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2011年5月25日
日本電気株式会社
NECは、サービス実行基盤ミドルウェア「WebOTX(ウェブ オーティーエックス)」を強化し、「WebOTX V8.4」として本日から販売します。
今回の製品強化のポイントは、(1)パブリッククラウド連携機能を実現したESB(Enterprise Service Bus 注1)製品、(2)クラウド環境への導入容易性を向上したアプリケーションサーバ、(3)信頼性・運用性を向上したバッチサーバ、の3点であり、それぞれの概要は次のとおりです。
社内システムとパブリッククラウドのシームレスな連携を実現するため、「WebOTX Enterprise Service Bus」を強化。ESB製品としては初めて(注2)、株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀 栄次)のパブリッククラウド「Salesforce」(注3)との連携機能を実現。本製品の導入により、ERPやメインフレームなどの社内システムと、Salesforceをコーディングレスで連携し、各システムのデータを相互利用することが可能。
アプリケーションサーバ「WebOTX Application Server」の強化として、1台のサーバに本製品をインストールすれば、そのインストール情報を他のサーバにコピーできる「インポート機能」ならびに、仮想サーバのスケールアウト(注4)を自動化する機能を実現。これらの機能により、2台目以降のサーバの環境設定を簡素化でき、多くの物理サーバや仮想サーバを運用するクラウド事業者などは、インフラ構築・運用時の作業を大幅に削減することが可能。
バッチ処理(注5)を効率化する「WebOTX Batch Server」を強化。処理するバッチプログラム(ジョブ)の優先順位を判断して、重要なジョブから順番に処理する機能や、負荷状況に応じて最適なバッチサーバへ処理を振り分ける機能により、大規模バッチ処理を安定的に実行することが可能。また、ジョブのメモリ使用量や実行時間を監視する機能を搭載。バッチ処理中のメモリ不足や処理の遅延などの兆候を検知し、障害発生を未然に防止することが可能。さらに、システムを停止することなくジョブの追加・更新や、設定変更を行う機能にも対応。
新製品の希望小売価格と出荷開始予定日は、別紙をご参照ください。
NECは、メインフレームユーザやSalesforceを導入しているお客様を中心に新製品を拡販し、今後3年間で合計6万システムの導入を目指しています。
NECは今後もWebOTXを継続的に強化し、お客様の既存資産とクラウドの連携などのニーズに着実に対応していきます。
なお、このたびの発表にあたり、株式会社セールスフォース・ドットコムから以下の賛同コメントを頂いています。
株式会社セールスフォース・ドットコムは「WebOTX」の発表を歓迎いたします。弊社は、ソーシャル、モバイル、オープンな特長を持つ次世代クラウド「Cloud 2」を推進しています。「WebOTX」は、クラウドとERPなどの基幹システムとの連携をコーディングレスで行えるので、お客様の業務全般にわたるCloud 2への迅速な移行を支援するものと期待しています。
株式会社セールスフォース・ドットコム
専務執行役員 アライアンス事業本部長 兼 SE&サービス統括本部長
保科 実
以上
ESBとは、企業内外の異なる技術やデータ形式を持つシステム間を柔軟に接続・連携させるための論理的なバス、およびそれを実現するミドルウェア製品。
(注2)NEC調べ。2011年5月時点。
(注3)Partner WSDLを利用したSalesforceが提供するWebサービスAPIへのアクセスにより、Sales Cloud、Service Cloud、Force.com の Enterprise Edition との連携機能を提供。
(注4)サーバの数を増やすことでサーバ群全体のパフォーマンスを向上させること。
(注5)一定期間(もしくは一定量)データを集め、まとめて一括処理を行うコンピュータの処理方式。
※本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
私たちNECグループは、 「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。 |
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