御技術。IPルータの制御に用いられているMPLS(Multi-Protocol Label Switching)プロトコルをベースに、光クロスコネクト等の光ネットワーク装置への適用も可能となるよう拡張したプロトコル。

(*5)

OSPF-TE(Open Shortest Path First-Traffic Engineering):IPネットワークで利用されるリンクステート型のルーティングプロトコルであるOSPFを基に、帯域やリンクの属性情報などの拡張を加えたルーティングプロトコル。

(*6)

けいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会・相互接続性検証ワーキンググループ:光ネットワーキング技術の相互接続および国際標準化を推進するために結成された任意団体で、キャリア、ベンダ、研究機関などから構成される。

(*7)

RSVP-TE(Resource reSerVation Protocol-Traffic Engineering):パスを設定するためのシグナリングプロトコルの一つ。帯域予約を実現するためのRSVPを、(G)MPLS用に拡張したもの。

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