[C&C for Human Potential / NEC Corporation]

「SX−4シリーズ」「SX−4B」の強化概要


1.「SX−4B」の新モデルの追加

最大4台のCPU(従来は2台)を搭載し、最大性能7.2GFLOPS、最大主記憶容量8Gバイトの新モデルを追加製品化している。これは従来モデルの最大性能3.6GFLOPS、最大主記憶容量4Gバイトに対し、それぞれ2倍と大幅に増強されている。

2.ハードウェアの強化

拡張記憶装置のサポート

「SX−4シリーズ」の「大容量メモリモデル」において、新たに拡張記憶装置(XMU)をサポートしている。これにより主記憶装置と合わせた最大メモリ容量が、ノード当たり32Gバイトから64Gバイトと2倍となり、より大規模なシミュレーションが可能となっている。

3.周辺装置の強化

超高速磁気ディスクの大容量化

NECの超高速のRAIDタイプの磁気ディスク装置「N7764」の最大記憶容量を装置当たり134Gバイトから287Gバイトへと約2倍に大容量化した。これにより、実効転送速度75Mバイト/秒という超高速なディスクをより大容量で利用することが可能となっている。

ストレージ・テクノロジー社製のテープライブラリ装置のサポート

ストレージ・テクノロジー社製の各種大容量テープライブラリ装置を新たにサポートしている。これにより従来の最大3P(ペタ)バイトに対し、2倍以上の、最大7Pバイトという超々大容量のデータバックアップやデータマイグレーションが可能となっている。

ソニー製テープライブラリ装置の高速接続化

ソニー製「ID−1テープライブラリ装置」において、従来からのSCSI−2チャネル接続に加え、超高速のHIPPIチャネルでの接続を新規にサポートしている。これにより約30Mバイト/秒の高速バックアップや、データマイグレーションが可能となっている。

4.ミドルウェアの強化

分散システム管理ミドルウェアのサポート

NECの分散システム管理のミドルウェア「SystemScope for OpenView」を新たにサポートしている。これにより、各種UNIXサーバやワークステーション、パソコンの混在するネートワーク環境の中で、統合的な分散システムの運用・管理が可能となっている。

5.アプリケーションソフトウェアの強化

リアルタイム可視化システム「RVSLIB」の製品化

リアルタイム可視化システム「RVSLIB」を新規に製品化している。これにより流体解析や構造解析などのプログラムを実行中に、計算結果を同時にグラフィックス表示したり、計算条件自体をリアルタイムに変更しながら、プログラムを続行すること(ステアリング)もできるため、設計・研究開発分野での解析試行/評価のサイクル短縮など高い導入効果が期待できる。

分子設計支援ソフト「Gaussianプリポストプロセッサ」の製品化

材料設計で最も一般的な分子軌道計算ソフト「Gaussian」に対応し、パソコン上のWebブラウザから入力データの作成(プリ)や、結果の可視化(ポスト)を簡単に出来るようにする「Gaussianプリポストプロセッサ」を製品化している。

資源探査ソフトウェア「FOCUS」のリクルート

資源探査ソフトウェア「FOCUS」を新規にリクルートした。「FOCUS」は人工地震による石油などの資源探査に広く利用されており、これにより、全世界の石油業界への販売へ一層注力できるようになった。

流通アプリケーションソフトウェアの性能強化

各種流通アプリケーションソフトウェアを「SX−4シリーズ」用に一層の最適化(チューニング)を行い、大幅な性能強化を図っている。例えば、構造解析用ソフトウェア「MSC/NASTRAN」では、実行時間において、約3倍、また、衝突解析ソフト「PAM-CRASH」では、最大約2倍の性能向上を図っている。

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