[C&C for Human Potential / NEC Corporation] search index
平成11年7月21日

日本電気株式会社

Linux版のSXシリーズ用プログラム開発環境ソフトの発売について

〜スーパーコンピュータのソフトをPC上で開発〜


NECはこのたび、UNIX(注1)系基本ソフト(OS)の標準仕様であるPOSIX(注2)に準拠したOSとして知られているLinux(注3)に対応したスーパコンピュータ用プログラム開発環境ソフトを製品化し、本日より販売活動を開始いたしました。

新製品は、従来から各種UNIXワークステーションやサーバ用として提供しておりました、スーパーコンピュータ「SX−5シリーズ」やHPCサーバ「SX−5S」上で実行させるアプリケーションプログラムを開発するためのソフトウェア「クロスコンパイラ」や統合プログラム開発環境「PSUITE(ピー・スウィート)」などのLinux対応版であります。これにより、「SXシリーズ」にネットワークで接続されたLinuxを搭載したパソコンなどからも「SXシリーズ」のプログラム開発が可能になり、開発環境がより一層拡大されます。

新製品の概要および主な特長は以下の通りであります。

1.クロス開発環境

今回提供するクロスコンパイラや、プログラムやライブラリをつなぐリンカを利用することにより、「SXシリーズ」上で実行可能な、開発言語であるFORTRANやメッセージ通信ライブラリであるMPI(メッセージ・パッシング・インタフェース)のオブジェクトコード(ロードモジュール)の開発が可能となっている。これにより、「SXシリーズ」にかかる負荷が軽減され、スーパコンピュータ本体はプログラムの実行に専念することが可能になり、CPU資源の効率化を実現している。

2.統合プログラム開発環境「PSUITE」

プログラムのデバッグや高速化のための性能チューニングが、使いやすいGUI画面上で行えることにより、プログラム開発の大幅な効率化を実現している。

新製品の標準価格は、次の通りであります。

製品名 標準価格
クロス開発環境キット「CROSS-kit/SX」 24万円〜
「FOTRAN90/SXクロスコンパイラ」 24万円〜
「MPI/SX」 4.8万円〜
統合プログラム開発環境「PSUITEクライアント」 24万円〜
性能解析支援ツール「PSUITEperf/Lクライアント」 12万円〜

新製品はすべて、平成12年3月より出荷開始予定であり、今後3年間で合計2,000本(海外を含む)の販売を見込んでおります。

Linuxは自由に配布できる、独立したUNIX系のOSであり、低価格なパソコンなどのプラットフォーム上で動作可能であるため、特に科学技術計算や研究開発・エンジニアリング分野での最近の普及には国内外ともめざましいものがあります。このため、従来からワークステーションやサーバで提供していた、「SXシリーズ」用のプログラム開発環境をLinux環境で行うニーズが高まっております。NECではこのようなニーズにお応えし、今回の販売を開始したものであります。

新製品の機能および動作環境については別紙をご参照下さい。

以 上


(備考) 標準価格に消費税は含まれておりません。
(注1) UNIXは、The Open Groupの登録商標。
(注2) POSIXは、IEEE 1003.1標準によって規定されたアプリケー ションのためのUNIXシステムインターフェース。
(注3) Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標。


個人情報保護   ご利用条件   お問い合わせ

Copyright NEC Corporation. All rights reserved.