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ホーム > ニュース > プレスリリース > NEC、セキュリティとプライバシーを両立する匿名認証をクラウド環境で実現する技術を開発

NEC、セキュリティとプライバシーを両立する匿名認証を
クラウド環境で実現する技術を開発

2011年6月7日
日本電気株式会社

NECは、セキュリティとプライバシー保護を両立する匿名認証をクラウド環境において利用するため、多数の認証を高速・低消費電力で処理可能とする、サーバ向け回路方式を開発しました。

現在、セキュリティの高いデジタル署名による認証は、端末からデータセンターまで、ネットワークに繋がる様々な機器で利用されています。デジタル署名は、本人を特定し認証を行いますが、特にクラウド環境下では、「誰がいつどこで何をした」などの大量の個人情報がサーバに蓄積されるため、プライバシーの確保が課題となっています。

このためNECでは、暗号技術を用いて、個人を特定せずにグループへの所属のみを確認できる匿名認証の研究を進め、グループ署名技術(注1)として、組み込み機器向けLSIへの実装を実現しました。しかし、クラウド環境では、サーバは多数の認証要求を端末から受けるため、一般的なプロセッサでは処理に時間がかかり、実用化が困難でした。

このたび、多数の認証要求の並列処理と、効率的な回路の利用を両立する回路方式を開発しました。本回路方式を用いたハードウェア・アクセラレータをサーバに搭載するシミュレーションを行った結果、従来のソフトウェアで処理する方法と比べて、一度に10倍以上の認証要求を処理できるとともに、消費電力を1/100以下にできることを確認しました(注2)
これにより、大量のサーバを用いるクラウド環境で、セキュリティの高い匿名認証を容易に利用可能となります。

開発した回路方式の特長は次のとおりです。

1.従来比10倍以上の高速化を実現

複数の匿名認証要求を一つずつ順番に処理するのではなく、まとめて同時に処理する並列アルゴリズムを開発。これにより、従来のサーバ用ソフトウェアによる1回分の認証処理時間で、10回以上の高速処理を実現。

2.従来比1/100以下の低消費電力を実現

同じ種類の演算を行う回路リソースをLSIチップ上にまとめて結合・配置し、回路リソースの利用効率を最大化するアーキテクチャを開発。これにより、単一認証用回路を複数並べた場合の半分の回路規模で演算が可能となり、従来のサーバ用ソフトウェアと比べて1/100以下の消費電力を実現。

このたび開発した技術は、総務省の委託研究「グリーンネットワーク基盤技術の研究開発」プロジェクトの一環として進めてきた研究成果です。

NECは今後も、本技術の標準化(注3)に取り組むとともに、プライバシーを考慮したセキュリティ技術・製品開発に積極的に取り組んでまいります。

以上

(注1)グループ署名技術

個人認証はせずに、あるグループに所属しているかどうかのみを認証する技術。グループに所属しているどのメンバーであるかは匿名にすることができる。また、必要に応じて、特権者に限定して、誰を認証していたか特定できるため、匿名性の悪用を防止できる。NECでは2010年、携帯電話やICカードなどの小型機器において、実用的な時間内で高速に署名処理できる、ソフトウェアおよびハードウェア(LSI)の実装技術を開発した。
2010年4月9日発表(新しいウィンドウを開きます。 http://www.nec.co.jp/press/ja/1004/0903.html

(注2)

グループ署名向けの回路性能測定ツールとFPGAエミュレーションを組み合わせて評価。その結果、たとえば従来のソフトウェアの10倍の処理速度が出るような回路構成にした場合、5W未満の消費電力で処理できることを確認。

(注3)

本技術は、国際標準化機構(International Organization for Standardization)と国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)の共同技術委員会において、セキュリティ技術の規格として標準化が進められている。

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

NEC 知的資産R&D企画本部 広報グループ
URL: 新しいウィンドウを開きます。http://www.nec.co.jp/contact/

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