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平成10年4月21日
日本電気株式会社

スーパーコンピュータ開発において、栄誉ある米国学会賞を日本人で初めて受賞

「渡辺 貞」

「渡辺 貞」

NECスーパーコンピュータ販売推進本部長である渡辺 貞(わたなべ ただし)はこのたび、米国電気・電子技術者学会(IEEE)および米国計算機協会(ACM)共同制定の「エッカート・モークリー賞」を、日本人としては初めて受賞することとなりました。受賞式は、本年6月29日から7月1日までスペイン・バルセロナで開催される「第25回コンピュータ・アーキテクチャ国際会議(ISCA’98)」にて行われる予定となっております。

世界最初のコンピュータといわれるENIAC(エニアック、1946年完成)の共同発明者として有名なJ・プレスパ・エッカートおよびジョン・W・モークリーの名前を冠した本賞は、コンピュータの基本仕様(アーキテクチャ)の分野における非常に高い貢献が認められた人物1名に対し毎年贈られる大変栄誉ある賞であります。1979年にIEEE/ACMにより創設以来、過去19名が受賞しております。

渡辺は、昭和58(1983)年に発売された当時世界最高速で、当社の初代スーパーコンピュータである「SX−2」の主設計者であり、「多重並列パイプラインとプログラム可能なベクトルキャッシュを持つスーパーコンピュータのアーキテクチャ設計に対する貢献」が評価され、今回の受賞にいたっております。この「SX−2」の特長は、その後の「SX−3シリーズ」や現行の「SX−4シリーズ」にも引き継がれ、当社のスーパーコンピュータの高性能を実現するための基幹技術となっております。

本賞の過去の受賞者には、1982年のゴードン・ベル氏(米国、注1)をはじめ、1987年にはジーン・アムダール氏(米国、注2)、また1989年には故セイモア・クレイ氏(米国、注3)などコンピュータの発展に大きく寄与した世界的な著名人が含まれております。

NECでは、今回の受賞は本人の高い技術力のみならず、当社のスーパーコンピュータをはじめとするコンピュータの最先端の技術力が合わせて世界的に認められたことを意味するものと考えております。今後も最先端の技術開発や、製品開発・提供を通じて来るべき21世紀にも通用するコンピュータソリューションの提供を行ってまいります。

渡辺 貞(わたなべ ただし)の略歴は別紙をご参照下さい。

以 上


(注1)Gordon Bell、DEC社にてミニコンピュータを開発。
現在マイクロソフト社勤務。
(注2)Gene M.Amdahl、IBM社でIBM360メインフレームを開発、その後アムダール社を設立し、IBM互換機を開発・販売。
(注3)Seymour Cray、CDC社でベクトル型スーパーコンピュータを開発、その後クレイ・リサーチ社を設立し、CRAY−1などのスーパーコンピュータを開発。1996年に交通事故で死去。


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