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ホーム > ニュース > プレスリリース > デジタルカメラの動画撮影中の雑音を抑圧する技術を製品に採用

デジタルカメラの動画撮影中に発生する雑音を抑圧する技術を製品に採用

2011年2月16日
日本電気株式会社

NECはこのたび、デジタルカメラの動画撮影において、光学ズーム(注1)時にモーターなどの駆動により発生する雑音を抑圧する技術を開発し、カシオ計算機株式会社製デジタルカメラ「EXILIM EX-ZR10」に、システムLSI(注2)上の組み込みソフトウェアとして採用されました。

デジタルカメラの動画撮影においてズーム操作を行うと、レンズの駆動により発生する音が、雑音として集音マイクに収集されます。本技術は、レンズ駆動で生じる雑音の基本的な特徴をあらかじめ保持しておき、実際の雑音に合わせて修正を加えてからマイク信号から減算することで、雑音を抑圧します。また、個々の製品によって異なるレンズや集音マイクの個体差に自動的に適応し、個別調整を不要にします。さらに、雑音抑圧のための演算量を最適化し、動画を撮影しながらリアルタイムの処理を実現しました。

本技術を利用することで、音声や周囲の環境音を残したまま、モーターの動作により発生する雑音だけを抑圧することができます。本技術を用いたソフトウェアをデジタルカメラに搭載することで、動画撮影時にモーターを高速に動作させて、よりスムーズなズーム操作を実現し、ビデオカメラ並みに使い勝手がよい動画撮影を実現できます。

このたび開発した技術の特長は以下の通りです。

  1. 集音マイク特性の個別調整なしに、良好なズーム雑音の抑圧を実現
    従来の技術(注3)で実現していた、カメラやレンズによって異なる特性に対応した雑音抑圧に加え、新たに個々の集音マイクによって異なる雑音の収集状況にも対応。入力信号の統計的分析に基づいて決定した雑音基準値を、カメラ内に記憶している抑圧用雑音情報と比較することで、個体差の自動補正を実現。これにより、製造・出荷時に集音マイクを個別に調整することなく、ズーム雑音の消し残りや消し過ぎを最小化。

  2. 雑音抑圧のための演算量を低減し、動画撮影時のリアルタイム処理を実現
    演算量を80MIPS(注4注5)程度に低減することで、製品に搭載したプロセッサが利用できる演算量に抑えながら、動画撮影中にリアルタイムで雑音抑圧処理を実現。開発したソフトウェアを、システムLSIに実装。

デジタルカメラの動画撮影で発生する雑音減少のために、従来のデジタルカメラでは、高価な静音モーターの採用、モーター駆動速度の制限、モーター駆動音が特に強い周波数成分を通さないフィルタの適用などを行ってきました。しかし、動きの激しいスポーツシーンなどの撮影時にズーム動作が遅れ、使い勝手が低下したり、必要な音の周波数成分までフィルタによって抑圧し、録音された音が不自然に聞こえたりするなどの課題がありました。

NECではこのたび、上記の課題を解決した技術を開発し、製品搭載を実現しました。
NECは今後も、雑音抑圧技術の研究開発を進めるとともに、デジタルカメラ及びビデオカメラ市場への普及を図ってまいります。

以上

(注1) 光学ズーム

通常のフィルムカメラのズームと同様に、レンズを動かすことで焦点距離を変えて、広角から望遠まで連続的に焦点距離を変化させるズームの方式。

(注2) システムLSI

ある装置やシステムを動作させる上で必要な機能の多くを一つの半導体チップ上に組み込んだ集積回路。

(注3)

2009年11月18日付けNEC発表
プレスリリース(http://www.nec.co.jp/press/ja/0911/1802.html

(注4) MIPS(Million Instructinos Per Second)

コンピュータの演算速度を表す単位で、1秒当たりの命令処理数。

(注5)

DSP(信号処理プロセッサ)に実装した場合の演算量(44.1kHzサンプリング、ステレオ入力)。

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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カシオ計算機株式会社製デジタルカメラ「EXILIM EX-ZR10」の製品紹介ページ

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 知的資産R&D企画本部 広報グループ
URL: 新しいウィンドウを開きます。http://www.nec.co.jp/contact/

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