[C&C for Human Potenti
al / NEC Corporation]

報道関係各位                  平成6年11月21日
                        日本電気株式会社  
                        NECケーブルメディア株式会社

マルチメディアなど将来への拡張性に優れた デジタル方式の有線放送電話の発売について          


CMS2000

NECならびにNECケーブルメディアはこのたび、既存のCATV伝送路を利用してデジタル方式で音声通信を実現する有線放送電話システムを製品化し、「CMS(Cable Media Server) 2000シリーズ」の名称で、本日から販売を開始いたしました。出荷時期としては、本年12月を予定しております。

なお、本製品の商用第一号ユーザとして、波田町(長野県東筑摩郡波田町、深澤謙造町長)が決定しております。同町では、(株)テレビ松本ケーブルビジョン(長野県松本市、代表取締役:佐藤浩市社長)のCATV伝送路を使って、約3900世帯を対象に平成7年4月から有線放送電話システムのサービスを開始する予定であります。

なお、本製品は、(財)基盤技術研究促進センターなどの出資による(株)CATV基盤技術研究所の研究成果を活用したものであります。またこのシステムは、ケーブルテレビ協議会技術委員会によって、デジタル電話システムガイドライン(NEC TDMA/Cシステム)として登録されたものであります。

新製品は、CATV伝送路の双方向機能に着目したものであり、端末からセンター装置までを全てデジタル化し、CATVの伝送路を音声通信に利用するものであります。

新製品の主な特長としては次の通りであります。

  1. デジタル方式を採用し、上りと下りの各1チャンネルのテレビ帯域を用いて電話96回線分の双方向通話路を確保しているため、通常の電話と同等の通話品質の有線放送電話サービスが提供できる。

  2. 数百から2万世帯程度のシステム規模まで拡張できる。

  3. 高品質なデジタル伝送路であるため、64Kbpsの高速データ放送サービスやFAX通信、パソコン通信などに利用できる。

  4. デジタル交換機を導入しているため、3者電話会議、指定時間呼び出し、転送電話など各種電話サービスを提供できる。

  5. 放送装置と接続することにより、様々な音声告知放送サービスが可能であり、加入者端末(電話機)側でそれらの蓄積・再生ができる。

新製品の販売価格は、センター装置(電話回線288回線相当)および加入者端末(CMT2000)3000台のモデル構成で3億円(放送装置、現調費、消費税含まず)となっており、販売目標は、年間50システムを見込んでおります。

近年CATV網は、各地域においての情報化を推進するため、また将来のマルチメディア通信を実現する通信インフラのひとつとして脚光を浴びております。また従来、地域通信メディアとして貢献してきた有線放送電話施設が老朽化し、システムの更新が余儀なくされております。このような中で、CATVの「広帯域性」「双方向性」を利用して、従来の放送メディアから、加入者相互のコミュニケーションを図る真のコミュニティメディアへの発展が期待されております。新製品は、このような市場のニーズに応えて製品化されたものであり、地域内電話、FAX・データ・パソコン通信、音声告知放送などの各種サービスを実現してコミュニティの活性化に貢献するものであります。

新製品の特長は次の通りであります。

  1. デジタル方式による安定した音質
    音声コーデックには国際標準のデジタル符号化(64KbpsPCM)方式を採用しており、通常の電話と同等な(ITU−T G,713国際規格)通話品質を実現。

    これにより、市販のGIIIFAXを加入者端末(CMT2000)に接続することにより、加入者間でFAX通信が可能。

    また、音声モデムをCMT2000とパソコン間に接続することにより、最大14.4Kbpsのパソコン通信が可能。

  2. データ放送サービスに対応
    CATV伝送路の下り方向の専用タイムスロットを利用して、64Kbpsの高速でデータ一斉配信が可能。また、受信端末側では、通話と別に独立して受信データを外部パソコン等に出力可能。

  3. デジタル交換機の機能を有効利用
    3者電話会議、指定時間呼び出し、転送電話等デジタル方式ならではの各種電話サービスを利用可能。

  4. システム拡張性
    センター設備(デジタル交換機、TDMA制御装置)は、基本構成をベースに加入者の増加に応じて数百から2万世帯程度の規模まで拡張可能。

  5. 音声告知放送
    放送装置を接続することにより、様々な告知放送サービス(緊急放送、手動放送、自動放送、ページング・グループ放送)が提供でき、加入者端末からの放送発信も可能。

    また、加入者端末にはICメモリを搭載しているため、音声告知放送内容を蓄積し、加入者の操作により随時再生して放送内容の確認が可能。

NECグループといたしましては、長年培ったCATVノウハウおよび情報通信分野における技術力を結集し、今後とも新製品およびCATVシステムを積極的に提供していく所存であります。

新製品の主な仕様、NECケーブルメディアの概要については、別紙をご参照下さい。

                                  以 上


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