報道関係各位 平成6年11月28日
日本電気株式会社
マルチプロセッサ型ワークステーションを始めとする
UNIXコンピュータ「48シリーズ」3機種の発売について
NECはこのたび、最大2個のマイクロプロセッサ(MPU)を搭載したワークステーションやマルチプロセッサのデスクトップ型サーバなど、UNIX(注1)コンピュータ「48シリーズ」合計3機種を製品化し、本日販売を開始いたしました。
新製品3機種の主な特長は次の通りであります。
- マルチプロセッサ型ワークステーション「EWS4800/360MP」
CPUにクロック周波数200メガヘルツ(MHz)のRISCプロセッサ「R4400MC」を最大2個搭載でき、4,165SPECrate_int92、5,035SPECrate_fp92と、シングルプロセッサを搭載した現行の最上位機種「EWS4800/360EX」に比べて演算性能を約1.8倍に向上した「EWS4800シリーズ」初のマルチプロセッサ搭載機種。
- 3次元CADに適したワークステーション「EWS4800/360SX」
毎秒30万ポリゴンと、「EWS4800/360EX」に比べて15倍の3次元描画性能を実現し、CADなどの利用に適したシングルプロセッサ型ワークステーション最上位機種。
- 卓上型マルチプロセッササーバ「UP4800/610」
CPUに「R4400MC(200MHz)」を最大2個搭載でき、毎秒最大218回のトランザクション処理が可能でありながら、設置面積を1,035平方センチメートルと上位機種「UP4800/640」に比べて約55%削減したデスクトップ型マルチプロセッササーバ。
新製品の最小構成における販売価格は、「EWS4800/360MP」(1CPU構成)が358万円、「EWS4800/360SX」が353万円(注2)、「UP4800/610」(1CPU構成)が265万円であります。
出荷時期は、来月21日であり、今後2年間に「48シリーズ」全体で合計4万5千台の販売を見込んでおります。
また、NECでは、新「48シリーズ」3機種の発売に併せて、「UP4800シリーズ」で提供していた「UNIX System V リリース4.2MP」(SVR4.2MP)に基づいた基本ソフト(OS)を「EWS4800シリーズ」の主要17機種において提供し、「EWS4800シリーズ」と「UP4800シリーズ」の一体性を向上いたしました。
さらにNECでは、グラフィックス機能、マルチメディア機能などの向上を実現する周辺機器やソフトウェアを製品化し、本日より販売を開始いたしました。
主な新周辺機器および新ソフトウェアは次の通りであります。
- 現行製品の15倍にあたる毎秒30万ポリゴンの3次元描画を実現するハード「3Dグラフィクスアダプタ」
- 静止画、準動画の圧縮符号化における国際標準規約「JPEG」に準拠し、静止画、準動画の圧縮伸張を高速に行うハードウェア「JPEGボード」
- マルチベンダ環境におけるオンライントランザクション処理(OLTP)を実現するための国際標準規約に準拠したソフトウェア「OSI−TP」
- 装置あたり最大33.2ギガバイト(GB)まで拡張可能であり、RAID5に対応した「ディスクアレイ装置」
近年、コンピュータ市場は、オープンシステム化、ダウンサイジング、クライアントサーバシステム化、マルチメディア化といった流れが急速に進んでおり、これらを実現する製品としてワークステーションやサーバなどのUNIXコンピュータの市場が大きく拡大しております。
特にワークステーションにおいては、エンジニアリング分野や、マルチメディア分野での利用で発生する膨大な情報の効率的な処理を実現する機種を求める声が高まっております。
また、サーバにおいては、OLTP業務のための小規模システムの構築や各部門サーバとして利用可能な製品を求める声が高まっております。NECでは、このような市場の声に応えて新製品を発売したものであります。
NECでは、新製品の発売により、「48シリーズ」の大幅な強化が実現できたものと考えており、今後さらに広範なマーケットに対して積極的な販売活動を展開する計画であります。
以上
備考:販売価格には消費税は含まれておりません。
注1:UNIXは、X/Openカンパニーリミテッドがライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標。
注2:2次元グラフィックス描画用システムの標準価格。
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