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RFIDは部分的な試験的導入から本格的な実用段階に入ってきています。RFIDを、「グローバルな経営体制への対応を迫られている企業のマネジメント革新に役立つキーテクノロジー」と捉えているNECは、「NEC RFIDトータルソリューション」を展開して、多様化・高度化するお客様のニーズに応えて参りたいと考えています。関連デバイスやソフトウェア、活用現場を想定した検証、さらにはSI(システムインテグレーション)までをカバーするこのソリューションは、RFIDの迅速・確実な導入を実現し、ユビキタス時代に対応した企業の経営革新を実現させます。
ユビキタス社会を実現するための重要な社会インフラとして、NGN(次世代ネットワーク:Next Generation Network)の具体化が進んでいます。NGN時代に向けて、企業間情報連携を強化する基盤技術の一つと考えられるRFIDは、高機能化と世界標準化が進み、普及拡大の諸条件が整備されたと言えるでしょう。今後、物流・流通領域での活用機会拡大に加え、様々な業種における認証・セキュリティ・資産管理等での活用領域の多様化が予測されます。サプライチェーンに新たな付加価値を生み出す「個品管理」への注目度も高まっており、CRMへの展開が視野に入ってくるなど、RFID市場は急速に拡大する事が期待されています。
これらの市場予測を踏まえ、NECが考えるRFIDの新たな可能性とは、「現場業務の最適化」の実現にとどまらず、企業内/企業間のデータ連携とデータ活用を通して、経営そのものを革新するキーテクノロジーである事です。
NECが考える経営革新におけるRFIDソリューションのメリットとは、リアルタイムデータの把握と連携によって、全社的なサプライチェーン改革やバリューチェーン強化に活用できる点です。生産管理・調達・在庫管理・一括検品などの工程において、問題を瞬時に把握し、迅速な意思決定に繋げる「リアルタイム・マネジメント」。工程管理・履歴管理において情報をライフサイクルの視点で最適化する「ライフサイクル・マネジメント」。利便性に伴う多岐に亘るリスクへの対応に不可欠である「リスク・マネジメント」。これら3つの視点でバリューチェーンの強化を図らなければならない、と考えるNECは、「NEC RFIDトータルソリューション」こそサプライチェーン最適化の推進力であると確信しています。
RFIDが可能にするサプライチェーン
NECは、RFIDソリューションによって、企業のグローバルなビジネス展開も今後、より円滑で活発になると考えています。RFID事業の強化を図るために、NECは様々な製品を提供しています。 世界最大の標準化団体であるEPCglobalが策定した「EPCglobal Class1 Gen2」規格に完全準拠したRFIDリーダライタ/RFIDプリンタ/RFIDタグ。 デバイスから取得したデータを業務システムにつなぐためのミドルウェア「RFID Manager」「RFID Manager Information Service」。様々な業務に応じたソリューションラインナップ。 NECは、これら製品群の連携強化によって、グローバルなサプライチェーンマネジメントの確立や、タイムリーで確実な情報のトレースなどを可能にする事で、企業が国際間の物流をより円滑に管理する事ができると考えています。
RFID活用を業務改革に繋げるには、RFIDタグやリーダ・ライタなどのデバイス導入だけでなく、SI(システム・インテグレーション)が不可欠です。
NECは、自社およびお客様企業での導入経験から、RFIDを使う現場は複雑な電波条件にさらされていることを熟知しています。例えば、電波の出力、アンテナの方向、商品の状態、周辺のモノの存在などによって、読み取り精度は大きく左右されます。これらを実際の現場で正確に測定し、的確な対策をとるには、高度な電波(無線)技術と豊富な現場経験が必要になります。 NECが“サイト(現場)エンジニアリング”と呼ぶ現場での調整サービスも、通信・放送・ネットワーク分野で蓄積した電波技術を持つNECだからこそ提供できると自負しております。
NECは、グループ企業の調達・生産・物流などの業務に、実際にRFID統合ソリューションを導入し、在庫削減、生産効率向上、出荷リードタイムの大幅短縮などの成果を挙げています。また同時に、多くの国家プロジェクトや社会実験にも参画し、EPCglobalには2004年5月に日系ITベンダーとして初めてのパートナー会員となって以来、RFIDの標準化活動を積極的に推進してきました。更に2005年10月には、日系ITベンダーとして初めてのエンドユーザ会員にもなりました。こうした着実な取り組みから、RFIDソリューションの導入実績が多数生まれています。
NECは、2006年秋、「RFIDイノベーションセンター」を開設しました。この施設は、お客様がRFIDを実際に使う環境を模擬的に再現し、導入における課題発見と解決支援にご活用頂いております。 日本よりRFIDの導入が進んでいる米国でも、主に大学や公益法人などがこのような設備を持つセンターの運営に携わっており、RFIDベンダーの設立例は、世界でも決して多くはありません。 当設備を利用されたお客様からは、「実際の商材を使って、本番導入と同じ環境で実験が行えた」「課題が明確になった」等の好意的な評価を頂いており、RFID導入における牽引力として、更なる活用が期待されています。
コンサルティングからアプリケーション、ミドルウェア、デバイスまで、RFID導入に必要な全てのニーズをカバーする、垂直統合型のソリューション体系。長年にわたるRFID関連の研究開発、実証実験により積み重ねられたノウハウ。自ら製造業として蓄積してきた経験。NECは、その総合力と技術力の結集により、お客様のRFID導入を強力に支援し、豊かなユビキタス社会の実現と、グローバル化する日本企業の業務革新・経営革新に貢献して参ります。
