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平成10年12月24日

日本電気株式会社

現行機種に比べ3倍以上の性能向上を実現した科学技術計算用
UNIXサーバ「TX7/V2500」の発売について

[TX7/V2500]
「TX7/V2500」

NECはこのたび、科学技術計算用のUNIX(注1)サーバ「TX7シリーズ」において、現行の最上位モデルに比べ1ノード(注2)当たり3倍以上の性能向上を実現した「TX7/V2500」を製品化し、本日より販売活動を開始いたしました。

新製品は、スカラ並列型のサーバであり、主な特長は以下の通りであります。

1.CPUに最新最高速クラスの64ビットRISCプロセッサ「PA-8500」 (クロック周波数440MHz、キャッシュサイズ1.5MB)を搭載しており、現行の最上位モデル「同V2250」に比べ、CPUの最大性能で約1.83倍の性能向上を図っている。また、1ノード当たりの最大CPU数および最大メモリ容量をそれぞれ現行機種比2倍の32個、32GBに拡大していることから、1ノード当たり、現行機種に比べて3.6倍以上の最大性能の向上を実現している。

2.最大4ノードまで接続し、CPU数を128個、メモリ容量を128GBまで拡 張可能としながら、全体をひとつのシステムとして利用可能な「スケーラブル・コンピューティング・アーキテクチャ(SCA)」構成も可能としている。これにより、システム当たりの最大性能において、現行機種に比べ14倍以上の向上を実現している。また、SCA構成を実現するため、キャッシュコヒーレンシ制御cc−NUMA:注3)を採用しており、各ノードのメモリを全体としてひとつのメモリのように利用できることから、並列処理などのプログラミングが容易であり、既存アプリケーションソフトウェアもそのまま利用することができる。

3.入出力性能について、1ノード当たり最大1.9Gバイト/秒、SCA構成時 では最大7.6Gバイト/秒と業界最高クラスを実現している。また、SCA構成時は、各ノード間を最大データ転送速度3.84GB/秒の高速なネット ワーク(メモリ・インターコネクト)で接続していることから、CPUのみならずシステム全体の高性能化を図るとともに、CPUやノードの増設によりスケーラブルな性能向上を実現することができる。

新製品の基本システム価格、出荷開始時期は以下の通りであります。

製品名 基本システム価格 出荷開始時期
TX7/V2500 7,100万円から 平成11年3月

NECでは、「TX7シリーズ」について、今後3年間で300システムの販売を見込んでおります。

近年、科学技術計算などを中心としたハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)分野においては、より高速・高性能で拡張性の高いスケーラブルな計算能力が求められております。
NECでは、こうしたニーズに応えるため、大幅な性能拡大を図るとともにSCA構成を可能とした「同V2500」を製品化いたしました。同製品は、NECのベクトル型スーパーコンピュータ「SXシリーズ」の開発思想である「高性能」と「使いやすさ」の両立を踏襲するものであり、多数・複合ジョブにおいて高い処理能力(スループット性能)が必要とされる大学計算センター、電力系統シミュレーションや遺伝子(ゲノム)解析などのスカラ並列型に適したプログラムを利用している公的研究機関、機械設計(MDA)や電気設計(EDA)などの解析・設計業務と製品データ管理(PDM)やファイル管理などの業務を同一サーバで総合的に処理を行っている企業の研究開発・製品開発部門などにおける利用に適した製品であります。

なお新製品の主な仕様については別紙をご参照ください。

以 上


<備考>標準価格に消費税は含まれておりません。
(注1) UNIXは、The Open Groupの登録商標。
(注2) 「ノード」とは、メモリを共有する独立した演算処理単位(CPUのかたまり)。
(注3) cc−NUMA:cache coherent Non-Uniform Memory Accessの略で、物理的に分散されたメモリを論理的に共有にみせる仕組み(分散共有メモリ機構)。


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