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| 平成10年6月25日 | ||
| 日本電気株式会社 | ||
「IEEE1394」マルチメディアホームネットワークの実現に道を拓くネットワークアダプタ「TERMBOYシリーズ」を開発
NECはこのたび、将来のマルチメディアホームネットワークの実現に道を開く、「P1394b」(注1)準拠高速シリアルバスネットワークアダプタ「TERMBOY(タームボーイ)シリーズ」を世界に先駆けて開発いたしました。
「TERMBOYシリーズ」は、映像信号やコンピュータのデータなどを統合して、光ファイバや赤外線などに変換して伝送することで、宅内配線を実現するものであります。
これは、(1)「高速シリアルバスIEEE1394」の長距離化と高速化を目的に現在審議されている新規格に準拠したLSIチップセットを開発したこと、(2)伝送路として、低コストで広帯域な伝送が可能となるプラスチック光ファイバーや赤外線、そして、オフィスでの用途に最適な石英ファイバやツイストペアケーブル、という4種類の媒体に対応するためのトランシーバを開発したこと、などにより実現されたものであります。 「TERMBOYシリーズ」では、利用する伝送媒体によって、(1)最大250Mbpsの信号を50m〜100m伝送でき、低価格なプラスチック光ファイバに対応した「PF200」、(2)最大250Mbpsの信号を500m伝送できる石英ファイバに対応した「GF200」、(3)オフィスで広く普及しているEthernetに使用されているカテゴリ5ツイストペアケーブルを用いて、最大125Mbpsの信号を100m伝送できる「TP100」、(4)赤外線を用いて最大125Mbpsの信号を7mワイヤレス伝送できる「IR100」の4モデルが用意されおります。 近年パソコンの処理速度の高速化と共にAV機器のデジタル化が進み、一般家庭でも画像、音声、データなどを融合した高速のマルチメディア情報が扱える時代が到来しようとしております。 このような状況において、マルチメディアホームネットワークの標準化と実用化は世界的な規模で動いており、これに伴ってAV機器やパソコンの周辺機器などを統合して接続できる高速のインタフェースが求められております。このインタフェースを実現する規格の一つに「高速シリアルバスIEEE1394」があります。これは、マルチメディア信号を通信する上で不可欠な帯域保証機能と100〜400Mbpsの広帯域性を有しており、デジタルAV機器やパソコンの外部インタフェースに採用されつつあります。また、同規格を米国マイクロソフト社が次期OSである「Windows98」(注4)において、標準インタフェースに採用するなど、コンピュータ業界と家電業界の両方から方向性を決定づける動きがあります。 しかしながら、「高速シリアルバスIEEE1394」はメタルケーブルに基づく規格のため、電磁輻射や信号の減衰のために伝送距離が4.5mに制限されていました。このため、部屋間を繋ぐような配線は実現が難しく、また広い部屋内での線の引き回しには電気の中継器を必要とするため、美観を損ねるといった問題がありました。 NECではかねてから、「IEEE1394」によるマルチメディアホームネットワーク実現に向けた伝送技術の研究・開発と標準化活動を行ってまいりましたが、このたび「P1394b」標準化委員会の規格草案に基づく、長距離伝送用ネットワークアダプタ「TERMBOYシリーズ」を世界に先駆けて開発したものであります。 NECでは、「TERMBOYシリーズ」において、国内、海外の「IEEE1394」関連機器メーカーや住宅メーカなどの協力を得て、フィールド実用接続試験を行ないながら性能向上を図り、1999年初頭には製品化し、量産に移行する予定であります。 なお、NECでは、「TERMBOYシリーズ」の技術内容を、本年6月29日から米国・サンノゼで開催される技術セミナー「1394 Developers' Conference」で報告する予定であります。 「TERMBOYシリーズ」4モデルのサイズと概要に関しては別紙をご参照下さい。
以 上
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