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C&Cって知っていますか?1977年に当時のNECの会長が国際会議で提唱した概念です。「C(Computer)とC(Communication) がいずれ融合し、世界の人々がいつでも、どこでも、どこからでも会話できるようになる。さらに、コンピュータ同士がネットワークでつながって、人々に役立つ情報処理を行うようになる」との予測でした。その当時は、CとCが融合するなんて信じられないとの感想もあったほど。 しかしながら、30年経た今では、コンピュータとネットワークは切り離して考えることはできませんね。 30年間、その概念を実現すべく、NECは弛まぬ努力をしてきました。それでは、これから30年後にはどのような世界が実現できるのでしょうか。それを研究するのがこの研究所のミッションです。
次の30年後の社会の中での情報通信技術のあるべき姿を探るには、単に情報通信技術の将来を考えるだけでなく、将来に向けての社会動向、技術動向を見極めながら、人を中心として、人と人や社会、環境、エネルギーの関わり合いが今後どうあるべきかについての検討も必要です。しかしながら、「人」をとりまく将来像の検討は、工学的な研究をするだけではなしえないと考えており、社会学、経済学、心理学、物理学、芸術など多様な分野の研究者や衣食住に関わる技術者などとの多様なコラボレーションを通して、研究推進しています。
山田 敬嗣
私たちの研究のゴールは、人を中心として、人、モノ、社会、環境、エネルギーをつなぎ合わせる技術を実現、提供することで、NECの企業理念でもある「世界の人々が互いに理解を深め、人間性を十分に発揮する豊かな社会の実現」を目指すことにあります。この目標に向けて、私たちは、相互理解を深めるためには何を実現すべきか、また人間性を発揮するために情報システムは何をすべきかを明らかにする研究を推進しています。

下図の右側は、特にコミュニケーション技術の革新をねらい、同左側は人間性の発揮のため創造性強化の方向を示します。その中で、同図上方では、世界全体からの視点での必要技術を、同図下方では、一人ひとりを支援する技術について示しています。今後、これらの課題以外にも人と環境、人とエネルギーの関係を支援する技術開発にも取り組んでいきます。

このような長期的研究をNEC単独で実行することは困難であり、多様な研究機関、研究者、芸術家などとのオープンコラボレーションを通して研究を推進します。また、研究環境についてもオープン環境を提供し、NEC以外の方々が気軽に来所、共同研究できるようにしています。

私たちは、人間・社会と、情報システムとの融合を考える上で、現在考えているテーマを紹介します。
人のひらめきの強化と、伝播のモデル化、システム化を行い、コミュニティや社会での創造活動の基盤システムの研究を行います。
人と人、人と社会のコミュニケーションのモデル化や高度化の研究を行います。これを通して、新たなコミュニケーションサービスを、開発、評価することで、心が通じるためのコミュニケーションシステムを実現します。