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ホーム > ニュース > プレスリリース > TSUBAME2.0、グリーンスパコン世界二位に!

TSUBAME2.0、グリーンスパコン世界二位に!

2010年11月22日
東京工業大学広報センター長 大倉 一郎
日本電気株式会社(NEC)
日本ヒューレット・パッカード株式会社
米国NVIDIA社
マイクロソフト株式会社

  • 日本初のペタコン、東工大「TSUBAME2.0」(用語1)が、代表的な二つのスパコン性能ランキングのうちGreen 500(電力性能)において日本のスパコンとして初めて世界二位を達成。同時にGreenest Production Supercomputer in the Worldと認定。
  • もう一つのランキングのTOP 500(絶対性能)でも世界4位;日本のスパコンが初めてペタフロップス(用語2)を超え、トップ5入りは2005年の地球シミュレータ以来。

東京工業大学学術国際情報センター(GSIC)が、日本電気株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、米国NVIDIA社、マイクロソフト株式会社など内外各社の協力で開発し、11月に運用を開始した「クラウド型グリーンスーパーコンピュータTSUBAME2.0」が世界最高クラスの省電力スパコンとしてランクされた。「The Green 500 List」(用語3)の2010年11月版において1ワットあたり958.35メガフロップスを記録し、世界二位になったことが、米国New Orleans市で開かれているスパコンの国際学会 "SC10--Supercomputing 2010"で18日に発表された。The Green 500 Listで日本のスパコンが上位になったのは初めてであり、低炭素社会の実現に向けた日米合同の技術リーダーシップを示したといえる。また、同時に特別賞としてGreenest Production Supercomputer in the World賞を受賞した。さらに電力性能を実験的に追求する小規模な構成での「The Little Green 500 List」においては1ワットあたり1037メガフロップスで上位にランクインの予定であり、省エネ型ラップトップと比較して3倍の電力効率を達成した。

また、スパコンの絶対性能ランキングを行う「The Top 500 List」(用語4)では1.192ペタフロップスで世界4位と発表された。同リストにおいて日本のスパコンが1ペタフロップスを超えたのは初めてであり、かつ10位以内にランクされたのは前機種のTSUBAME1.0の2006年11月以来で4年ぶり、5位以内は地球シミュレータ以来5年半ぶりになる。

今回の結果は、東工大学術国際情報センターにおける前機種のTSUBAME1のアジア一位の性能と「みんなのスパコン」としての使いやすさの同時達成をもとに、TSUBAME2.0に向けて数十倍の高性能化と省電力の同時達成を目指して行われた種々の研究成果が結実したものと言える。特に、同センターでは科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(JST-CREST)における「ULPHPC(超低消費電力高性能計算)」や文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「情報爆発」などの基礎研究プロジェクト、また米国NVIDIA社及びマイクロソフト株式会社との数年来の共同研究プロジェクトにおいて、最新技術であるGPU(用語5)のスパコンにおける大幅活用や、大規模高信頼化・超高速大規模I/O・クラウド仮想化の研究などが続けられてきた。それらの成果をもとに、日本電気株式会社(NEC)や日本ヒューレット・パッカード(HP)を中心に、米国インテル社、DDN社、Voltaire社などが加わった企業連合と共同開発が行なわれ、その結果として最高理論性能2.4ペタフロップス(TSUBAME1の30倍)・毎秒200テラビットの通信性能(同30倍)・記憶容量11ペタバイト(同10倍)を実現しながら、消費電力はTSUBAME1並みで、大きさは2/3程度のTSUBAME2.0が実現され、11月1日から運用が開始された。TSUBAME2.0はすでに気象、バイオ、医療などの分野の実際のアプリケーションで世界記録的な性能を達成し、今後も日本における高性能計算の国家インフラであるHPCI(ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラストラクチャ)において中心的な役割を果たしていくと期待される。

以上

用語1

TSUBAME:Tokyo-tech Supercomputer and UBiquitously Accessible Mass-storage Environment。初代TSUBAME1は2006年4月~2010年10月の期間稼働し、アジア一位のスパコンに一年半なるなど多くの成果を達成。2010年11月に新型のTSUBAME2.0に引き継がれた。

用語2

ペタフロップス(Peta flops):フロップスは1秒間で何回浮動小数点の演算ができるかという性能指標。ギガ(10の9乗)、テラ(10の12乗)、ペタ(10の15乗)など。

用語3

The Green 500 List:グリーン化の潮流を受け、Top500のスパコンの電力性能(Top500 性能値 / 消費電力)を半年ごとにランキングしているリスト。小規模スパコンも対象に加えたのがThe Little Green 500 Listである。

用語4

The Top 500 List:1993年よりスパコンのベンチマーク性能を半年ごとに世界一位から500位までランキングするリスト。ベンチマークにはLinpackという連立方程式の解を求めるアルゴリズムを用い、その実行時の平均フロップスを指標として用いる。かつて日本で一位になったのは航技研NWT、筑波大CP-PACS、海洋研地球シミュレータなど。

用語5

GPU(Graphics Processing Unit):本来はコンピュータグラフィックス専門のプロセッサだったが、グラフィックス処理が複雑化するにつれ性能および汎用性を増し、現在では実質的にはHPC用の汎用ベクトル演算プロセッサに進化している。

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