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2010年8月31日
日本電気株式会社
NEC中国有限公司
東軟集団股分有限公司
瀋陽東軟信息技術服務有限公司
日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表者:代表取締役執行役員社長 遠藤信博、以下 NEC)、NEC(中国)有限公司(本社:北京市、総裁:木戸脇雅生、以下 NEC中国)とITソリューションプロバイダーである東軟集団股分有限公司(以下 東軟集団)、瀋陽東軟信息技術服務有限公司(以下 東軟信息技術)はこのたび、中国におけるクラウドサービス事業分野の協業に合意しました。本合意に基づき、NECグループと東軟集団グループは、本年10月を目処に中国・大連市に合弁会社を設立し、共同でクラウドサービス事業を推進します。
NECグループと東軟集団グループは、中国の企業、中国に進出する日系企業、欧米企業を対象として、基幹業務システムも含めたSaaS(Software as a Service)、更にはPaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)等を含めた、総合的なクラウドサービス事業を展開します。
NECは、クラウド指向データセンター(注1)のグローバルな展開計画に基づき、世界主要地域においてクラウドサービス事業を展開してまいります。東軟集団グループとの協業はこの第一弾であり、今後、この計画により実現するグローバルなサービスネットワークを活用することで、グローバルに事業展開を行う中国企業、日系企業、欧米企業に対しても、地域を問わず均一なサービス提供を行うことが可能となります。
NECは、省エネ性にすぐれたサーバ等の自社のハードウェア製品、運用管理等のミドルウェアをベースに、OMCS(注2)で培ったシステム構築技術で信頼性の高いサービス提供基盤システムを構築し、基幹システムも含めたクラウドサービス事業を展開しております。
東軟集団はグローバルに成長している企業で、中国屈指のITソリューション・サービスプロバイダーです。中国市場において、豊富な業種ノウハウや幅広い顧客リソース、迅速な対応能力及び優れた運営管理とサポート力を有しています。東軟集団は近年、積極的にクラウド事業を開拓し、自社をクラウドアプリケーションのソリューションとサービスプロバイダーと位置づけ、東軟の考えるクラウドアプリケーションの枠組み、共通コア技術、ツールなどに多くの研究開発投資を行っています。そしてヘルスケアサービス、カーリモートサービス、ロケーションサービス分野に積極的に取り組み、成長を遂げています。今回のNECとの協業により、東軟集団の当分野での事業規模が更に拡大し、顧客により良いサービスを提供する契機となるものと考えています。
NECグループと東軟集団グループは、これらの両社の強みを持ち寄り、中国企業等に最適で豊富なサービスメニューを整備し、信頼性の高い総合的なクラウドサービスを提供します。
NECグループと東軟集団グループの協業の概要は以下のとおりです。
■協業内容
中国のクラウドコンピューティング市場は急速な立ち上がりを見せており、今後年率30%以上の伸長により2012年には2000億円以上の規模になると予測されます。NECグループと東軟集団グループは、本協業により、中国のクラウドサービス事業分野におけるリーディング企業を目指します。
東軟集団の会社概要は別紙をご参照ください。
以上
データセンターに、自社基幹システム等で利用実績のあるシステムモデル(特定のハードウェア製品、OS、ミドルウェアを組み合わせたもの)によるサービス提供基盤システムを構築したもの。企業等の業務での利用にふさわしい信頼性を備え、基幹システム領域も含めたアプリケーションサービスをここから提供する。日本国内でNECが構築したものに加え、海外にも各地にクラウド指向データセンターを確立し、ネットワーク化する。統合運用監視センターからグローバルな集中運用監視を行い、高効率で高品質なグローバルサービスネットワークの運用を提供可能。
(注2) OMCSOpen Mission Critical System
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