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1998年7月16日

IBMコーポレーション
日本電気株式会社

IBMとNEC、DVD等デジタルコンテンツの普及へ向け著作権保護のコピー防止技術の技術統合で基本合意

〜両社の最先端の動画用電子透かし技術を統合し、標準化を目指す〜


IBM(※注)コーポレーション(以下IBM)とNECはこのたび、DVD(Digital Video Disc)等のデジタルコンテンツにおける最先端の電子透かし(Watermark)技術を利用した著作権保護のためのコピー防止技術に関して、両社の技術を統合することに基本合意いたしました。両社がそれぞれ持つ最先端の動画用電子透かし技術を統合し両技術を相互に補いながら、より強固な方式を実現していきます。
両社はまず、現在、コピー防止技術の国際的推進団体であるCPTWG(Copy Protection TechnicalWorking Group)にて進められている電子透かし技術の標準化に対して、共同で統合技術の採用を働きかけていく計画です。

マルチメディアの世界において、映像や音声が劣化しないというデジタル技術の利点が、逆に普及を妨げる要因となっています。すなわち、映画ソフト等のコンテンツをデジタル画像からデジタル画像にコピーすると、画質、音質を全く劣化させることなく複製できるため、著作権保護のためのコピー防止策の開発が急務となっています。現行のDVDでは「CSS(Content Scramble System)」という暗号を使用して映像データにスクランブルをかける方式と、録画画面にノイズを発生させるAPS(Analog Protection System)と呼ばれるコピー防止機能が装備されています。

NECとIBMが共同で推進する電子透かし技術は、既存のコピー防止技術を補完するための技術であり、コンテンツの映像データに目で見えない透かし情報を埋め込むものです。一旦埋め込まれた透かし情報は容易には除去できないという特徴があり、DVD録画再生専用機やパソコンのDVDシステムに組み込まれた検出器(Detector)でこれを検出することによって、複製が許可されていないコンテンツのコピーを禁止したり、何らかの方法で不正にコピーされたコンテンツの再生を防止することが可能になります。この技術には、個人が家庭で楽しむために必要となる1回だけのコピーを許可する機能も含まれます。

両社では、今回の共同開発で統合される強力な電子透かし技術により、DVD等のデジタルコンテンツの普及を促進し、マルチメディアの新しい市場を大きく拡大していくものと考えています。したがって、両社は本技術がDVDコンテンツに埋め込まれると共に、99年に同技術に基づく検出器がDVD機器に搭載されることを目標として開発をすすめていきます。また、将来的にはデジタル放送の録画再生システム等への応用も推進していく計画です。

以 上


(※注)IBMは、IBM Coop.の米国及びその他の国における商標


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