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ホーム > ニュース > プレスリリース > NEC、CiscoとLTEの商用ネットワーク構築に関して協業

NEC、CiscoとLTEの商用ネットワーク構築に関して協業

2011年9月1日
日本電気株式会社

NECは、Cisco Systems(本社:カリフォルニア州、CEO: John Chambers、以下Cisco)とグローバル市場向けLTE商用ネットワークの構築や販売活動に関して協業することに合意しました。

このたび協業により、NECのLTE無線基地局(eNodeB(注1))やモバイルバックホール(注2)、Ciscoのモバイルコアシステム「ASR5000」など、LTEのネットワーク構築に必要なトータルシステムを共同で提供し、世界各国の通信事業者のLTE商用サービス実現に貢献します。
なお、両社の装置からなるトータルシステムは既に相互接続試験を終了しており、商用ネットワーク構築のための準備が完了しています。

NECは、マクロセル対応製品からスモールセル対応製品までLTE無線基地局を揃えています。また、世界最高レベルのアンプ(増幅器)効率による小型化や低消費電力設計、SON(注3)などの最新技術の採用により、基地局を効率的に構築・運用することが可能となっています。

また、NECはNTTドコモが開始した商用LTEサービス「Xi」の通信インフラから端末までを含めたトータルシステムプロバイダとしても貢献しています。さらに、KDDIからも商用無線基地局ベンダーとして選定されています。グローバルマーケット向けには、シンガポール・テレコムやテレフォニカのLTEフィールドトライアルなどに参加するなど、LTEベンダーとしての地位を築いています。

Ciscoのコアネットワーク装置は、2G/3Gコアネットワーク市場においてトップレベルの納入・稼動実績を有しています。運用中の既存サービスからLTEへのスムーズな移行が可能であり、事業者のサービス動向やネットワーク構成に応じて最適なマイグレーション・シナリオを提供します。

NECとCisco両社の強みを融合することにより、市場競争力のあるLTEシステムを提供し、通信事業者のLTE商用ネットワーク構築、サービス開始、展開に貢献します。

以上

(注1)

eNodeB(evolutional Node B)

(注2) モバイルバックホール

点在する多くの無線基地局を収容し、モバイル端末からのデータトラフィックをモバイルコアネットワークへ転送するアクセスネットワーク。

(注3) SON(Self Organizing Network)

ネットワークの設定や最適化を自動化し、構築と運用の負担を軽減して安定した運用を実現する機能。LTEに導入され、基地局や端末から無線信号の受信レベルや、データ転送速度などの情報を収集・分析し、自律的に基地局の送信電力などの設定を変更する。

私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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