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ホーム > ニュース > プレスリリース > クラウド向けコンピューティング基盤技術を開発

高い信頼性を維持しながら、システム拡張を容易に実現する
クラウド向けコンピューティング基盤技術を開発

2010年11月10日
日本電気株式会社

NECはこのたび、企業・官公庁・通信業者等の重要な基幹システムで要求される高い信頼性を維持しながら、膨大なデータ処理が要求された際もシステム拡張を容易に実現する、クラウド向けコンピューティング基盤技術を開発しました。

通常、基幹システムは、データの確実な格納を最優先するため、信頼性の高いアーキテクチャで構築されています。しかし、このアーキテクチャは拡張性に限界があるため、既存サービスの拡大や新たなサービスの導入により処理すべきデータが増大すると、複雑なシステム全体の再構築が必要になるという課題があり、データ処理の大幅な増加が予想されるクラウド環境に適したアーキテクチャが求められています。

上記の課題を解決するため、NECでは、柔軟で高信頼な分散ストレージ技術と、それと連携して処理とデータをシステム内で最適に配備する処理・データ配備技術により、データ増大に対応できる拡張性を持ち、ハードウェア資源の性能を最大活用できるコンピューティング基盤技術を開発しました。

本技術は、データの大幅増加が見込まれるクラウド環境においても柔軟に対応し、これまで困難だった大量の情報を活用した高度なサービスを実現します。本技術の詳細は、以下の通りです。

  1. 高信頼性と高拡張性を両立した分散ストレージ技術
    シンプルなデータ構造(注1)が特徴であるKVS(注2)をベースとし、データ更新情報の管理や複数サーバへの確実な格納によって高信頼化。これにより、高信頼性と高拡張性の両立を実現。

  2. ハードウェアの性能を最大活用する処理・データ配備技術
    分散ストレージと連携して処理とデータを最適に配備し、ハードウェア資源を最大活用する技術を開発。データ処理の際に、CPUだけでなく高速ハードウェア(GPGPU、注3やSSD、注4)の利用も考慮。例えば、数値演算に向いているGPGPU、文字列演算に向いているCPUなど、それぞれのハードウェアの特徴を活かした最適な処理を行うことで、性能を最大限に発揮。今回の実験では、GPGPUを使った大量なイベントデータの検索(数値演算)を実証。

本技術を利用することで、センサや端末から定期的に送信される毎秒100万を超えるデータ(情報)を確実に格納・高速に処理し、サービスやアプリケーションソフトウエアを通じてユーザーが即座に情報を利用することが可能となります。
本技術の有効性を実証するため、本技術を利用したデモシステムを構築しました。開発したデモシステムは、日本国内の全ての自動車(約5000万台、注5)から1分毎に送られてくる位置情報や運転情報など複数のデータを収集、リアルタイム処理し、それぞれの車両に、常に変動する交通状況(渋滞情報など)や最適なクーポンなどの情報を一斉に提供します。さらに、理論的にはシステム規模を拡張することで、全ての性能を維持しつつ「1分毎」を「数秒毎」、すなわち10倍程度のリアルタイムデータ処理も実現可能です。

本成果の一部は、平成21年度よりNECが参画しているNEDOのプロジェクト「グリーンネットワーク・システム技術研究開発プロジェクト(グリーンITプロジェクト)」によるものです。
NECでは、今後も本技術の製品化を目指して技術・製品開発に取り組んでまいります。

なお、本技術は、本年11月11日(木)~12日(金)に東京国際フォーラム(有楽町)で開催する「C&Cユーザフォーラム&iEXPO2010」でご紹介する予定です。

以上

(注1) データ構造

与えられたデータを、計算の高速化のために整理し構造をもたせて記憶する手法の総称。目的に合わせてあるいくつかの機能を、高速、省メモリで実行できるよう設計される。

(注2) KVS(Key-Value Storage)

データを、単純なKeyとValueの関係で格納するストレージの種類。シンプルであるため拡張性(スケーラビリティ)があり、検索エンジンなど大規模なシステムでよく用いられている。

(注3) GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Units)

コンピュータの画像処理を行う部品の一つであるGPUを、画像処理以外の目的で演算に応用する技術のこと。

(注4) SSD(Solid State Drive)

記憶媒体にフラッシュメモリを用いるドライブ装置。HDDと比較して、高速な読み書きが可能、省電力で駆動、耐衝撃性に優れるなどの特長がある。

(注5)

自動車検査登録情報協会のマイカー世帯普及台数による。

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 知的資産R&D企画本部 広報グループ
URL: 新しいウィンドウを開きます。http://www.nec.co.jp/contact/

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