[C&C for Human Potential / NEC Corporation]

報道関係各位                        平成8年11月6日
                              日本電気株式会社

スーパーコンピュータ「SX−4シリーズ」およびハイパフォーマンス・コンピューティング・サーバ「SX−4B」の強化モデルの発売について


NECスーパーコンピュータ SX−4シリーズ 大容量メモリモデル(SX−4/8A)
NECスーパーコンピュータ SX−4シリーズ
 大容量メモリモデル(SX−4/8A)

NECはこのたび、スーパーコンピュータ「SX−4シリーズ」において、最大主記憶容量を共有メモリ型のコンピュータとしては、世界最大容量の32Gバイトを実現した「大容量メモリモデル」を追加、製品化し、本日より販売を開始いたしました。

「大容量メモリモデル」は、主記憶チップに従来の4倍の密度のものを用いることにより、ノード当たりの最大容量を8Gバイトから32Gバイトへ拡大しております。

また、ハイパフォーマンス・コンピューティング・サーバ「SX−4B」を含めた従来モデルについても、入出力機能・装置の強化、統合プログラム開発環境の提供などの強化をいたしました。

「大容量メモリモデル」および従来モデルの強化内容は以下の通りであります。

1.世界最大32Gバイトの共有メモリ型主記憶を実現(大容量メモリモデル)

「SX−4」および「SX−4B」では、従来、超高速の4Mビット・シンクロナスSRAMを主記憶チップとして用い、ノード当たりの主記憶を最大8Gバイト(「SX−4B」では1Gバイト)としていたが、「大容量メモリモデル」では、新たに高速の16Mビット・シンクロナスDRAMを用い、最大主記憶容量をノード当たり32Gバイトと4倍に(「SX−4B」では最大4Gバイト)拡大している。これは共有メモリ型コンピュータとしては世界最大容量であり、共有メモリの使い易さの一層の向上を可能としている。

2.従来モデルの最大主記憶容量を2倍化(「SX−4B」を除く従来モデル)

「SX−4」では、実装方式を改良することにより、主記憶チップを従来からの超高速4Mビット・シンクロナスSRAMのままでノード当たりの最大主記憶容量を16Gバイトと2倍に拡大している。これにより既存ユーザでもさらにメモリ容量の拡大が可能となる。

3.入出力機能・装置の強化(従来モデル・追加モデル共通)

「SX−4」および「SX−4B」では、超高速のHIPPI−2チャネル(最大転送速度200Mバイト/秒)および本体から直結したSCSI系チャネルを新たにサポートしている。これにより、より高速なスーパーコンピュータ間のデータ相互交換やより柔軟な周辺機器のサポートを可能としている。

さらに、高速・大容量のファイル装置として、IBM社「3590磁気テープ装置」互換の「N3650カートリッジ磁気テープ装置」を新規にサポートするとともにソニー製「ID1テープライブラリ装置」の接続をサポートしている。特に後者は、テープ1本当たり最大93Gバイト、装置当たり最大37,000本装着時最大容量約3,000T(テラ)バイトと超大容量で、大容量ディスクのバックアップ装置などとして利用可能となっている。

4.メモリファイル機能の提供(従来モデル・追加モデル共通)

従来、拡張記憶装置により実現していた、高速一時ファイル、使用頻度の高いファイルのステージングやディスクキャッシュ機能など、入出力の高速化手法を、新たに開発したソフトウェアである「メモリファイル機能」を用い、主記憶装置の一部を利用して実現している。これにより、入出力の一層の高速化が図られている。

5.統合プログラム開発環境「PSUITE」の提供(従来モデル・追加モデル共通)

従来「SX−4」および「SX−4B」の基本ソフトウエア「SUPER−UX」上では、プログラミング・ツールとして性能解析ツール「ANALYZER」やチューニング・ツール「PARALLELIZER」および並列デバッガ「pdbx」などを提供していたが、新たにこれらを使い易いGUI上で統合した統合プログラム開発環境「PSUITE」を提供している。これにより、プログラム作成から、翻訳、実行、デバッグ、チューニングといった一連のプログラム開発作業を統一された使い易いGUIのもとで、実現し、高度に最適化されたプログラムについてもソースレベルでのデバッグ、チューニングが可能となっている。

「大容量メモリモデル」および強化機能の出荷・提供開始は、本年12月末を予定しております。また「大容量メモリモデル」の価格(税別)は、「SX−4」では、レンタル月額で250万円からであります。また「SX−4B」は、標準価格で5,200万円からとなっております。

NECでは、今後2年間に追加モデルを「SX−4」で40台、「SX−4B」で20台の販売を計画しております。

スーパーコンピュータ「SX−4シリーズ」およびハイパフォーマンス.・コンピューテイング・サーバ「SX−4B」は、一昨年および昨年発売以来、その実効性能の高さや優れた価格性能比、そして共有メモリ方式による使い易さなどにより、国内外において好評を受けており、10月末現在で、合計67システムの受注を得ております。

スーパーコンピュータおよび高性能サーバでは、計算速度の高速化に伴いより大規模・高精度なシミュレーションが可能となっており、これに伴い、必然的に超大容量のメモリ要求が出てきております。

たとえば航空機の飛翔解析やジェットエンジンの燃焼解析、さらには、核融合や宇宙プラズマなど、多数の粒子を扱うシミュレーションでは、特に顕著となっております。

NECでは、このようなニーズに対応して「大容量メモリモデル」を製品化したものであります。また、その他の強化により、NECは今後、国内・海外ともに一層の拡販を展開してまいります。

なお、製品の主な仕様につきましては、別紙をご参照下さい。

                                    以 上

*SXシリーズのホームページURL

http://www.nec.co.jp/japanese/product/computer/index.html



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