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ホーム > ニュース > プレスリリース > 生活支援型ネットワークロボットを用いた高齢者コミュニティ活性化技術を開発

生活支援型ネットワークロボットを用いた高齢者コミュニティ活性化技術を開発 ~奈良県宇陀市の社会実験で効果を検証~

2011年2月8日
日本電気株式会社

NECはこのたび、インターネットに接続し様々な情報を提供可能な「生活支援型ネットワークロボット」を通じて、地域情報を個人に合わせて適切に提供することで高齢者の自発的行動を促す「高齢者コミュニティ活性化技術」を開発し、社会実験を通じてその効果を確認しました。

このたび開発した「高齢者コミュニティ活性化技術」は、自然かつ効果的にユーザ属性を取得して適切な情報提供を可能にする技術や、会話者の興味と情報の類似性を判定して関心を高める技術を実現するソフトウェアです。このたび、これらをロボットに適用してシステムを構築し、検証実験を行いました。

昨今、独居・ひきこもり高齢者の増加が社会問題化しつつあります。その原因の一つに、地域行事等の活動に参加する意思はあるが活動を知る機会が少ない、ということが挙げられます。また、身近な地域のイベント情報の詳細は、インターネット上での公開が進み、パソコンや携帯電話で入手できますが、高齢者は操作に不慣れなため、高いハードルとなっています。これらの課題解決に向けて、外部情報収集等の生活支援サービスが重要になってきています。このたび開発した技術は、将来的にこのようなサービスでの利用に向けて、技術開発・検証実験を行ったものです。

このたび行った実験は、奈良県宇陀市と地域の方々の協力により、11月17日~12月17日の期間、10軒の個人宅と5軒の施設に、個人向けの情報を提供するロボットや外出記録のための機器(チェックポイント)や居合わせた人同士の会話を促進するための話題提供ロボットを設置し、行ったものです。
本ロボット等を用いて、高齢者の個人ごとの趣味や興味・嗜好に応じて選出された情報を、音声などで提供することで、簡単に地域情報に触れられる機会を提供し、外出や地域コミュニティへの参加機会を増加しました。また、取得した情報に基づいて出掛けた先(商店、集会所など)で、出会った人たちがロボットから提供されたインターネット上のニュースなどを参照することで(注1)話題が増え、会話の活性化にもつながりました。

本実験後、実験参加者へのアンケート結果では、8割以上の人が「約3週間の本実験期間中、知人や家族とのコミュニケーションが増えた等、生活に変化があった」と回答し、また、機器を用いた集計結果では、「実際の行動量が約25%増加した」という効果も確認できました。

これらの実験により、NECは、高齢者同士や地域住民とのつながりの増加や深耕を進め、相互の見守りや助け合いを行いやすいコミュニティの形成を促すことで、独居・ひきこもり高齢者増加の抑制に貢献できる成果が得られた、と考えています。

このたび開発した技術の特長は、以下の通りです。

  1. ユーザ属性を長期的に取得し行動につなげる「適応型情報提供技術」
    ユーザとロボットにおける日々のコミュニケーションを通じた相互作用で、ユーザの加齢に伴う属性(身体機能,認知機能等)の変化・多様化や、外部環境(気候や地形等)の影響による行動の変化に対応できるよう、自然かつ効果的に属性を取得できる対話シナリオの構成方法を開発。また、相互作用の履歴に基づいて、類似のユーザや環境を動的にグループ化することで、地域情報等をユーザ属性と環境情報に効率的に適合して提供する技術も開発。
    これらを組み合わせることで、長期的にコミュニティや会話活性化の効果を高められる地域情報提供システムを実現。このたびの実験では、情報提供に基づく行動が、利用履歴を反映しない場合に比べて約40%増加。

  2. 会話者の興味と情報の類似性を判定して関心を高める「話題提供技術」
    新鮮かつ会話者の興味に近い情報がコミュニケーションを促す効果を利用して、インターネット上の情報から、複数の会話者の興味を組み合わせて話題を選別して提供。このたびの実験では、多くの人が集まる入浴施設の休憩室に設置したロボットに本技術を適用することで、会話に参加する人が60%増加。

このたび開発した技術は、NECが当初から参画している総務省の「高齢者・障がい者のためのユビキタスネットワークロボット技術の研究開発」プロジェクト(平成21年~24年予定)の一環として進めてきた研究成果です。
NECはこれらの活動を通じて、研究開発成果の社会への還元を図るとともに、今後も、このような生活支援型ネットワークロボットを用いたコミュニティ活性支援技術の開発に積極的に取り組んでまいります。

以上

(注1)

こまどりケーブル株式会社の協力で提供。こまどりケーブルは近鉄ケーブルネットワーク株式会社(KCN)全額出資の第3セクター。インターネット事業はKCNが提供。

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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NEC 知的資産R&D企画本部 広報グループ
URL: 新しいウィンドウを開きます。http://www.nec.co.jp/contact/

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